終焉の元祖“2階建て新幹線”
さよなら100系新幹線の旅の続き



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三島駅を出るとこの旅の往路もいよいよ終盤。
しばし、どっしりとした座席にその身をまかせゆっくりすることとしましょう。

アームレスト部分のオーディオパネル。しっかり稼動中です。
座席のポケットに備え付けの雑誌は、車内誌「ひととき」とビジネス誌の「WEDGE」。
パラパラと目を通して見ますが…

車内誌「ひととき」は意外とちょっとお堅い内容ですね。
「WEDGE」のほうは内容が「日産と三菱の経営革命」とか「中国経済」とか、まんまビジネス誌ですが、
ビジネス誌にしては読みやすくて面白かったです。

天井には読書灯とスポット空調。

昼間の乗車だったので読書灯は使いませんでしたが、クーラーが苦手な私にはスポット空調は重宝しました。

客室端の階段スペースにはLED式の情報表示装置。
いまではごく普通の装備になりましたが、登場当時は「スゴイ!」と思われたことでしょう。
前の座席の背面にある折り畳みテーブルには車内の案内があります。
「2F」「1F」という表示も、東海道新幹線ではこの100系新幹線が最後…。

ちなみにデッキにも似たような案内表示があります。
10号車のグリーン車は平屋建て。
こちらは喫煙車なので、足を踏み入れた瞬間にあの匂いが鼻をつきます。

長年の営業運転で匂いが車輌に染み付いてしまったのでしょうね。
製紙工場の煙突が立ち並ぶと、もうまもなく新富士駅。
新富士駅を出ると富士川を渡ります。そしてまたトンネルの連続です。
いくつかのトンネルを抜けて静岡市内に入ります。暗雲立ち込める妖しい雲ゆき…

まだ雨は降り始まっていないようです。
そしてついに静岡駅に到着。9号車はなんと、一人を残してみんな静岡で下車となりました。
ここでも「こだま」461号は退避待ちでしばしの停車。

それならば…と反対側のホームに行って2階建て車の画像をパチリ。
じきに300系「ひかり」が猛スピードで走り去って行きます。

16両編成:約400メートルが通過に費やした時間。
わずか4秒…!!
そして「こだま」461号も終着名古屋を目指して出発していきました。





      






            
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