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明けて翌日。今日は「アーバンライナー・原型クラシック編成」の
最終運転を記念した「さよなら特別ツアー」に参加します。
この手の「ツアー」モノに参加するのは久しぶりなので、ちょっとドキドキ。
まずは集合場所になっている近鉄名古屋駅へ。
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集合時間より早めに来たのですが、もうすでに10人ほどの人が受付に並んでいました。
順番に参加証を特急券と乗車券に引き換え、さらに近鉄の大きな封筒とお弁当を受け取ります。
私の順番がきて、一通りの受付を済ませる頃にはご覧のようにコンコースを塞ぐほどの大行列になっていました。
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お弁当と一緒に渡された大きめの封筒には、ツアー概要の行程表といっしょに参加記念の品物が入っていました。
近鉄を代表する3特急のクリアファイルと、21000系「アーバンライナー」の登場時に発行されたパンフレットとテクニカルノートが1冊づつ。
パンフレットとテクニカルノートには、今日の日付と「復刻版」の文字が入っていて、まさに「原型編成引退記念」の品となっています。
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「ツアー」なので添乗員さんが全員をまとめて、ぞろぞろと改札を抜けてホームに向かうのかと
思ったら・・・特にそうした団体行動というわけでもなさそうで、受付で受け取った特急券と乗車券を
改札で見せて勝手にホームに入っていいようです。
これから乗車する「アーバンライナー」はツアーのための完全貸切。
そのため普段は「降車専用」となっているホームからの乗車となりました。
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となりの特急ホームでは普段どおりに難波行き、鳥羽行き、賢島行きと次々に特急が出入りを繰り返しています。
いよいよ「アーバンライナー」入線!・・・と思ったら、折り返し回送電車になる「アーバンライナー・プラス」でした。
外観スタイルは今までの「アーバン」と変わらないので、うっかり見間違い(^_^ゞ
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入線予定のホームに陣取っていた急行電車が出て行くと・・・
いよいよ本日の主役「アーバンライナー」の入線です!
まさに「風を切る」という表現が似合う入線シーン。
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慌しく電車の出入りがある中で、このツアー専用の「アーバンライナー」も例外ではなく、
入線から10分足らずですぐに発車です。
この先、到着した目的地で「アーバンライナー」の勇姿はいくらでも撮れますから、ここでの
撮影はそこそこに指定された号車に乗車。
車体を走るコスメオレンジのストライプも今日で見納めです。
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指定されたのは5号車の「レギュラーシート」。
追加料金で「デラックスシート」も指名できたようですが、早々に満席になったそうで。
もっとも「デラックス」のほうは昨年の秋に乗車済みで、「レギュラー」がまだ未体験だったので
今回はどちらかというと「満を持してのレギュラー乗車」でしょうか。
「アーバンライナー」の1号車と5号車は元々喫煙席でしたが、
このツアーのあと、すぐに「全席禁煙」の「アーバンライナー・プラス」へ改造されるので、
今日の時点ですでに「全席禁煙」となっていました。
昨年秋の乗車時に感じた喫煙車の強いタバコ臭が全く無かったので、おそらく4月6日の
最終定期運転の後ですぐに消臭作業が行われたのでしょう。
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このシートも今日で見納め。この編成が次にみなさんの前に姿を現すときには、ダークブルーの
「ゆりかごシート」を搭載しているはずです。
発車ギリギリまで先頭車の周りで撮影をしている人がけっこう多かったおかげで、
今日も座席や車内の画像を撮っておくことができました。
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いよいよ近鉄名古屋駅を発車。
逼迫したダイヤに無理やり突っ込んだ臨時スジなのか、ものすごい加速で地下駅から地上へと走り出していきます。
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木曽川・長良川・揖斐川と長大鉄橋を続けて渡ると列車は愛知県から三重県へ。
お別れ運転に際しての車内放送が流れたりして、ツアームードが盛り上がりますが、
車内でいろんなイベントが行われたりということは特に無く、また特別な装飾も施されておらず、
あくまでも「普段どおりの姿のアーバンライナー」で近鉄名古屋線を快走していきます。
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6号車の運転席直後の展望スペースには黒山の人だかり!
普段から人気のあるスペースですが、今日はファン同士で譲り合って、
順番にみんなで展望シーンを撮影できて混乱や怒号なんかはありませんでした。
そんななかでデカいビデオカメラを三脚に立てて一角を占拠していた人がいたのは残念・・。
「アーバンライナー」は進むにつれて、徐々にスピードが上がらなくなり、
停止信号で本線上でストップしたりと「臨時スジ」が影響して、
自慢の俊足が活かしきれずにもどかしそうな走りが続きます。
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いろんな点で「アーバンライナー」はエポックメイキングな車両でありましたが、
客室内でいえば、この絶妙な照明の組み合わせが特筆に価します。
天井の全体照明に「間接照明」。荷物棚の下には補助的役割の「直接照明」。
そして白熱灯のほのかな明かりが客室内にリズムを生み出す「カーテンライト」。
これほどまでに室内照明に関して“贅沢”であった(ここでいう贅沢とは、決して高級な照明器具を使っているとか、高価なシャンデリアという意味ではありません)車両というのは、私が知る限りではこの「アーバンライナー」以外には
思いつきません。
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