さて、岡山からは新幹線の乗り継ぎで、一気に下関まで西下します。 岡山駅で新幹線の自由席特急券を購入。 新幹線コンコースでこんなパンフレットを見つけました。 「山陽新幹線 博多開業30周年記念」の「0系ひかり号記念運転」のパンフレット。0系の愛嬌ある顔がドドーンと描かれた インパクトのあるパンフレットで、かなり目を引きます。 スーツ姿のビジネスマンも「なんだ?!」って感じで、このパンフレットを手にしていました。 |
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今までの旅行では「のぞみ」の恩恵を受けたことは一度もなく、 「のぞみ」そのものにも乗ったことがないのですが、今回は「のぞみ」のおかげで岡山での滞在時間を伸ばすことができました。 私のとっての初めての「のぞみ」は、JR西日本が誇る「500系のぞみ」となりました。 戦闘機のような長〜いノーズに続いて丸い車体。ブルーとパープルがベースのカラーリング。 見慣れた300系や700系とは違って、否が応にも気分が高まります! |
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東京駅で見る「のぞみ」はいつも満席で混雑しているイメージがあるのですが、山陽区間ではだいぶ空席もあるようで、 自由席の行列の全員が着席できました。 側面が丸く窄まる車内はいつ見ても「未来的」ですねぇ。 途中では最高時速300km/hも体感できました! こちらから時速300km/hの動画が見られます。 (AVI形式/約30秒/約5MB/音声なし/2005.01.31) |
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「のぞみ」の車内でちょっと遅めのお昼ご飯。 岡山駅で買った駅弁は「味(み)よし弁当」。先の山陽新幹線博多開業30周年記念イベントの一環として、 各駅で発売されている「復刻駅弁」です。 中身はこんな感じで、いわゆる「幕の内」ですね。 現代の「幕の内」は内容も凝ったものが多く、それこそ「ほかに食べたいのがないから仕方なく幕の内」より 「いろいろ入ってて色とりどりだから幕の内」と選ばれて買われることが多いみたいですが・・・この復刻弁当はたいへんシンプルで素朴な内容。 世界最高速をマークする最先端新幹線500系で食べる30年前の駅弁。ちょっと不思議な感じでした。 |
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弁当を食べ終わってお茶をすすっていると、もう「広島に到着します」と放送が流れます。 岡山−広島間約160キロを30分ほどで駆け抜けてしまいました。(ほぼずっと時速300キロ運転していた計算になりますが・・・?!) さっきまでの路面電車でゴトゴト揺られてのんびり移動していた感覚が身体に残っているので、この高速移動に感覚がついていけない感じです。 急いで降り支度をして、デッキに出る頃にはもう広島駅のホームに滑り込んでいました。さすがは「のぞみ」号。その速さは伊達ではありませんね。 |
500系「のぞみ」から乗り継ぐのは、0系「こだま」。 シャープな500系から真ん丸な0系へ・新幹線最高速から新幹線最低速へ・超特急「のぞみ」からドン行「こだま」への乗り継ぎは、 実は予定すべくして今日実行に移した、当初の目論見どおりでございます(笑) |
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6両編成の「こだま」号ですが、昼下がりという時間帯もあって、乗客の姿はまばら。 自由席では座席を向かい合わせにして足を投げ出して座る人、寝る人・・・。それぞれのラクな体勢でリラックスしています。 新幹線なので、もちろんそれなりにスピードは出ていますが、さきほどの500系に比べれば実にのんびりした走りです。 |
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3号車の半分は旧・ビュッフェスペース。 カウンターや椅子などがそのまま残されていて、調理カウンターの中にはコーヒーメーカーや冷蔵庫、電子レンジなど まだまだ使えそうな姿のまま放置されていました。せっかくの設備なのに、ちょっともったいないですね。 座席のほうが空いているなか、わざわざここに座る人の姿もなく、ビュッフェはガラーンとしていました。 ちなみに「こだま」号では車内販売もありませんでした。 |
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徳山のコンビナート群です。 ここ徳山で車内の乗客の半分くらいが入れ替わりました。 |
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「小郡」から改称した「新山口」に到着。(でもまだ「小郡」って駅名のほうに馴染みが・・) もっと乗り降りがあるのか思ったら、意外と乗る人も降りる人も少なかったです。 ホームにはこんな大きな看板が。そういや、こちらの列車もまだ乗ったことないですねぇ。 |
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広島から約1時間30分。本州側最西端の新幹線駅「新下関」で下車します。 同じ区間を700系「ひかりレールスター」は40分ほどで走りますから、0系「こだま」のゆったりのんびりぶりがお分かりいただけるかと 思いますが、意外と「こだま」号での新幹線各駅停車の旅ってのも悪くないかも。 新下関駅のホームに出ると、なんと雪がちらついていました! |
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新幹線ホームから山陽本線のホームへ移動。普通電車が来るのを待ちますが、その間にも雪の降りは激しくなり、だんだんと吹雪いてきました。 うわあ〜、この先の行程に遅れや運転打ち切りなんて発生しなければいいのですが〜! やってきた電車はなんと常磐線とそっくりなカラーリングの電車。下関までやってきて、なんだかヘンな気分です(笑) |
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「新下関」駅を出ると右手に4両編成の0系新幹線が見えました。 色も褪せて、車体もボロボロ・・・。廃車回送待ちなのかな? (・・・・と思っていましたが、自宅に帰ってきてから調べてみると「乗務員訓練用」の編成だそうです。 本線に顔を出すことはないそうで、稼動することもほとんどないそう。ちなみに原色0系はこれが最後なんだそうです。貴重!) 新下関駅の山陽線ホームからも望遠ズームを使えば撮影できるので、うまくやると上り「あさかぜ」とこの0系を 1枚の画像に収められるかも! |
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で、山陽線の電車に揺られて2駅目、「下関」で電車を下車します。 天井からぶら下がった駅名表示板には、海底トンネルを抜けた九州の「もじ」の2文字。 大好きな九州がもうすぐお隣ということで、電車に飛び乗ってしまいたくなります。 今日はここから乗る寝台特急がメインの旅路。いよいよ・・・と、気分も高揚してきました! |