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「橿原神宮前」からは近鉄吉野線へと乗り換え。
こんな夜から吉野山登山ですか? いえいえ、お目当てはもちろん「さくらライナー」ですよ!
さきほどの橿原線ホーム同様、吉野線・南大阪線のホームも人の気配は少なく、ひっそりとしています。
「阿部野橋」からやってきた「さくらライナー」。時間的に観光特急というよりホームライナー的な感じですが
手前の駅ですでに乗客を下ろしてきたのか、車内はガラガラ。
こんな時間から吉野方面へ向う人もあるわけはなく、ここから乗りこんだのは私一人だけでした。
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「橿原神宮前」を出てから3分から5分おきにと、実にこまめに停車しては乗客を下ろして行きます。
1人、また1人と車内から人影は消え、「吉野口」を出る頃にはこんな状態になってしまいました。
外は真っ暗でどんな景色が広がっているのかよく分かりませんが、
人家の明かりが少ないのと、カーブで軋む車両の音、そしてのんびりとした足取りから山深い場所へと
登っているように感じ取れます。
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結局、終点「吉野」に下り立ったのは私一人だったようで。。。。
そのまま10分で下り返しの阿部野橋行き「さくらライナー」に乗車して、そのまま大阪へと戻ります。
車掌さんも運転士さんもそのまま同じ人が乗務されるようで、「なんだ?また同じヤツが乗ってるぞ?」と
思ったかどうかはさておき(笑)
(ちなみに「吉野」に着く前から車掌さんはカラッポの車両の座席を回転させて、洗面台のおしぼりも補充。
下り返し作業を始めていました。)
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再び「吉野口」。
さっきは気がつかなかったのですが、なぜか駅名板がJR西日本の仕様になっています。
ここではJR西日本の駅も「吉野口」を名乗っているのですが、
もしかすると近鉄がJR西日本の駅舎を間借しているのかもしれません。
時刻表にも「吉野口駅では特急券の前売りをしておりません」との注意書きがあるので、
この駅に近鉄の窓口がないのは確かなようです。
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「さくらライナー」も運転席直後はガラス張りになっていて前展望が楽しめるのですが、
「アーバンライナー」などと違い、デッキではなく「展望席」として存在します。
(展望となる座席番号は、吉野行きが4号車53〜56番。阿部野橋行きが1号車1〜4番)
最後の停車駅、「尺土」を出た後も展望席にはどなたも来る様子が無かったので
(もっとも「吉野」を出てからも途中から乗りこんでくる乗客は微々たるもんでしたが)、
失礼して「阿部野橋」までの30分ほど、前展望を楽しませてもらいました。
ご覧のようにガラスが「カガミ」のようになって、車内の照明が写り込んでしまっているので
満足な展望は楽しめませんでしたが、それでも次々と通過する駅やすれ違う列車が
視界に飛びこんでくるシーンは迫力満点!
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終点「阿部野橋」に到着です。
ターミナルらしい風格ある駅構内。帰宅ラッシュもピークの時間を迎えて、
この下り返しとなる「さくらライナー」で帰宅する人が到着を待っています。
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「大阪阿部野橋」駅も行き止まり式のターミナルで、櫛形にホームが何本も連なっています。
ところでこの「阿部野橋」駅の表記ですが、近鉄のインフォメーションでも「阿部野橋」「大阪阿部野橋」「あべの橋」
とまちまちで、いったい正しい呼び名と表記はどれなんでしょう・・・?
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下り返しの「さくらライナー」は「ホームライナー」としての役割を担っているようで、
先ほど乗ってきた列車とは比べ物にならないほどの乗客が次々と乗り込んでいきます。
こうして見ると、「さくらライナー」はシンプルな中にも「やさしさ」を兼ね備えた流線型が光り、
京都で見た特急「はるか」とはまた一味違った日本的な美しさを持っています。
どうやら古来から日本人が「日本らしい」と感じる美しさの造型を上手に表現できるのは、
古都を抱える関西の人のほうが上手(うわて)のようですね。
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改札口を出ると、きっぷ売り場の電照広告には「さくらライナー」。
ダイナミックな流し撮りが「カッコイイ!」と一目ボレで、思わず画像に収めてしまいました。
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関東人からすると、大阪に集う大手私鉄のターミナル駅は単純にJR線と接続していない分、複雑怪奇。
この「阿部野橋」にしても「いったい、どこなのよ?!」と思うわけですが、
すぐ隣はJR「天王寺」駅で、地下鉄の駅も「天王寺」駅が直結しておりました。う〜ん、難しい・・・。
今晩の宿は昨晩と同じなので、地下鉄で「新大阪」まで戻ります。
画像は御堂筋線の「天王寺」駅。一瞬ロシアあたりの地下鉄の駅かと思ってしまいましたよ。
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