定刻を大幅に遅れてスーパージャンボ624便は鹿児島空港をスポットアウト。 スターボード側の窓際には、全日空のスタッフさんが総出でずらりと整列して手を振って、 最後の旅に出るスーパージャンボの出発を見送ったそうです。 (私は反対側のポートサイド側に座っていたので、この盛大なお見送りシーンが全然見えませんでした。 スターボード側に座っていらしたちゃっぴー様より、このお見送りシーンの 貴重な画像をご提供いただきました。ありがとうございました) |
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いよいよ大空へと飛び立つ瞬間が・・・! いつも緊張の瞬間ですが、今日ばかりはその度合いが違います。 最後列席で感じるエアボーン。普段感じていた傾き加減とGはハンパなく、体に掛かるその凄まじいチカラから まるでロケットのよう! |
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スーパージャンボは徐々に高度を高めて、窓の外には宮崎の海岸線。 お隣の窓際席の方もこのツアーの参加者の方でした。 ガチガチのマニアな人だったら・・・とちょっと心配でしたが、とても気さくな方で まだまだヒコーキ趣味初心者の私にいろんなお話しをしてくれました。 窓際なのに全然カメラを構えられないので、 「写真は撮られないんですか?」と訊くと「デジカメなんで、巡航までガマンですわ」と笑っておられました。 「よかったらどうぞ撮って下さい」と気を利かせて下さったので、フィルムカメラも持ってきていた私は 離陸・着陸時の撮影に甘えさせてもらいました。 お名前もお伺いせずじまいでしたが、本当にありがとうございました。 |
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巡航に入ってすぐにドリンクサービスが始まりましたが・・・ なんとCAさんの機内サービス時の服装も、就航当時のレトロなものでした! さすがにサーヴされるドリンクメニューや紙コップは、現在の通常便と同じラインナップでしたが、 これだけでも気分は1979年です〜♪ |
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全日空による就航当時再現のスペシャルフライトはこれだけに止まりません。 オーディオサービスで通常のチャンネル番組をひとつ潰して、「BEST HIT'79」と題した1979年のヒット曲を 流すという凝ったプログラムまで用意されていました。 スペシャルプログラムの内容を見ながらこの特別チャンネルを聴いていたのですが・・・・さすがに当時4歳の私にはさっぱり・・・(^_^ゞ (知ってたのはヒデキの「ヤングマン」くらいかなぁ) |
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フライト途中で機長さんから最終便のあいさつがありました。 このSR「スーパージャンボ」が生まれ育って、今日退役していくまでを分かりやすく簡潔に説明して下さり、 今日まで事故も無く安全航行を続けて来られたことへの感謝で締め括られたのですが、 そのあとに続けてこのツアーメンバーへのメッセージが。。。。 昨日の講演会終了後の懇談タイムで、それぞれにキャプテンと話しを交わしたことに触れられ、 ツアー参加者にとっては、この機内放送もスペシャルなものとなりました。 |
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機内ではラストフライトの記念アイテムの販売でもあるのかな、と思ったのですが特にそういう 機内販売はありませんでした。 機内販売の冊子を見ていると、機内限定販売品の中に手頃な値段でカッコいいボールペンが載っているのを発見! 思わずCAさんを呼び止めて、1本買ってきちゃいました。 レシートに印刷された「Flight No : NH-0624 2006.03.10」もいい記念です。 |
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今日のラストフライトでは、混乱を避けるために「ログブック(サイン帳)」の受付はやんわりとお断りとなっていました。 私はログブックの作成はしていないのですが、飛行機ファンの間ではけっこうメジャーな趣味らしいので ガッカリだった方も多かったみたいです。 でも、そこはさすが全日空! 希望者にはこのような624便のフライトデータと、最終便の機内スタッフ全員の名前を 書いたカードが配られました。 |