【寝台特急】北斗星4号 札幌 19:27 → 上野 11:19のハズだったんですが・・・

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列車は、徐行したり停まったり、また走り出したりの連続。

今どこを走っていて、正確にどのくらい遅れているのかわかりませんが (旅行に行く時、あの分厚い時刻表を持たずに出かける派なので。。。)、 そのチマチマした走りから通常の状態ではない、 進むたびに遅延していっているのは分かります。


結局、「仙台」駅には定刻より1時間10分遅れで到着。

「仙台」駅では2分停車ですが、ここでは運転士さんの交代と引継ぎが行われるので、 その停車時分がカットされることはありません。
ささッと降りて先頭の機関車を見に行ってきました。 今日の「北斗星」4号の牽引機は、サイドに流星カラーを施した「EF81-78」号機。偶然にも、行きの「北斗星」1号を牽いていたその機関車でした。


「仙台」駅では、遅れに伴う「新幹線振替」を行うとも、またそれを促すようなことも放送されなかったので、 「この先は順調に進めるのかな?」と、「北斗星」4号にこの身を任せるままに。
ここまでのノロノロ運転が一転、「仙台」を出ると風を切るように「北斗星」は快走を始めます。

機関車と客車の連結面には、風に飛ばされることなく、昨夜の雪がまだ残っていました。 気温の低い冬の日には、この雪が東京まで運ばれてくることも珍しくありません。 この雪が、数少なくなった「東北夜行」のアイデンティティなのかもしれません。


スーーーッとスピードが落ちると、そこは「福島」。じゃなくて「白石」駅でした。 またしても強風による速度規制が行く手を阻みます。  「前につかえている列車から順番に走り出しているので、もう少々お待ち下さい」という放送から、 どうやら「先に進むつもりではあるんだな」とみますが・・・・

「もう少々お待ち下さい」から1時間。ダイヤ上ではもうすでに定刻から2時間以上の遅れです。 すでに車内の一部の乗客は騒ぎ出し、「どうなっているのか?」と車掌さんに尋ねる姿もちらほらと。


で、10時すぎに衝撃の「車内放送」。 この先の「貝田」駅と「藤田」駅の間で規定値を越える強風が吹いているので 東北本線は「白石」と「福島」の間で運転中止の指令が出たとのこと!

この「北斗星」4号はここで「運転打ち切り」にはならないものの、運転再開の目途が立たないので 東北新幹線への振り替えを行うという案内だったので、すぐに車掌さんに振替を希望を申し出ます。 (これから仕事がなければ、何時間遅れてもノンビリ「北斗星」で行ってもいいんですが。。。)

どうやらほとんどの乗客がこの「新幹線振り替え」に応じたようで、開放されたドアからぞろぞろと乗客が 下り立ちました。


「白石」駅の駅員さんに促されて駅前広場へ。(改札口では駅長さん?が頭を下げてお詫びの声掛けをしていました)

駅前に出るとJRに手配されたタクシーがズラリ。並んでいるタクシーはみんな会社が違うので、よっぽど 大慌てでかき集めたんでしょうねぇ。


で、タクシーに乗って連れて来られたのは、「白石」駅から5分ほどの「白石蔵王」駅。
「あら、この両駅ってこんな近い距離にあったのね」

次々に到着する十数台のタクシーに、駅前の人たちも「何事か?!」とビックリしてました。 普段はとても閑静な駅なんでしょうね。


駅に入ると、「白石蔵王」駅の駅員さんが何人もコンコースに出てきていて、 「北斗星」からの乗客たちを出迎えてくれました。

乗客たちはコンコースに集められて、まずはお詫びのご挨拶。そのあと10:56発の「Maxやまびこ110号」への 振り替えで、みなさんは上野までの乗車になるという案内。そして、ホームへは駅員さんが誘導するので、時間前にもう一度ここに集合してください。ということで 一時解散となりました。


「Maxやまびこ」110号の上野着から、仕事には間に合いそうなのでまずは一安心。

年に何度もあっちこっちへ旅行していますが、こんなことは初めてなのでドキドキワクワク。  ほかの人たちも車掌さんや駅員さんに詰め寄るような光景はなく、この予想外の展開を楽しんでいるようでした。

せっかく寄った「白石蔵王」。お土産に「楽天イーグルスサブレ」を買って帰りました(笑)





      








-SONIC RAIL GARDEN-

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