|
さきほどの「ムグンファ」号が10分+αで遅れて出ていったので、乗車する「KTX」11号も同じだけ遅れてくるだろうと思ったら、
「ムグンファ」号が出ていって1分ほどで「KTX」到着?!
・・・いや、遅れなしの定時運行はありがたいですけど…
これで大丈夫なのか韓国の運行管理システム!?
|
|
さきほどの「ムグンファ」号とは対照的にホームで列車を待つ人の少ないこと!
列車のドアが開くと、今度は男性の乗務員さんが現れて切符をチェック。
促されるように乗車して、指定された自席へと向います。
|
|
帰りの切符を買うときも半分筆談でしたが、密陽駅の窓口のお姉さんは英語を多少理解してくれる人だったので
助かりました。そして「トゥクシル ジュセヨ」も通じて、ニッコニコ気分。
その韓国語が通じた通り、指定された席は3号車の「特室」キャビン!
2−1配置の3アブレストで、
もうちょっと照明が暗かったら特急「サンダーバード」のグリーン車のようです。
|
|
基本的な座席設備は「普通車」と同じ機構を備えていますが、幅広な座席とゆったりとしたシートピッチ。
オーディオパネルも装備しています。
が、「特室」の利用者は数えるほどしか乗っていません。
韓国の所得水準からすると「特室」料金は、そうおいそれと手が出る金額ではないそうです。
今日の様子を見ていても、なるほど高そうなスーツに身を包んだビジネスマンか、私のような外国人旅行者と思われる人しか
見当たりませんでした。
|
|
「密陽」駅を出ると、さきほど入り口で切符を見せた男性乗務員とは別の女性乗務員がやってきて車内改札。
延々と韓国語で話してくるのですが、何を言っているのかさっぱり。
「コッピ」「オレンジジュース」と言っていたので、おそらくドリンクオーダーのことだろうと思い
「オレンジジュース」と言っておくと、数分後、オレンジジュースが出てきました。
缶とは別にプラ製のコップも出てくるあたりは、航空機のサービスを意識してでしょうか。
ちなみにコップには「KTX」のロゴが入ってました。
|
|
帰り道も30分ほどの短い道中。
座席の画像を撮ったり、車窓を見たりテレビを見たり(この便では「お笑いコント」の番組が流れていました)しているうちに
あっという間に釜山へ戻ってきました。
|
|
「釜山」駅に進入する「KTX」11号。
駅に到着する直前から、車内のビジネスマン風の乗客がまるで示し合わせたかのように、一斉に携帯電話をかけ始めました。
韓国人の間では、「駅に着く直前なら車内でも携帯電話OK」という暗黙の了解でもあるのでしょうか?
|
|
釜山駅の駅舎から一番遠いはじっこのホームに到着。
「KTX」が発着するホームは決められているようで、発着いずれも駅の改札口から距離があるのが難点。
到着するとすぐに清掃員が乗りこんで車内清掃が始まるのは、日本と同じ「終着ターミナル」での光景ですね。
|
|
となりのホームにはこれからソウルへと向う上り「KTX」。
韓国はホームが低いので、TGV譲りの独特な「連接台車」を目の前に見ることが出来ます。
|
|
「特室」車両は、ソウル寄り先頭車に近い4両なので、ホーム先端がすぐ近くです。
「釜山」駅のホーム先端では、ギリギリ「KTX」の編成写真を撮ることができました。
|
|
・・・おやおや、お昼寝ですか? 暑い中の作業、お疲れ様です。
最新高速列車と、一昔前の日本でも見られた「ホームで昼寝」する光景のギャップが微笑ましいですね。
|