時間はまだ10時30分を回ったばかりですが・・・ 「受付時に配ったお弁当ですが、目的地の青山町車庫に到着するまでに食べて下さい」と車内放送が。 内心「ええッ? さっきホテルを出る時に朝ごはん食べたばかりだよ〜!」と思いましたが、 このままグズグズしていては目的地に着いてしまうし、かといってこの暖かい日差しの中で お弁当を持ち歩いていては傷んでしまいそうだし・・・。結局、ムリして早めの昼ごはんとすることにしました。 包装紙には 「アーバンライナー」の写真がワンポイントで入った「ツアー記念バージョン」。 そしてお弁当の中は こんなカンジでした。 |
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ツアー客の貸切列車のはずですが、なぜか車掌さんが車内改札に・・・? と、思ったら「パールカード」の販売営業活動でしたか。 近鉄に乗る機会もそう無いのですが、車掌さんの笑顔の販売活動に敬意を表して 記念のカードを1枚購入。 で、買ったカードを手にしてよ〜く見てみると・・・手作り感バリバリ! まるで家庭用のプリンターで印刷したかのような写真には「・・・・」と絶句。 |
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車窓にはうららかな春の景色が流れます。 原型のアーバンライナーが幾度か見てきた春の風景も今日で最後。 次の春を迎える頃、彼は新しい姿に生まれ変わっています。 |
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通い慣れた伊勢中川の短絡線を行くアーバンライナー。 きついカーブに車輪を軋ませながらゆっくりと進んでいきますが・・・・あれ?停まっちゃいました。 |
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アーバンライナーがこれから進入していく近鉄大阪線には、こちらも貸切列車の「あおぞら」号が本線上で停まっていました。 やがて向こうが動き出すと、こちらもゆっくりと歩みを進めて名古屋線から大阪線へ。 「アーバンライナー」と「あおぞら」号、最後のご挨拶でも交わしていたのでしょうか(^-^) |
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中川短絡線から大阪線へと転線すると、車窓は一気に田舎の風景から山深くなります。 このあたりの風景の移り変わりが「アーバンライナー」の旅の中で一番面白く感じます。 |
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いくつかのトンネルを抜け、アップダウンのきつい峠越えが待ち受けていますが、ここも「アーバンライナー」にとっては 通い慣れたいつもの道。 持ち前の俊足とフルパワーを発揮して、厳しい山道も難なくクリアして行きます。 トンネルに突入すれば、「アーバンライナー」らしい上品なライティングが室内をほのかに灯します。 |
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いよいよ「青山町」駅に到着。 が、ツアー客はここでは降りられません。 しばらくホームに停車していた「アーバンライナー」、今度は名古屋方向へ逆走を始めて・・・・ |
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本線から留置線に入った「アーバンライナー」。 再び大阪方を先頭にして走り出して、本線から留置線、そして車庫への連絡線へと転線を繰り返して、 ツアー客を乗せたまま「青山町車庫」へと突っ込んでいきます。 普段は外から見るだけの「車庫」の風景を「車窓」として見るのはとても新鮮! |
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車庫の奥へと進んでいくと、右手には京都からのツアー客を乗せた「アーバンライナー・ネクスト」が停まっていました。 (近鉄系ファンサイトによれば、ULネクストの京都乗り入れはこの日が初めてだったそうです。) |
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そして左手には上本町からのツアー客を乗せた「アーバンライナー・プラス」が。 どうやら、この名古屋からの「アーバンライナー」がやって来るのを待っていたようで、 まさに今日の主役が堂々の最後入場だったようです。 |
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乗客は車庫のド真ん中で、車輌に据え付けられたステップを使って下車。 めったに体験できるものではなく、ワクワクドキドキ。 1号車の乗客から順番に降りていくという段取りだったようですが、 実際には別の号車の乗客がどんどん1号車へとなだれ込んでいって・・・ いちおう順番の声が放送でかかるまで待っていたのですが、5号車の乗客にして 下り立ったのはほとんど最後のほうでした。 おかげで(?)デラックスシートの画像も撮ることができました。 |
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こんな感じでステップが据え付けられました。 「列車を下りたら、そこは車庫」(笑) 上本町・京都・名古屋から集まったツアー客は集合後、全体レクチャーを受けます。 一通りの注意事項などが伝えられた後、いよいよ3世代アーバンライナーが顔を並べる 最初で最後の「撮影会」のはじまり、はじまり〜。 |