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ほぼ定刻にドアクローズとなり、いよいよ出発です。
到着便のランディング待ちで若干タキシーウェイ上で待たされました。
「なにが来るのかな〜?」と思って外を見ていると・・・なんと全日空のクラシック・ジャンボでした!
YSとクラシック・ジャンボ、どちらも退役目前なだけに、ぜひ昨日の撮影中に絡んで欲しかった・・・。
ジャンボがランウェイから退くと、こちらがランウェイに進入。一気に加速、甲高いダートエンジンを響かせて・・・エアボーン!
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今日の座席番号は「14D」。離陸着陸の時にフラップの動きがよ〜く観察できる、ちょっとマニア向けの座席です。
この席だと、窓からプロペラまではちょっと距離がありますね・・・。プロペラ観察派の方は2〜5番くらいの席が
おすすめです。
順行飛行になったので、キスデジを取り出してちょっと遊んでみました。
シャッター速度を1/60で遅めにして、ISO感度を100に落とします。カメラをしっかり持って、シャッター!
見事、プロペラが円を描く画像が撮れました〜!
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ベルトサインが消えると、昨日と同じくテキパキと機内サービスが始まります。
キャンディサービスでもらった包みは、JACのものとJALのものがミックスされていました。
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レトロなコントロールパネル。スポットエアと読書灯、CAコールボタンがワンセットになっています。
YSの機内は昼間のフライトでもけっこう薄暗いです。窓際席は窓が低い位置にあるので手元がそこそこ明るいのですが
通路側は、雑誌や新聞を読むにはちょっと暗め。
このフライトでも、読書灯を点けている席がかなり見受けられました。
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シート背面のマガジンポケットには機内誌やディスポーザルバッグと一緒に「安全のしおり」が入っています。
しおりに描かれたYSのイラスト。なんと「JAノL」ロゴになっています。
引退が近いYSにはこの「ライジング・サン」カラーが施されることはないでしょうね。
しかも、一見「YS」なのですが、よ〜く見ると・・・垂直尾翼が「SAAB340」じゃないかぁ〜!
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気が付けば、YSはすでに熊本県あたりの広々とした平野部を飛んでいました。
己の翼を境目に、「地上」と「天空」をあいだを作り出すYS。
空に近く、地面にも近い不思議な場所をゆっくりと飛んでいきます。
「地上から空を望めばYSの機影が見えるのかなぁ・・・?」
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ドリンクサービスが回ってきたのですが、後ろの席だったのでドリンクを載せたトレーはカラッポ。
声掛けをして希望のドリンクをオーダーしたのですが、機内真ん中あたりの席からオーダーが相次いでいたようで、
残念ながらわずかな巡航時間の間にドリンクが私の元に届くことはありませんでした(涙)
(というか、ドリンクサービスの後に絵はがき配布があったので、オーダーを忘れ去られていた可能性大・・)
この「JA8768」のドリンクホルダーは引き出し式のものでした。
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今日のフライトも「絵はがき配布」で機内サービス終了。
昨日もらったのは青い紙の帯で綴じられたものでしたが、今日のは白い紙の帯で綴じられていました。
両方とも同じものがセットになっているのか思っていたのですが、自宅に帰ってきて両方見てみると、
内容が異なっていました。
JACさんもなかなか粋なことやるじゃなーい!!
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住宅地やビルが立ち並ぶ中をどんどん低空飛行になっていくYS。
福岡空港ってホントに「街のド真ん中」にある空港だというのがよく分かります。
フラップをビロ〜ンを引き出して・・・・ガクン、ゴロゴロゴロゴロ〜・・! と軽いショックだけを残すドッシリとしたランディング。
ジャンボのように轟音立てて逆噴射することもないので、すぐにGから開放されて、あとはクルマのように道の上を自走していきます。
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ジャンボやトリプルセブンが居並ぶターミナルから少し離れた、1ビルのエプロンにスポットイン。
ステアウェイを一歩一歩踏みしめるようにして、機内からエプロンへ。
小型プロペラ機が集まるエリアならではの「ほんわか」とした雰囲気で、
まるでターミナルの中で、ここだけ時間の流れが違うような感じです。
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←ドアップで、YSじいちゃんの味のある顔をお楽しみ下さい〜!
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バゲージクレイムへ続く通路を進み、ふと振り返ると・・・次のフライト準備に大忙しのYSの姿が見えました。
鹿児島〜種子島〜鹿児島〜福岡と、午前中だけで3レグ飛んできたYSじいちゃん。
この後、福岡〜高知竜馬〜福岡〜徳島と、四国へ向けてさらに3レグ飛ぶスケジュールが待っています。
最後の日まで、がんばれYSじいちゃん〜!!
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