青く広がるセントレアスカイ・吹き抜けるアーバンブリーズ
名古屋で新旧特急乗り比べの旅
の続き


【近畿日本鉄道】アーバンライナー・ネクスト 青山町 14:58 → 近鉄名古屋 16:26
(さよならアーバンライナーツアー)

画像をクリックするとポップアップで大きな画像が表示されます。


近鉄さんの思いもかけないファンサービスで、思う存分「3世代アーバンライナー」を撮影することができて、 大満足の2時間でした。

14:00頃には撮影会はおひらきとなり、ツアー客はそれぞれの来た道を戻ります。

ちなみに今日のツアーは行き帰りに全く別の編成が使われるのがポイント。
名古屋組は往路「アーバンライナー(原型クラシック編成)」、復路「アーバンライナー・ネクスト」
京都組は往路「アーバンライナー・ネクスト」、復路「アーバンライナー・プラス」
大阪組は往路「アーバンライナー・プラス」、復路「アーバンライナー(原型クラシック編成)」
まさに編成のシャッフルです。


名古屋組の復路は「アーバンライナー・ネクスト」。
往路に「原型クラシック編成」、復路に「最新ネクスト編成」が体験できるなんて、 実は名古屋組が今回のツアーで一番おいしかったのではないでしょうか。

3方向からのツアー客が全員列車に乗り込み、車庫周りの撮影会の後片付けが終わるまで 車内で小1時間ほど待機となりました。

大阪組の「原型クラシック編成」、そして京都組の「改造プラス編成」が出て行くと、 最後に名古屋組の「最新ネクスト編成」がいよいよ動き出します。


撮影会の間、ロープを張ったり電車を動かしてくれた車庫の係員さんが手を振って見送ってくれました。

こちらも手を振り返して「ありがとうございました〜」


車庫に入ってきた時と同じように、留置線から洗浄線へ、そして本線へと転線を繰り返して、 少しずつ進んでいきます。

先に出発した京都行きの「プラス編成」、奥の留置線でこちらが通り過ぎるのを待っています。


青山町駅構内で複雑に同時入れ替えをする3編成の中で、先陣を切って本線へ飛び出したのは上本町行きの「原型クラシック編成」。
この「上本町行き列車」が原型としてはまさに“最後”の客扱いの営業運転。

1988年の登場以来、見慣れた感のあるオリジナルスタイルも今日でおしまい。
「アーバンライナー、さよ〜なら〜」


帰りの車内は、車掌さんによるカードの販売なども無く、実にのんびりとした雰囲気。

この日は天気がよく、撮影会の最中は暑いくらいだったので、帰りの電車では疲れから 居眠りしている人が多かったです。

「ゆりかごシート」に揺られて、ZZZZZZ・・・


伊賀の山間部では桜の木が植わっているところが多く、 春めいた車窓が次々に流れていきます。


トンネルに入ると、車内は「アーバンライナー」自慢の特殊照明がヒカリます。

デッキ仕切りのドアの脇に照らし出される白熱灯スポット照明は、遠目に「ガス灯」のようにも 見えてきます。


6号車の後方運転席へ行ってみました。

座席で落ち着いている人が多いせいか、行きの列車のような大混雑ではありませんでしたが、 1号車の前方展望はやはり人だかりだったみたいです。

まあ、「アーバンライナー・ネクスト」では これがありますから、こちらで「前展望」を楽しむとしましょう。


快調な走りだった列車、ガクッとスピードが落ちるとそれは短絡線への入線準備。

ゆっくりとした走りのこちらを尻目に、鳥羽方面からの名古屋行き特急がフルスピードで駆け抜けていくのが 見えました。


先ほどの名古屋行き特急が離れていくにつれて、こちらも少しスピードを上げて急カーブの短絡線へ入っていきます。


名古屋線に移ってからは、ウトウト居眠り・・・。

気が付くと鉄橋を渡って愛知県へと入るところでした。
ここまで来ると終着・名古屋はもうまもなく。


「万博ムード」一色といっても過言ではない名古屋の町ですが、 こんなところにも「EXPO」の文字とキッコロ・モリゾーの姿が・・・(笑)


セントラルタワーが見えてくると、名古屋駅はもう目前です。

車内放送でもツアー参加の御礼が流れて、車内では下車準備が始まりました。


近鉄名古屋駅に到着。ツアー客は下車時点ですでに解散状態で、三々五々散り散り。
意外だったのが、ここまで乗ってきた列車にカメラを向ける人があんまりいなかったことでしょうか。 もう「アーバンライナー・ネクスト」はモノ珍しい存在ではないのかな?

次の到着列車が迫っている中で、青山町から乗ってきた「ネクスト」も10分ほどですぐに回送列車として 慌しく発車していきました。

これにて今回の旅のメインである「さよならアーバンライナーツアー」は一通り終了。


ホームから改札口へ向かう途中、こんな広告スペースを見つけました。
「近鉄特急」をカラー写真で載せた「近鉄線のご案内」。

2005年版ということは、今年になって新しく刷られたもののようですが、 「アーバンライナー・ネクスト」や「さくらライナー」に混じってフリートに加わっている 「アーバンライナー」。
まだ「プラス」ではなく、 オリジナルスタイルの写真が載せられていました。

来年用に新しくなる時は、きっと「アーバンライナー・プラス」に変わっているんでしょうね。





             




TOP Page   Railway&Train   Trip   Seat   China   WiLL Vi   etc…   BBS   Link