ANAの74R、ファイナルアプローチ!
「きょう、スーパージャンボで。」の旅


Step02:「疑心暗鬼と期待膨らむ、新エアポート」




さて、明けて翌日。 ウェブの空席案内、「757便」の機種はまだ「74R」の表示のままで一安心。

予定では夕方のフライトですが、「スーパーシート・プレミアム」へのアップグレードをしたいのと、
初の「羽田空港第2ターミナル」からの出発なのでいろいろ見ておきたいなぁと思い、昼前には自宅を出るようにしました。

・・と、その前に念には念を入れて、ANAの「国内線案内」に電話をして今日の「757便」の機種確認。
オペレーターさんはすぐに調べてくれました。電話口での私の聞き方で「飛行機好き」だと分かってくれたのでしょうか、
「本日の757便は“B74R”、JA8174の予定となっています」
なんと、機体レジ番号まで教えてくれました(笑) この時点で今日の「757便」は「ボーイング747-200B」、
かつてロサンゼルス線やワシントンDC線で活躍した、元「国際線仕様」機ということが判明しました。




さて、やって来ました「羽田空港第2ターミナル」

ショッピングモールや展望デッキには何度か来たことがありますが、 こうして「飛行機に乗る」という本来の空港利用の目的で訪れるのは初めて。ちょっとドキドキ。

インターネットの「チケットレス決済」で航空券を購入したので、自動チェックイン機にクレジットカードを入れるだけの 「スマート・チェックイン」。これも初体験だったのですが、すごい簡単でビックリしました。


で、発券された搭乗券を持って、さっそく「スーパーシート専用カウンター」へ。
「スーパーシート」へのアップグレードをお願いするのですが、 機種確認のため「2階席のスーパーシートですか?」と訊くと、カウンターのお姉さんは 「そうです。2階席になります。」

スーパーシートが2階席にあるのは「74R」だけなので、これで今日の757便は「スーパージャンボ」なのが 確定的になりました。


じゃじゃーん! やっと手に入れた「74R」のスーパーシート券です。
座席は「75A」を指定しました。最後列の席なので後ろに席が無く、気兼ねなく思う存分リクライニングできる座席です。

ちなみに、私は「ユナイテッド航空」の「マイレージ・プラス」に入会してます。同じ「スターアライアンス・メンバー」の全日空の マイレージも貯められますし、この「マイレージ・プラス」は3年に1度、マイレージがわずかでも加算されれば、 今まで貯めた全てのマイレージがずーっと延長されるので、実質、貯めたマイルの有効期限がありません。
「飛行機に乗るのは、年に数回でANA贔屓」という人にはおすすめです。


展望デッキにやってきました。
最初のうちは小雨だったのが、だんだん霧雨になってきて、じきに本降りになってしまいました。

雨降りになる前に撮ることができた、今日イチバンの「お気に入りショット」
奥・手前とも「スーパージャンボ」。2機しかない「B747-200B」を、 2機並んで1枚の画像の中に収めることに成功してしまいました。

今回の旅のテーマにはもってこいの1枚が撮れて、「いやいやラッキー!」


雨降りの中、展望デッキにいてもしょうがないので、セキュリティゲートから出発コンコースへと入ることにしました。

「スーパーシート」の利用者は、スーパーシートカウンターの脇から専用ゲートへと進むことができます。

「スーパーシート」の利用者専用のセキュリティゲートはこんな感じ。

となりの一般用ゲートが大行列なのがウソみたいに、スムーズにセキュリティチェックを受けることができます。 床はカーペット敷きで、フロストガラスはANAのテーマカラーのブルーがうっすらと色付けされています。

一般ゲートの殺気立った雰囲気は全く無く、どことなくゴージャスな雰囲気が漂います。


セキュリティゲートを抜けると、まず目に入ってくるのが「ゲート・インフォメーションボード」

搭乗ゲートの場所と、そのゲートから出る先発・次発の便が表示されています。


51番から65番のゲートはボーディングブリッジからの搭乗が可能。100〜109番ゲートはバスに乗って沖留めスポットへと移動する搭乗ゲート。

動く歩道は横幅がかなり広げられています。1ビルのコンコースにある動く歩道に比べると、1.5倍くらい幅広になっているようです。
のんびり歩く人の脇を、急いで追い越すのもラクラクですが・・・搭乗時間には余裕を持って空港に来ましょうね。


出発客と到着客の流動が完全に分離されている「羽田2ビル」。

搭乗ロビーからは、到着客がバゲージクレイムへと向かう到着コンコースが見下ろせます。


さらに横から見るとこんな感じ。

左下が到着コンコース、右上のガラスの向こうが出発コンコースになります。


ボーディングブリッジも出発/到着の動線が完全に分離されています。

上下2段のスロープになっていて、左のガラス奥が搭乗ブリッジ。右側の手前に向かって下るスロープになっているのが 降機ブリッジになっています。

奥に見える丸窓のドアはスライド式になっていて、 降機時には搭乗ブリッジを塞ぎ、搭乗時には降機ブリッジを塞いで、利用者の逆流を防いでいます。


搭乗ロビーでの待ち時間に飛行機を眺めるのが楽しみ!という人も多いと思いますが、 羽田2ビルはあんまり楽しめません。

海をバックに行き交う飛行機はよく見えるのですが、飛行機の写真を撮ろうとすると この有様。これじゃあピカチューも檻の中にいるみたい・・・(T_T)


じゃあ、全然飛行機撮影には向かないのかというと・・・

やってきたのは51番から57番の搭乗ゲートがある「北ピア」。
おや、外に向いた窓ガラスが、さっきとちょっと違うようですよ・・・?!


51番から54番の搭乗ゲートは「沖留めエリア」のほうを向いていて、このようにすっきりと飛行機の画像を撮影できます。


「テクノ・ジャンボ」だって、この迫力!


「沖留めスポット」にはこんな飛行機が翼を休めていました。


51番から57番の搭乗ゲートがある「北ピア」には、こんなスペースが無料開放されています。

もし子供がグズっても・・・ここは一種「子供天国」ですから子供がギャンギャン泣いても、そんなに 周りの人目を気にせずに済みそうです。

ちなみにこのキッズコーナーのさらに向こう、「AIR DO」の電照広告のある壁の奥はサニタリーコーナーで、 ベビーベッドなども完備されています。


マーケットプレイスに近い「Bセキュリティゲート」から51番から57番の搭乗ゲートがある「北ピア」、 または東急エクセルホテルに近い「Aセキュリティゲート」から主要幹線がメインに発着する60〜65番ゲートは かなりの距離があります。

お年寄りの方や足腰の弱い方のために、セキュリティゲートの向こうでは「電動カート」が待っています。
利用はもちろん無料で、係員さんもゲートを通過してきたお年を召した方などに積極的に声掛けをしているようです。


メインスポットに集うのはANAの機材だけ。搭乗ロビーから見えるのは「トリトンブルー」の飛行機と海。

テクノ・ジャンボが、ポケモン・ジャンボが、トリプルセブンが、次々とスポットへの出入りを繰り返しています。


こんな「シンボリック」な光景が、ごく普通に見られます。

「ANAファン」にはたまりませんねぇ。(逆に、JALファンには気分悪いかも・・・(^_^;)









さて、搭乗券に記載された「58番搭乗ゲート」へとやってきました。

自分が乗る「ANA757便」の前の、富山行き「ANA889便」の搭乗待ちのインフォメーションが流れていました。

ボーディング・ボードには「機種」から「マイル数」、「現地の天気」までがイラストを交えて分かりやすく表示されます。 こういうのって、なんで今まで無かったんでしょうね。けっこうコレ、お気に入りです。


富山行きの乗客に混ざって、ゲートロビーで腰掛けて待っていると・・・

突然こんな案内がモニターに出てきました。
「おやおや・・」と腰を上げて、変更先の60番ゲートへと向かいます。


変更指定先の「60番搭乗ゲート」へとやってきました。ちょうど鹿児島行き「ANA627便」のボーディングが始まったところ。

「機種」は「ボーイング777-200」で、イラストにはスターアライアンス・カラーのトリプルセブン。 外を見ると、実際の機体もスターアライアンス・カラーを纏っていました。
「スペシャルカラー」の場合は、そのカラーの機種が表示されるのかな?と思いましたが、 「ポケモンジェット」がいるスポットの搭乗ゲートでこの案内板を見ていると・・・トリトンブルーのジャンボ機が 表示されていたので、特にそういう使い分けがされているようではないようです。


鹿児島行きの乗客があらかた搭乗していくのをロビーで腰掛けて見ていると・・・
またもや突然こんな案内がモニターに出てきました!

2回目の搭乗ゲート変更はさすがに胸騒ぎがしてきました。
次の変更先のゲートは「109番」。ボーディングブリッジから直接搭乗するゲートではなく、 バスで沖留めエリアへ移動して飛行機に乗り込むゲートなのです。

「沖留めされたジャンボ機に直接搭乗?!」・・・土壇場での「機種変更」の文字が ドヨドヨと頭の中を覆い始めます・・・。


とりあえず、指定された「109番」搭乗口へと向かいます。

100番から109番の搭乗口がある「バス出発コンコース」は、2ビルの「メインターミナル」から「北ピア」へ伸びる通路の途中にあります。 「お勝手口」というか「おまけゲート」というか・・・とにかく大ターミナルからローカル・ターミナルへ 追いやられたような気がしてくるゲートです(笑)

エスカレーターで建物1階の「バス出発コンコース」へと降りていくと・・・・


ターミナル1階、100番台の搭乗口がある「バス出発コンコース」です。

「バ、バスターミナル??!」 コレ、第一印象(笑)
地方路線や離島路線に就航している「ボーイング737」への搭乗がお似合いな感じのコンコース。 到底「これからジャンボに乗りま〜す」って感じはありません。

「でえぇぇ〜・・、やっぱり元の『B767-300』に機種変更になったのかなぁ・・?!」  スーパージャンボに乗るためだけに今日、こうしてここにいるのに。いまさら機種変更になったら 本気で泣いちゃいますよ・・。




           







-SONIC RAIL GARDEN-

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