東日本の特急を乗り歩いてきましたの続き

越後湯沢で「とき」号から「はくたか」号へと乗り換え。 (なんだか上越特急全盛期の記述と勘違いしそう)


在来線ホームへと下りてきて、次の乗り換え列車は特急「はくたか」号。
上越線「六日町」から北越急行ほくほく線を経由して、頚城連山をトンネルで串ざしに。
日本海側「直江津」へと ショートカットする特急です。

今日の「はくたか」12号は、JR西日本の「ホワイトウイング」と北越急行「スノーラビット」の 混成編成でした。
赤い顔は北越急行の「スノーラビット」。
まったく同じ顔で「ホワイトウイング」「サンダーバード」という兄弟がいっぱいいる特急車輌です。

グレーとブルーのラインが入る車輌はJR西日本の「ホワイトウイング」。
その愛称も、もちろん「はくたか(白鷹)」からきています。

シンボルマークももちろん大きく羽根を広げた「はくたか」。

ホーム中ほどには、滾々と涌き出る天然温泉。
ちょっと手を突っ込んでみましたが… けっこう熱いッ!

【14:54】越後湯沢駅を発車。

上越線内では急カーブ、大型カーブが連続するので、俊足自慢の「はくたか」号も スピードが思うように上がりません。
指定席はけっこうな賑わいですが、自由席はポツポツとしか乗っていません。
「はくたか」号は「指定席を確保して乗る特急」というのが浸透しているのでしょうね。

ちなみに「スノーラビット」も「ホワイトウイング」も内装には全く差がありません。

「六日町」駅からほくほく線へ。
全線高架線・オールスラブ軌道の高規格を生かして、ここから「はくたか」号は爆走開始。
およそ在来線の特急とは思えない走りっぷりは、クセになります。 (北海道のスーパー北斗のあの感覚にも似て…)

トンネルの連続なので、外の景色が楽しめる区間が少ないのはちょっと残念。
長いトンネルを抜けて、この路線では珍しい住宅地の景色が広がると、もうまもなく「十日町」。
ほくほく線沿線で最大の都市?「十日町」駅に停車。
下り特急の通過待ちかと思いきや、普通に1分停車。
下りる人も乗る人も全然いないのに、速達特急にしては「?」の 摩訶不思議な停車です。

時間は午後3時をすこしまわったばかりなのに、 すでに太陽は「夕暮れモード」。

足跡ひとつ無い一面の雪景色と樹氷が、傾いた太陽に照らされて キラキラキラ…。
すーっとスピードが落ちて、列車は線路の真ん中で停まってしまいました。
「対向列車との行き違いです」と放送が流れると、反対側にはJR東日本の「はくたか」号が すーっと入ってきて停車。
向こうが先に走り出すと、こちらも走り出しました。

線路の真ん中での行き違いと思っていたら「まつだい」いう駅での運転停車でした。
(3両分くらいしかホームの長さがない駅なので、駅だと全然気が付かない)
「まつだい」駅からまた長大トンネルの連続。

平野が広がり、立ち並ぶ木立も車窓から消えると、もうまもなく「ほくほく線」は 終了。
信越線へと乗り入れて、じきに「直江津」駅です。

【15:47】直江津駅に到着。

先頭の「ホワイトウイング」のお顔を拝見。
超高速運転をするスーパー特急にしては、丸っこいかわいらしい顔つきです。

赤が基調の「スノーラビット」とは、原型はまったく同じなんですが、 色が違うだけで印象がずいぶん違いますね。
「はくたか」号は富山、そして金沢へ。
ここまでは全行程の4分の1にしか過ぎません。

ちなみに「土日きっぷ」で「はくたか」号に乗るには、JR東日本の管轄外となる 北越急行ほくほく線を通るため、
越後湯沢から直江津までの特急料金と、六日町から犀潟までの乗車券が必要です。
(「はくたか」号の車内でも、これら全てを精算してくれます。)





             






            
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