さよなら ―サハシ787 BUFFET CAR―
787系「つばめ」号ビュッフェ車輌 最終運転の続き


博多駅にやってきました。

まずやってきたのは九州新幹線リレー特急仕様にリニューアルされた、通称「黒いつばめ」。

メタメタのギラギラに黒いです。こんな黒い特急、過去に見たことないです。
「TSUBAME」のロゴマークも一新。漆黒のボディに冷たく光るロゴが、今までの「つばめ」とは一線を画しています。

お隣りのホームには、もうすっかり博多駅の顔となった「白いかもめ」。
真っ白なボディの汚れが懸念されましたが、まだまだ美しい「白」を保っています。
今度は昆虫「ソニック」が入線。 何度見ても見飽きない、スゴイ造型です。

場所を移動して鹿児島本線の下りホームへ。
森の特急「ゆふいんの森」3世が、出発前のスタンバイ中でした。

こちらは「ソニック」に比べれば、まだ可愛らしい顔ですが
細部を見て廻ると、意外にもカチッとしたメカニカルな雰囲気を持っています。
上りのビュッフェ最終営業列車「つばめ」12号を待っていると、遠森一郎さんがやってきました。
今回の旅は遠森さんが企画して下さりました。遠森さんとKazuoさん、そして私の3人が今回の旅のメンバーです。

「はじめまして」のご挨拶、そして談笑をしていると、いよいよ「つばめ」12号が博多駅に入ってきました。
先頭車、そしてビュッフェ車が目の前をゆっくり流れていきます。
ドアが開くと次々と乗客が下りてきます。一般の乗客が多く、「鉄」一色を想像していたので 意外な感じでした。

12号到着の数分前まではほとんど人影がなかったのに、いつの間にかビュッフェ車の荷下ろしの場面には
12号から下りてきた「鉄」も集まってきて、大変な騒ぎとなっていました。
この「つばめ」のあとに入ってくる快速電車を待っている一般の人も、なんの騒ぎかと集まり出して 大騒ぎでした。

あまりにカメラを構える人が多かったからでしょうか、 電車待ちのおじさんに「誰か有名人が乗ってたんですか?」と訊かれました。
ビュッフェが今日で最後と知ると、「へェ、無くなっちゃうんだ。全然知らなかったよ。」




             






            
-SONIC RAIL GARDEN-
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