【16:05】 「つばめ」19号は博多駅を定刻に発車。筑紫平野を普段と変わらぬスピードで駆け抜けます。 柔らかな陽射しが車内に射しこめば、いつもならウトウトと 眠りを誘うのですが、今日はそんな気分になれません。 ビュッフェへ向かう人とビュッフェから戻る人で、通路は 右往左往と人が行き交い、途切れる事はありません。 |
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シート背面のテーブルを引き出すと現われる車内のご案内。
なんと営業初期の「ビュッフェがあります」のインフォメーションでした。 ビュッフェ営業路線の案内には、宮崎行きの「にちりんシーガイア」も記されたまま。 拡大画像 その1 拡大画像 その2 |
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今日の乗車は2号車。 いつも豪遊券を使ってグリーン車ばかり乗っているので、 「つばめ」の普通車に乗るのは意外にも今日が初めてだったりします。 2号車は登場当時から、西鹿児島までの乗客が優先的に振り分けられる号車。 グリーン車専属の「つばめレディ」がこの2号車だけは特別に車内改札をするのが良く知られています。 今日もレディさんが「切符拝見」にやって来ました。そして、その時頂いたのがコレ→拡大画像はこちら |
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大牟田を過ぎた頃、「熊本までの乗車のお客も多いから、少しは混雑も引けただろう」と
我々はビュッフェへと向かいました。 ところがどっこい、この混雑!!カウンター廻りはもちろん、窓際の通路側もビュッフェで最後の晩餐を楽しむ人達でいっぱい。 居座る人が退けるようすは全くありません。 こんな大混雑のなか、怒号にも近いオーダーの声にしっかりとにこやかに応対しているレディさんはスゴイです。 |
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この混雑にもかかわらず、注文した品が普段と変わらず、さほど待たずに出てきたのには驚きでした。 カウンター脇の、あのゴミ箱兼スタンドカウンタで我々も食事。 遠森さんとKazuoさんはビールで、私は烏龍茶。 まずは「乾杯!」 並べんでいるのは「焼きラーメン」に「かしわの柔らか炭火焼」。 「焼きラーメン」がいつものTSUBAMEオリジナルランチボックスではなく、 お皿で出てきたのにはこれまたビックリ。 |
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食事をしながらの話に盛り上がりつつも、
私はビュッフェのインテリアやその雰囲気を、目に心に焼きつけようとついついキョロキョロ。 「列車のなか」という非常に狭くて限られたスペースで、 こんなにも奥行きと広がりのある空間演出ができた車両というのは、もう出てこないでしょうね。 こんな車輌が一日に十何往復もごく普通に走っていたのが、信じられません。 |
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窓際には「さよならビュッフェ 思い出帳」。 私も一筆、書かせてもらいました。 |
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ビュッフェの大混乱は収まりそうもないので、我々はビュッフェ脇の「セミコンパートメント」ブースへ移動。 今日は「ビュッフェの食事を座って楽しんでもらおう」というJR九州の粋な計らいで、 6区画すべてが自由席で開放されていました。 |
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セミコンパートメントの壁面に飾られたイラスト。 これもつばめ号のデザイナー水戸岡先生のイラストですが、 チベットはラサの「ポタラ宮殿」のイラストを発見!! |
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列車が南下を続けるに沿って、太陽はどんどん沈んで行きます。 |
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