車内放送で、食堂車の予約制ディナータイムが終わり、パブタイムの開始が告げられました。 さきほど食べたお弁当の量ではちょっと物足りなかったので、さっそく食堂車「グランシャリオ」へ。 |
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食堂車の扉を開くと・・・・利用者は2組ほどしかいませんでした。 この食堂車は「カシオペア・ディナーコース」の体験イベントの時に使われていたのと同じインテリアの食堂車。 やっぱり夜の食堂車はイイ雰囲気です。 |
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ハンバーグやビーフシチューのセットや、ビーフカレーなんかがパブタイムのメインメニューになりますが、 さすがにそこまでの食事をするほどの空腹感ではないので、軽く「パルマ産生ハム ピクルス添え」とドリンクをオーダー。 出てきた「生ハム」は、予想以上に1枚あたりが大きくてボリュームたっぷり。 けっこう味付けがしょっぱいので、付け合せのピクルスの塩っ気はもうちょっと少な目のほうが バランスよかったかも。 |
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行きの「北斗星」1号でもオーダーした「本日のケーキセット」をデザートに。 「北斗星」1号では「あんずパイ」でしたが、この列車では「ブラックベリーケーキ」でした。 よくある「ブルーベリー」ではなく、「ブラックベリー」を素材に選んでいる点が凝ってますね。 この「本日のケーキ」、ほかにどんな種類が存在するのか、甘い物好きにはちょっと気になるところです。 |
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食堂車片隅にあるテーブルはショーカウンターになってました。 スナック菓子や飲み物、お土産品のほか、「北斗星」オリジナルグッズがいろいろと揃っています。 ただ、お子様向けな商品が多いので・・・「カシオペア」のような大人向けグッズのラインナップが欲しいですね。 ちなみに、アルコール類を除くドリンクは「ロビーカー」にある自動販売機で購入できるのですが、 この日乗った「北斗星」の「ロビーカー(オハ25-504)」では自動販売機が撤去されてました。 食堂車の営業が23:00で終了してしまうと、車内で飲み物が買えなくなってしまうので、乗車の際はロビーカーに自販機があるかどうか 要確認です! |
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23:00の営業終了まで、食堂車で流れる車窓を眺めながら紅茶をすすり、マッタリと。 そのあと、となりのロビーカーへ。 乗客も少ない列車で、しかも時間はすでに深夜帯。さすがにロビーカーに人影は無く・・・・ 広い空間に響くのはレールの継ぎ目を打ち鳴らすリズムと、近づいては遠ざかる踏切の音。 真夜中の誰もいないロビーカーやサロンカーのこの静寂って、けっこうお気に入りです。 ちょっとだけ、自分がムービースターになれるような、そんな「非日常」な雰囲気。 |
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さ、部屋に戻って寝るとしましょう。 こんな「非日常」も、明日の昼に上野に着いたら会社へ戻って仕事、という「日常」が待っています。 個室のカーブガラスに星は映らず・・・・ 天を覆う黒い雲が降らす雪が、風に舞ってこの窓を濡らしていきます。 |