いよいよ北海道を離れる時がやってきました。最後の最後でハプニング続きでしたが、これも良い思い出というもの?! 放送で「北斗星」4号の入線案内が流れると、はるか向こうに燦燦と輝くヘッドライトが 一条の光を放ってこちらに向かってきました。 先頭のDD51型の激しいディーゼル音、そのあとに続くのは客車の軽く軽快なジョイント音。 やっぱり寝台列車の入線の光景は、いつの時代も心をワクワクさせるものがあります。 |
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行きに乗った「北斗星」1号はJR北海道の受持ち客車ですが、この「北斗星」4号は、JR東日本の受持ち。 JR北海道の「ソロ」はパステル調のモケットを採用していましたが、 JR東日本の「ソロ」は深いエビ茶色のモケットで、印象がかなり違います。 また、JR北海道の「ソロ」上段は階段が個室内にあるのに対し、 JR東日本の「ソロ」では階段を上段2部屋で共有する形になっているので、個室内はさらに狭くなっています。 |
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すぐに車掌さんがやってきて車内改札。 切符は札幌からだったのですが、「スーパー北斗」の遅れの影響で南千歳からの乗車の旨を伝えると 「それはそれは。大変でしたねぇ」と車掌さんからも同情のお言葉を頂いてしまいました。 車内改札が終わると、個室のカードキーを渡してくれました。 「北斗星」1号では重たいカギ式でしたが、カードキーの方がスマートで、持ち帰りOKなので記念にもなります。 |
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新千歳空港で買った弁当を広げて夕食にします。その名も「北の空港弁当 〜北寄わっぱめし」 具にホッキ貝とアスパラ、その下は散らし寿司。 今回の旅行ではいろいろな駅弁を食べてきましたが、この弁当が一番見栄えする弁当でした。 ちなみに食堂車でもお弁当の販売があります。こちらはごく一般的な「幕の内弁当」でした。 |
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「グランシャリオ」のパブタイムの時間が近づいてきたので、食堂車の通路でオープンを待ちます。 通路は、全面えび茶色の木目に彩られていて、高級レストランのオープンを待っているような気分。 |
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いよいよ食堂車「グランシャリオ」パブタイムオープン。 「北斗星」1号では赤いランプシェードとブラウン基調のインテリアが印象的でしたが、この4号はグッとカジュアルな雰囲気。 次々に人々が集まってきて、すぐに満席になりました。 メニューはハンバーグ、シチューのアラカルトに、ソーセージ盛り合わせやスモークサーモンなどのサイドメニュー。 ドリンク類も生ジュースからワインまでいろいろ揃っています。 |
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これは「北の海の幸サラダ」 1人で食べるには、かなりの量があります。 イカやホタテ貝などの海の幸がふんだんに使われていて、なかなか豪華なサラダです。 その奥は、グレープフルーツジュース。私はグレープフルーツが大好きなのですが、この生ジュースはおいしかった! ちなみにコースターには「北斗星」のヘッドマークがプリントされています。これはお持ち帰り可。 |
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食堂車の車窓には、いつしか「長万部」の文字。列車は変わらず軽快な音と揺れで走り続けます。 23時39分、函館着。ここで北海道の雄「DD51」型機関車を切り離し、青函トンネル専用のED79型機関車を連結です。 機関車付け替えの光景を見ましたが、入線してきたのはやっぱりドラえもん機関車でした。 函館を発車すると、いよいよ北海道の大地ともお別れ。 0時37分。短いホイッスルを響かせて、青函トンネルへ突入。 2階ソロのカーブ窓はあっという間に曇り、トンネル壁の蛍光灯だけが一筋の光となって流れて行きます。 |
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