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目を覚ますと、列車はすでに日本海側・羽越本線を快走中。 山並みの向こうから照り始めた朝日が眩しく、今日も天気の良い一日になりそうな予感。 |
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廊下に出てみると、夜とはまた違った「シティホテルの朝」のような雰囲気。 日本有数の米どころ。車窓には水が張られた豊かな水田が一面に広がります。 |
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早朝の「酒田」駅。時間は5時を回ったばかりですが、もう降り立つ人の姿がちらほら見られます。 下り「あけぼの」では上越線から羽越本線に入ると、午前3時20分の「村上」駅を最初に、以後10分〜30分おきくらいにこまめに停車。 かつては「出羽」「鳥海」「天の川」など数々の夜行列車を抱えていた同線なだけに、最後の夜行列車「あけぼの」1本になっても需要は高いようです。 |
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車窓には、このエリアの主力列車の姿。 色や形が変わっても、ベースとなるモノはまだまだ国鉄型が幅を利かせていますね。 |
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美しくシンボリックな姿を見せるのは、「鳥海山」。 |
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こまめな停車でちらほらと客を降ろしてきた「あけぼの」号ですが、乗客がもっとも大きく動くのが「秋田」駅。 個室・B寝台・ゴロンとシートともに一斉に多くの乗客が降り立つ一方で、「立席特急券」で乗車してくる乗客も多く、 車内の様子はここ「秋田」駅を境に一変します。 先頭の機関車は・・・引き続きEF81型が担当。 上野から青森まで機関車交換無しのロングラン運用です。 |
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秋田駅では5分停車。ホームでは駅弁の立ち売りが行われていて、数種類の駅弁とお茶が売られています。 もちろんホームに降り立って駅弁買って来ました。お目当ての「きりたんぽ弁当」は売られてなくて残念。替わりに「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」を購入しました。 お茶は、レトロ〜なパックにその場でお湯を注いでくれて1本100円。熱々のお茶が飲めるのが嬉しいサービスです。 |
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「東能代」駅では「いなほ」8号と行き違い。かつての日本海縦貫特急「白鳥」の成れの果てです。 “奥羽本線”とはいえ、この辺りでは単線区間がほとんどを占めるので、こうした行き違いが頻繁にあります。 上りの普通電車を通すために、特急であるこちらがしばらく待つなんてことも。 |
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米代川を渡る「あけぼの」号。山々の緑が眩しいくらいに青空とのコントラスト。 先ほどの「秋田」駅からは車内販売が乗り込んで、8号車を拠点に何度か回ってきます。 ワゴンの商品を見せてもらいましたが、秋田駅の駅弁のほか、お菓子やつまみ飲み物などいろいろと、しかもたくさん積んでいて、 「青森までこの程度の乗客数で、こんなに需要があるの?」と思うほど。 |
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「大館」駅に到着。過去に下り「あけぼの」に乗った時は、ここで花輪線へと乗り換えたので、 この先へ「あけぼの」号でそのまま乗り通すのは今回が初めて。 向かいのホームで待っている白いディーゼルカーは、花輪線の列車。 この「あけぼの」の到着にあわせた接続列車で、もちろん「あけぼの」から乗り換える人が多く見受けられました。 |
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岩木山の麓、緑生い茂る中を駆け抜けるブルートレイン。右に左にリンゴ畑が広がり、いよいよ津軽路へ。 すっかり太陽も高く昇り、一晩を走り明かした車内はどことなく気だるい雰囲気も漂います。 「弘前」駅を出ると・・・あとは終点「青森」まで「あけぼの」号は一気に走ります。 こちらから青森駅到着前の動画がダウンロードいただけます。 到着の案内放送(AVI形式/33.4MB/2分27秒/音声あり) 青森駅入線(AVI形式/28.5MB/2分05秒/音声あり) サイズが大変大きいので、Windowsは右クリックの「対象をファイルに保存」、MacintoshはControlを押しながらクリックして「リンクをディスクにダウンロード」でダウンロード再生されることをお勧めします。 |
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上野駅からひた走ること12時間10分。定刻の9時55分に「青森」駅に到着。 降り立つ人の姿は朝方に途中乗車してきたと思われる軽装の人と、一晩を列車内で過ごしてきた人が半々くらい。 それもすぐにホームから人影が消えてしまうくらいなので、「あけぼの」は羽越線・奥羽線の沿線利用者に支えられているのでしょうね。 |
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青函連絡の使命もすっかり薄くなってしまったような「あけぼの」号ですが、 「あけぼの」号の到着を「青森」でしっかり受け止める青函連絡の列車は今でも存在します。 「スーパー白鳥」95号は「あけぼの」号到着の5分後に「函館」へ向けて発車。 この乗り継ぎを利用すれば、東京を朝イチに出る「はやて」より早く北海道入りが可能です。 |
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だだッ広いホームは、かつて「青函連絡船」へと乗り換える乗客が大挙して歩いたのでしょう。 迫力の機関車のブロワー音もトーンを落とし、静けさに包まれるホーム。 そんな静けさの中に、かつての喧騒を知っている時代の証人がひっそりと・・・・。 |