「なは」号の到着と入れ替わるようにホームを飛び出したのは、博多行きの「リレーつばめ」30号。 7両の「つばめ」編成に、4両の「ありあけ」編成を増結した堂々の11両編成! メタリックの重厚なボディが11両も連なっている様は、「特別急行」らしい風格のある姿です。 先頭車同士の併結部分は、メカニカルなフェイスが顔合わせ。「つばめ」と「ありあけ」の ボディカラーのコントラストが眩しい! |
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熊本駅の豊肥本線ホーム。 この夏で運行を終了する「あそBOY」へといざなう、ウエスタン調の看板がどこか寂しげに・・。 結局、「あそBOY」に乗ったのはこの時の1回だけになってしまいました。 |
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熊本駅の脇にある車両基地には、こんな年代モノの車庫が残っています。 大正生まれのハチロク「あそBOY」とのツーショットが似合いそうな感じですが・・ 九州新幹線の熊本駅建設工事も本格化しているようで、ゆくゆくは姿を消してしまうのでしょうか・・ |
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さて、次は鹿児島本線の特急「有明」号で、今来た道を「博多」まで戻ります。 「ジョイロード東京支店」の閉鎖で、昨日のうちにナイスゴーイングカード割引で「有明」号の切符を買えなかったので、 一度改札口を出てみどりの窓口へ向かいます。 ナイスゴーイングカードを提示すればグリーン料金も割引対象になり、九州の特急の豪華なグリーン席が驚きの価格で乗車できます! 今日はさらに、切符と一緒に「ドリンク引換券」も渡されました。一部の特急では客室乗務員が乗車してなくて、グリーン車を利用してもドリンクサービスを受けられないことが あったのですが、この引換券があれば駅の売店でドリンクを手にすることができます。 |
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ホームで電車を待っていると、ステンレスの通勤電車に混じって・・常磐線の電車がやって来ました(嘘) 「なんか415系と違うような・・?」と思っていたら、サイドに3つあるドアの真ん中がいかも改造で付けたような 違和感。形式を見てみると「クモハ717-901」と、なんだか“試作車・試験車”っぽいナンバリングになっています。 (旅行から帰ってきて、この電車について調べてみたら・・ 元々は急行電車に使われていた2つドアの457系を近郊型に改造したものだそうです。) |
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博多行き「リレーつばめ」32号。この電車も前に「ありあけ」編成を増結するので、その作業のためしばらく停車。 「つばめ」編成の4号車には「サハ787-207」。 実は「久しぶり〜!ずいぶん大変身しちゃったんだねぇ」と懐かしの会話を交わす間柄だったりします。 なぜかというと、この時に“彼女”とは付き合いがあったからだったりするから。 |
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「リレーつばめ」32号と入れ替わりに姿を現した815系。 九州で会うたびに「カエルちゃん」という愛称で呼んであげたくなるような、「九州」では珍しい“三枚目キャラ”の顔つきです。 今日出会ったのは、前々から撮りたかった「熊本駅ビル“フレスタ”ラッピング」のド派手なカエルちゃん(笑) ドーンデザイン・水戸岡先生のイラストがボディいっぱいに散りばめられた、仰天の電車です。 よ〜く見ると、ドアの窓越しにこちらを見ているような「騙し絵」っぽいものもあって面白いです。 |
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さてさて、乗車予定の「有明」8号が入線してきました。 実は、最初の予定では「なは」号から後続の「リレーつばめ」に乗って、九州新幹線経由で鹿児島へ向かう予定だったのですが・・・ 出発の数日前に、「有明」号で博多へ戻って、空路で鹿児島へ向かう行程に、急遽変更しました。 わざわざ変更をかけたのは、福岡空港からすっかり搭乗チャンスの減ってしまったYS-11機に乗るという目的もあるのですが・・・ この「有明」8号も、その「目的」のひとつでもあります。 |
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その「目的」たる理由が、コレ。 「有明」8号には、わずかに2編成が存続されている旧「つばめ」仕様の787系が投入されているからです。 ほとんどの787系が、 木目調とブラウン系モケットにリニューアルされた「リレーつばめ」仕様に生まれ変わりましたが、 この編成では、かつての「787系つばめ」時代の雰囲気で旅を楽しめる、というわけです。 この落ち着いた雰囲気のグリーン・オープンキャビン、懐かしいですねぇ。 |
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さきほど切符を購入した窓口で空席を尋ねて、1席も売れていない(!)のをいいことに、 一人で乗車なのにこの区画を指名買いしてみました。 いやぁ、あの格安なナイスゴーイング料金で「トップキャビン」を貸切り状態って・・・ JR九州さん、ホントにありがとうございます。 |
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熊本駅を発車した「有明」8号。 グリーン車は「個室」も含めて、私以外のほかは乗客はホントにゼロ! さきほど「なは」号で辿った一面の緑の中を、「なは」号の時とは比べ物にならない速さで突っ走っていきます。 |
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昨日の晩に「なは」号の車内で、デジカメからパソコンへの画像の転送は終えておいたのですが、 画像の整理途中で力尽きて寝てしまいました。 「トップキャビン」では大きな木製テーブルが設置されていて、しかも今日は他の人に気兼ねすることなく テーブルをいっぱいに使えるので、iBookを取り出して画像整理の続きをしておきました。 博多までの所要時間は、1時間30分。時間はたっぷりあります。 |
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高性能のiBook君のおかげで画像整理も20分ほどで終了。 「有明」号では客室乗務員さんも乗務しておらず、車内サービスもないのでちょっと手持ち無沙汰になってきました。 せっかく「旧・つばめ」仕様車に乗っているのですから、他の車両も見に行って見ましょう! 普通車では、こんなハデハデなモケットの車両が残っていました。これは「かもめ」用に787系を増備したときに採用された モケットですね。 |
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前のビュッフェ部分は跡形もなく、「リレーつばめ」仕様の新シートが設置されていましたが・・・ 隣接する「セミ・コンパートメント」部分は、「リレつば」仕様に衣替えされておらず、これまた「かもめ」用増備時の姿の、 ブルーとグリーンのモケットのまま残されていました。 |
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さらには、こんなものまで!! 車内案内用の特製シールは、小倉工場などの整備工場で簡単に作れるようになっていると聞いたことがあるので、 とっくの昔に新しいものに貼り変えられていてもおかしくないのですが・・? JR九州の「ビュッフェ」に対する格段の想いから、ひっそりと残されているんでしょうか。 |
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サニタリーコーナーも、ギラギラメタメタが眩しい「アルミパネル」スタイルのままの姿で残されていました。 この「近未来」的な雰囲気こそ、「平成の“特急つばめ”」・・・・ですよね! このほか各車両のデッキや電話ブース・コモンスペースに至るまで、4号車のビュッフェ改造「サハ787-200」以外は、 全く「リレつば」仕様改造への手が加えられておらず、「つばめ」が博多−西鹿児島を走破していた頃の雰囲気がそのままに 残されていました。 |
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一通り車内を見て、以前の雰囲気が色濃く残っていると実感できると、まるで「有明」ではなく 西鹿児島からの上り特急「つばめ」に乗っているような気分になってきました。 しかし、列車は特急「有明」らしく、こまめに駅に停まっては乗客を拾いながら「博多」を目指してひた走ります。 |
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ふと、座席のオーディオパネルに目をやると・・・なんと電源が生きた状態になっていました。 九州新幹線の開通を待たずに、一足先に特急「つばめ」時代にオーディオサービスは終了となっているはずなのですが・・・ ためしに手持ちのイヤホンを差し込んでみると・・・・やはりかすかに「ザザー」と雑音がするだけでした。 |
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かつての「つばめ」気分のまま、列車は定刻に「博多」駅に到着。 通勤時間帯に各駅にこまめに停車してきたのが分かるように、「熊本」発車時とは 比べ物にならないほどの乗客がホームへと吐き出されていきます。 さて、私も福岡空港へと急がなければ・・! |