|
「つくばセンター」から高速バスで東京へ。
巨大キャパのメガライナーに、乗客はわずかに10人足らず。
今日は人気の2階展望席が空いていたので、こちらに座ることにしました。
夜の時間帯に東京行きバスに乗ることはほとんどなく、
一日中混んでいる「つくばセンター線」、夜間の上り便がこんなに空いているとは初めて知りました。
|
|
乗車予定の「サンライズ瀬戸」号が発車するまでにはまだあと1時間ほどありますが、広い東京駅でも、意外と列車を待つ居場所ってないものなんですね。
駅構内の喫茶店やレストランは、ちょうど店じまいの時間なので長居はできません。
ささいなスペースでいいので、夜行列車利用者のためのラウンジコーナーがあればいいのに・・・。
入線予定時間の10分前にホームへと。
乗り場案内にはご丁寧にこのホームから発車する列車の愛称がズラリと書かれていました。
今度の改正で消える「さくら」「あさかぜ」。ダイヤ改正の後はこの看板からその名前も消えてしまうのでしょう。
|
|
日中は「小田原」「熱海」といった近距離までの行き先が表示されるこの電光表示板、
夕方から夜間になると遥か遠くの駅名が表示されます。
「高松」「出雲市」「大阪」・・・・並んだこれらの文字を見ているだけで心が躍ります。
|
|
入線してきた「サンライズエクスプレス」。
機関車牽引のブルートレインなら機関車の鈍重なボリュームと耳をつんざくディーゼル音がホームを包みますが、
電車の「サンライズ」は静かでスマートな入線。
これだけの違いで、どこか暗くて侘しい夜行列車へのイメージがずいぶんと変わってしまうようです。
今日の編成は「瀬戸」のほうは東海所属の3000番台、「出雲」のほうは西日本所属の0番台の混成編成でした。
(もっとも両者に違いは無く、どっちに乗っても外観も設備も全く同じ)
|
|
過去に「サンライズエクスプレス」には何度か乗っていますが、いずれも大阪から東京へ向かう上り便だったので、
東京駅から下り列車に乗り込むのは初めて。
そして、今まで使ってきたのは「ノビノビ座席」ばかりで、寝台のほうを使うのも今回が初めて。
一人旅なら「シングルデラックス」「シングル」「ソロ」と3バリエーションから選べるのですが、
今回はその中で一番リーズナブルな「ソロ」の上段をチョイスしました。
下段の個室は「あなぐら」、上段の個室は「屋根裏部屋」なんて表現がピッタリな狭さですが、
実際に個室内に入ってしまうと、これが意外と使い勝手が良くできていて居心地がいいんです。
|
|
個室内にはリネン類のほか、「サンライズエクスプレス」の車内案内の小冊子も。
これがビジュアル的にもマニュアル的にもよくできていて、コンパクトさとも相俟ってまさに「グッドデザイン」。
持ち帰り可能なので、乗車の記念にもなります。
東京駅を発車するとすぐに車内改札が始まります。
ほとんどが個室なので車掌さんは大変そう。1室1室「失礼します」とノックしては切符のチェックをしていきます。
車内改札と同時にシャワーカードを購入しておきました。
|
|
で、シャワーカードを購入したもののタオルを持ってこなかったことに気がつく私。
車掌さんにタオルを別で売っていないか尋ねてみると・・・・いやあ、聞いてみるものですね。
シャワーセットを売っているとのコトで、車内改札が終わって部屋まで届けて下さいました。
「サンライズエクスプレス」のロゴが入ったポーチ(しかもポーチの色は車体の色と同じモーニングミストベージュ)には
これまた「サンライズエクスプレス」がプリントされたタオルと歯ブラシが1本。
乗車記念になりそうなグッズで、もう1つ余分に買おうかと思いましたが、
もともと積み込みの数が少ないとのコトで、これが今日最後の1セットでした。
|
|
「東京」の次は「横浜」。
東京発車の時点で「出雲」のほうはかなりの乗車があったようですが、こちら「瀬戸」のほうはガラガラでした。
横浜でどのくらい乗ってくるのかな・・?と思い、ドアが開いて外を見てみましたが・・・・
やはり乗ってくるのは「出雲」のほうばかり。「瀬戸」の乗車口で人が群がっているのは「ノビノビ座席」だけでした。
|