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さてさて、ここはどこでしょう・・・・?


今回の旅は青森で「八甲田丸」、そして函館では「摩周丸」を見てきました。

「そういえば、あそこにアレがあったよなぁ」と思い立った勢いで、 「北斗星」を降り立ったその足でそのままやって来たのは東京のお台場。  青函連絡船見物三昧の旅にしちゃおうじゃないかと、「船の科学館」で公開保存されている「羊蹄丸」に会いに来ました。


船内は大改造が施されていて、目に付く場所はほとんど当時の原型を留めていません。  シアターがあったり、見学者参加型のイベント展示コーナーがあったりと、万博のパビリオンのような感じです。

そんな中、「青函ワールド」と題した昭和30年代の青森駅前と青森駅を再現したスペースは必見!  随所に凝った演出が施されています。
この日の館内は見学者がほとんどいなくて、このスペースに自分1人になった時には、 まるで自分は昭和30年にタイムスリップしてしまったかのような錯覚すら覚えました。


「青函ワールド」の青森駅構内(?)には青函連絡船の車両甲板を再現したスペースがあって、 そこにビデオ放映のミニシアターがありました。

そこにシアター座席として並んでいたのは・・・・青函連絡船のグリーン自由席で使われていたシート!


船内(館内?)の公開スペースで唯一、往時のままを残しているのはブリッジくらいでしょうか。

この「羊蹄丸」も函館の「摩周丸」同様に、広い船内で公開されていない空間が多くあるようで、 もしかすると、一般の見学公開されていない部分は昔のままの姿を残しているのかもしれません。


青函トンネルフィーバーでリバイバル航行された時の羊蹄丸は母港名が「函館」になっていましたが、 現在は「東京」に書き換えられています。

東京に来てからの「羊蹄丸」は、ホワイトベースに船体下部にブルーラインが入るいかにも「海系パビリオン」の装いに塗り替えられていましたが、 2003年11月頃に現役時代のクリームとレッドのツートンカラーになり、往年のカラーリングが復活。  現在公開されている青函連絡船の仲間たちの中では一番ピカピカです。


4階「航海甲板」の展望デッキからは、羽田空港に向けて着陸体制に入った旅客機がよく見えます。
思わず時間も忘れてヒコーキ撮影に熱中しちゃいました。



船の上から飛行機撮影。思えばちょっと不思議で、乗り物好きには贅沢なシチュエーションですね。












この時に「大雪丸」も見に行っているので、 今回の青函訪問(+東京)で日本に生き残っている青函連絡船を全て見て回ってきたことになりました。

こうして今でもその船体が日本各地で見られることに、青函連絡船が日本人の中に残したノスタルジーの大きさと感じると同時に、 「船」という大変な維持費が掛かる巨大なモノを遺すことに尽力してくれる方々がいらっしゃることに感謝の念を覚えます。

「青函」を舞台に、連絡船を見て、これから新幹線が通ることによって運命の変革を大きく迫られるであろう「あけぼの」「北斗星」「スーパー白鳥」という 名列車で「青函トンネル」を通ってきました。
まだ、こんな夢の競演はしばらく続くと思いますが、そう遠くない将来には、全てが生まれ変わる時が近づいてきているのも事実です。









-SONIC RAIL GARDEN-

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