目を覚ますと、そこは東北。これから夏を迎える若い稲が風に揺れています。しかし、天気は相変わらずドンヨリ。 「すがすがしい朝」とはいきませんでした。 結局、今回の旅では、釧網本線のオホーツク海沿いで一瞬晴れ間が見えただけで、ずっと天候は思わしくありませんでした。 まだ、朝食には早い時間ですが、シャワーを浴びてロビーカーでのんびりすることにしました。 |
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ちなみに今朝のシャワーは、昨晩、南千歳を出て車内改札が終わってすぐに食堂車で予約をしておきました。 シャワーカードはなぜかJR北海道のデザインのもの。 「北斗星」4号ではJR東日本のデザインのカードが出てくるのを期待していたので、ちょっと残念でした。 |
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早朝まだ早い時間ですので、ロビーカーには誰もいません。ひとときの貸切状態。 「北斗星」1号のロビー室に比べ、こちらは一両まるまるフリースペースなのでかなり広々しています。 ソファーやチェアーもゆったりした造りと配置で、ここで流れる風景を見ながらボーっとするのはなんとも贅沢なひととき。 |
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6時30分。食堂車のブレックファーストタイムがオープン。 朝の食堂車は、夜のムーディな印象とはまた違った爽やかな雰囲気。 行きの朝食には洋食を食したので、今回は和食を注文。やはり和食が人気ですぐに売切れとなりました。 洋食と同じ1600円ですが、洋食の方がボリュームはあります。和食にはジュースの代わりにお茶が付いて、お代わり自由。 |
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朝食を終え、ロビーカーでくつろぎます。 東北新幹線と添ったり離れたりしながら、やがて山形新幹線の接続線が見えてくると福島に到着。 福島駅では2分停車。ここでは機関士さんが交代。 福島までの機関士さんと福島からの機関士さんが、お互い敬礼で交代のあいさつを交わしていました。 |
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東北線内ですれ違うのは圧倒的に貨物列車が多く、EH500型「金太郎ロコ」とも何度かすれ違いました。 徐々に南下し、東京に近くなるに連れて、すれ違いも見なれた電車が多くなってきます。 オレンジとグリーンの湘南電車を見るといよいよ関東に。そして終点が近いことを知らせてくれます。 宇都宮、大宮とかなりの下車があり、「北斗星」4号は終点前に、ほとんど回送列車状態になってしまいました。 |
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11時12分。雨の降りしきる中、「北斗星」4号は上野駅に定時到着。 下り立ったのは、薄暗い地平ホーム14番線。独特の照度と匂いを放つ「上野駅」。 夜汽車の旅につきものの、終着駅での「軽い倦怠感」と「じっとりとした湿っぽさ」 きっと何十年経っても、この光景とこの感覚はずっと変わらずに夜行列車を下り立つの旅人だけのものなのでしょう。 北海道への旅、ちょっと不満が残るくらいがリピーターへの道!?となりそうです。 |
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