アーバンライナー、世代交代真っ只中!
2Days 近鉄特急三昧の旅
の続き



【南海空港特急】ラピートβ(ベータ) 54号 関西空港 8:35→難波 9:15

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高い吹き抜けが気持ちよい「関西空港」駅のコンコース。

このコンコースはJRと南海が共有するため、利用者争奪の熾烈な「サイン」「広告」合戦が繰り広げられていています。 切符売り場の上部にある電照広告スペースは、南海はデカデカと「ラピート」が疾走する写真を使って インパクトで勝負。片やJRは「はるか」を中心に据えて新幹線や「サンダーバード」 も組み合わせた写真でネットワークの良さをアピール。


せっかくここ「関空」まで来たのですから、展望デッキで飛行機ウォッチをしたくもなりますが、 今日のメインディッシュ「アーバンライナー1世」が「難波」で待っているので・・・。

再び「ラピート」で、来た道をとんぼ返りです。


関空はこの時間、バンコクやホーチミン・シンガポールといった東南アジアからの到着便ラッシュが一息つく頃ですが・・・。
「ラピート」はご覧の通り、レギュラーシートでもこんな感じです。

一方、JRのホームのほうは「関空快速」はもちろん、特急「はるか」でも乗車口に短いながらも行列が出来ています。 やはり「難波」から先のアクセスに難のある「ラピート」は旗色が悪いようで・・・。


で、関空を出て「りんくうタウン」に停車。そして「泉佐野」。

平日の通勤ラッシュの時間帯ですが、いや、お客さんの乗ってくること!  すでにこの時間帯の「ラピート」は通勤特急として定着しているようで、 「レギュラーシート」の乗車口には大行列が!!



「岸和田」「堺」でもけっこうな乗車があったようで、「スーパーシート」のほうも窓際の座席はほとんど 埋まりました。

行きの「ラピート」では「1日中こんな閑散としているのだろうか」と思いましたが、 人の移動の多い時間帯はさすがに「ラピート」にも人が集まるようです。
東武特急のように時間帯によって特急料金を引き下げたり、特急券だけの回数券を発売して 定期券と併用で乗車できるようにすればもっと利用者が見込めそうですね。

「スーパーシート」車の難波方突き当りはコックピット。
独特(というより破天荒?)な顔の「ラピート」ですが、運転室レイアウトも独特!


「天下茶屋」の1つ手前の駅で「りんかんサンライン」と合流。

大混雑の電車を横目に、ススーッと「お先に〜」。
この瞬間がたまらなく心地よいために「特急依存症」となってしまった私。



「新今宮」はJR大阪環状線との接続駅。
「スーパーシート」からも数人の乗客が降りていきました。


右手に「通天閣」を見ながら足取りもゆっくりになってくると、 「難波」駅はもう間近です。


ポイントが幾重にも枝分かれしては隣の線路と繋がって、急カーブにも車輪を軋ませる「ラピート」。 大きく口を開けたターミナルに吸い込まれるようにして、終点「難波」に到着です。

関西の地上にある私鉄ターミナル駅は、関東の私鉄ターミナルと違って、横幅が大きく広い駅が 多いですね。


「ラピート」はターミナルすみっこの専用ホームに到着。
天井のウエイブと照明の多さ、そして自然光が入ってくるガラス張りの壁が ほかのホームとは全く違った「明るさ」を放っています。

続々と下りてくる乗客。「泉佐野」以外でもレギュラーシートにはかなりの乗車があったようですね。


改札を抜けて、近鉄電車の「難波」駅へと向います。

地下街に通じる大エスカレーターの天井にはこの広告。
あの列車より「はるかにオシャレ」で「はるかにお得」で 「はるかにインパクト大」でも、やはりネットワークの良さでは 「はるかに完敗」の「ラピート」。

これだけのハイレベルの客室を備えた列車を空港線専用に閉じ込めておくのは もったいないと同時に、もっと「ラピート」に人が呼び込める起爆剤となる何かが ないものかと、南海に同情しつつも考えてしまいます。

ただ、10年目を迎えた「ラピート」があれほどまでに美しい状態を維持していたことを 知ることが出来たのは嬉しかったです。南海さん、これからもぜひこのメンテナンスレベルを 維持していって下さい!





             




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