はやて1周年記念パス激乗り旅行
東日本の特急を乗り歩いてきましたの続き


【普通】妙高4号 直江津 13:14→長野 14:45


「はくたか」号を降りると、ダークグリーンの機関車が見えました。

「トワイライトエクスプレスか?!」と思ったら、JR西日本のお座敷列車でした。


そのお座敷列車の隣に、「妙高」号が入線。

普通列車なのになぜ「妙高」号という愛称がついているかというと、
「あさま」号で活躍した特急車両が普通列車に充当されているからです。
「妙高」号には普通列車ながら、指定席も1両ついています。

普通列車なので、指定席以外はもちろん特別料金不要。


出入り台わきの方向幕をみると、まるで特急列車のようです。


いや〜、それにしてもこのカラーリングの列車は懐かしいです。

上野〜高崎間でよくお世話になりました。


画像では見えづらいですが、近くでよ〜く見てみると ■ASAMA■ なんてロゴがうっすら残っていたり…!


横川〜軽井沢の碓氷峠を、日に何度も上り下りした189系の剛脚。

いまの日々は、彼らにとってはもう隠居の日々なのでしょうね。


「ガラガラで自分しか乗客がいないかも」なんて思っていたら、発車前にはそこそこの乗客数になりました。
それでは6両編成では余りに余るくらいですけど…。

高田あたりへ買い物へ出掛けるおばさんや学校帰りの高校生がほとんでした。
こんな特急車両で通学できるなんて羨ましすぎるゾ!!


直江津駅を発車。向こうは北陸本線。

「妙高」号はホソボソとした単線の信越本線へと足を踏み入れます。


お昼ご飯がまだだったので、直江津駅で駅弁を購入。
「妙高」号の中でのんびりランチとすることにしました。

直江津駅は駅弁の種類が豊富で、どれにしようか目移りしてしまいます。
今日は鮭の切り身といくらの入った「さけめし」にしました。


海側から山へと歩みを進めるとだんだんと雪景色が戻ってきました。

ちょうど逆光の中を走って行くのですが、光と影が雪上で織り成すコントラストが大変に綺麗でした。


高田駅、新井駅で乗客のまとまった乗降があり、徐々に車内の乗客は減っていきます。

二本木駅では、いまでは珍しいスイッチバックを体験!
次の関山駅ではスイッチバックの遺構と思われる、ボロボロのホーム跡や大きく線路を跨ぐ架線柱が見られました。


まるで「白の絨毯」のよう!


妙高高原駅に到着。

シーズン期にはレジャー客でにぎわいますが、今日は平日ということもあって、広い駅構内も閑散としていました。


妙高高原でほとんどの乗客が下車。

最初の目論見どおり(?)、ホントにこの車両の乗客は私一人になってしまいました。


途中で複線になったり、また単線に戻ったり。

そこそこ行き交う列車の本数があった頃の名残でしょうが、信越本線も新幹線の開業で偉大なるローカル線になってしまいました。


黒姫駅。中線が雪に埋まってしまっています。


進行方向に左側に新幹線の基地が見え、高架線が併走し始めるともうすぐ終点、長野駅です。


長野駅に到着。

こうして見ると、まるで「あさま」号がそこにいるかのような錯覚を覚えますね。


かつてのエース特急の片鱗がそこかしこに見られる「妙高」号。

第一線でバリバリ走っていた頃から比べると、それはそれはゆっくりとした走りですが、 変化に富んだ車窓と、元特急車のアコモを楽しめるのんびりとした旅路がそこにはありました。





             




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