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南の国で“のりもの三昧”の旅 の続き



【L特急】リレーつばめ31号 博多 6:00 → 新八代 7:43

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「熊本」を発車すると、あとは終点「新八代」へ向けてラストスパート。

急行「くまがわ」の特急格上げで、長年の任を解かれた水色のディーゼルカーが留置線の奥へと追いやられていました。
あの「アクアエクスプレス」がこの場所でボロボロになるまで佇んでいたのと同じ運命を辿るのでしょうか…。


「熊本」を出ると、右に左に新幹線の高架軌道の工事現場が見うけられます。

毎回九州へ来る度にこの工事の様子を見ていますが、手をつけられる場所は確実に工事が進んでいるのが よく分かります。

博多開業に関しては、予定より前倒し開業の意見がJR九州と国土交通省で食い違いが出ていますが、 新幹線の道は着実に博多を目指して進んでいるようです。


朝の太陽を浴びるなか、緑の絨毯は風がたなびく度に波を作り出す…。


1列毎に小分け配置された窓が、まるでフィルムスリットのように夏の風景をつむぎ出しては流れていきます。


「熊本」から6駅目の「千丁」駅を通過すると、列車は急にスピードが落ちます。

ゆっくりとした足取りで車体をくねらせて上り本線をクロスオーバー。
いよいよ「新八代アプローチ線」へと進入です。


左手に「鹿児島本線」がどんどん離れて行き、「リレーつばめ」は事実上の単線アプローチ線へと進んでいきます。


盛り土で形成されたサミットをゆっくりと駆け上がる「リレーつばめ」号。

一面の緑のなかに、まるでガラスの城のような「新八代」駅が近づいてきました!


まさに「新幹線」のとなりに到着した「リレーつばめ」号。

前回、ここに来たのは「新幹線試乗会」の時で、その時は415系通勤電車で「新八代」駅に来たので、 こうして4代目「つばめ」と5代目「つばめ」が並ぶ光景を見るのは初めて!

「リレーつばめ」と新幹線「つばめ」の標準乗り換え時間は3分!
「相当に短いな…」と、乗客がホームで慌てふためく混乱の乗り換えを想像していたのですが、 全くそんなことも無く、お年を召したご婦人がゆっくりとした足取りで1つ分離れた号車へ 乗り換えするのも3分では充分事足りるほどでした。

さすがはJR九州が自慢する「対面乗り換え」!
逆を思えば、今までなんでこんなに便利な乗り換えがなかったのかと思ってしまいます。


今日乗ってきた787系は、まだ鹿児島総合車両所に所属していた頃の表記を纏ったままでした。

「鹿カコ」と787形式の組み合わせも、行く行くは見られなくなるのでしょうね。


となりのホームから新幹線「つばめ」が発車して行くと、清掃員を乗せた「リレーつばめ」は一旦、鹿児島方の留置線へと引き上げます。

そのとなりにはなぜか「ありあけ」用の4両編成の787系が留置中。


鹿児島中央からの新幹線「つばめ」が到着する数分前に、引き上げた「リレーつばめ」はホームへと戻ってきます。

新幹線到着後はやはり3分の接続で、上り博多行き「リレーつばめ」として発車して行きます。

どんどん坂道を駆け下りて行くガンメタリックのボディ。
「新八代」のホームからは、「リレーつばめ」が鹿児島本線とアプローチ線のジャンクションを 通過していく様がよく見えます。


で、さきほどの上り「リレーつばめ」が出ていった数分後には、今度は坂道を登ってくる下り「リレーつばめ」が見えてきます。

このアプローチ線が単線なのと、新幹線のダイヤに合わせて「リレーつばめ」も規格ダイヤ化されているので、 おそらくは一日中この光景の連続が「新八代」で繰り広げられるのでしょう。





             




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