青く広がるセントレアスカイ・吹き抜けるアーバンブリーズ
名古屋で新旧特急乗り比べの旅
の続き


【近畿日本鉄道】アーバンライナー 近鉄名古屋 10:11 → 青山町 11:37
(さよならアーバンライナーツアー)

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時間はまだ10時30分を回ったばかりですが・・・ 「受付時に配ったお弁当ですが、目的地の青山町車庫に到着するまでに食べて下さい」と車内放送が。

内心「ええッ? さっきホテルを出る時に朝ごはん食べたばかりだよ〜!」と思いましたが、 このままグズグズしていては目的地に着いてしまうし、かといってこの暖かい日差しの中で お弁当を持ち歩いていては傷んでしまいそうだし・・・。結局、ムリして早めの昼ごはんとすることにしました。

包装紙には 「アーバンライナー」の写真がワンポイントで入った「ツアー記念バージョン」。 そしてお弁当の中は こんなカンジでした。


ツアー客の貸切列車のはずですが、なぜか車掌さんが車内改札に・・・?

と、思ったら「パールカード」の販売営業活動でしたか。
近鉄に乗る機会もそう無いのですが、車掌さんの笑顔の販売活動に敬意を表して 記念のカードを1枚購入。

で、買ったカードを手にしてよ〜く見てみると・・・手作り感バリバリ!  まるで家庭用のプリンターで印刷したかのような写真には「・・・・」と絶句。


車窓にはうららかな春の景色が流れます。

原型のアーバンライナーが幾度か見てきた春の風景も今日で最後。
次の春を迎える頃、彼は新しい姿に生まれ変わっています。


通い慣れた伊勢中川の短絡線を行くアーバンライナー。

きついカーブに車輪を軋ませながらゆっくりと進んでいきますが・・・・あれ?停まっちゃいました。


アーバンライナーがこれから進入していく近鉄大阪線には、こちらも貸切列車の「あおぞら」号が本線上で停まっていました。

やがて向こうが動き出すと、こちらもゆっくりと歩みを進めて名古屋線から大阪線へ。
「アーバンライナー」と「あおぞら」号、最後のご挨拶でも交わしていたのでしょうか(^-^)


中川短絡線から大阪線へと転線すると、車窓は一気に田舎の風景から山深くなります。

このあたりの風景の移り変わりが「アーバンライナー」の旅の中で一番面白く感じます。


いくつかのトンネルを抜け、アップダウンのきつい峠越えが待ち受けていますが、ここも「アーバンライナー」にとっては 通い慣れたいつもの道。
持ち前の俊足とフルパワーを発揮して、厳しい山道も難なくクリアして行きます。

トンネルに突入すれば、「アーバンライナー」らしい上品なライティングが室内をほのかに灯します。


いよいよ「青山町」駅に到着。

が、ツアー客はここでは降りられません。
しばらくホームに停車していた「アーバンライナー」、今度は名古屋方向へ逆走を始めて・・・・


本線から留置線に入った「アーバンライナー」。

再び大阪方を先頭にして走り出して、本線から留置線、そして車庫への連絡線へと転線を繰り返して、 ツアー客を乗せたまま「青山町車庫」へと突っ込んでいきます。

普段は外から見るだけの「車庫」の風景を「車窓」として見るのはとても新鮮!


車庫の奥へと進んでいくと、右手には京都からのツアー客を乗せた「アーバンライナー・ネクスト」が停まっていました。

(近鉄系ファンサイトによれば、ULネクストの京都乗り入れはこの日が初めてだったそうです。)


そして左手には上本町からのツアー客を乗せた「アーバンライナー・プラス」が。

どうやら、この名古屋からの「アーバンライナー」がやって来るのを待っていたようで、 まさに今日の主役が堂々の最後入場だったようです。


乗客は車庫のド真ん中で、車輌に据え付けられたステップを使って下車。 めったに体験できるものではなく、ワクワクドキドキ。

1号車の乗客から順番に降りていくという段取りだったようですが、 実際には別の号車の乗客がどんどん1号車へとなだれ込んでいって・・・ いちおう順番の声が放送でかかるまで待っていたのですが、5号車の乗客にして 下り立ったのはほとんど最後のほうでした。

おかげで(?)デラックスシートの画像も撮ることができました。


こんな感じでステップが据え付けられました。
「列車を下りたら、そこは車庫」(笑)

上本町・京都・名古屋から集まったツアー客は集合後、全体レクチャーを受けます。 一通りの注意事項などが伝えられた後、いよいよ3世代アーバンライナーが顔を並べる 最初で最後の「撮影会」のはじまり、はじまり〜。





             




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