|
先ほど降りた宇都宮線の上り電車の後を追うのは、高崎線の上野行き快速「アーバン」
駅の電光表示板には・・・「快速 15両 3ドア」の表示。
賭けに出た甲斐あって、なんと211系電車をキャッチすることができそうです。
これで平屋サロが繋いだ編成が来てくれれば、最後の最後で大ドンデン返しです!
|
|
待ち時間の間にやってくる貨物列車を流してショット。常磐線では見ない機関車です。
ワクワクしながらアーバン号の到着を待ちますが、その反面不安も。
先ほどの上野行き宇都宮線電車なら、上野での常磐線への乗り換え時間が10分以上確保できていたのですが、
アーバン号だと上野駅での乗り換え時間がたったの4分に!
今朝の「遅れで乗り継ぎできず」がちょっとばかり脳内をよぎります。。。。
|
|
やってきましたアーバン号。発車表示板のとおり、3ドアの211系でお出ましです!
まずは遅れることなく定刻に来たことにホッと一安心。
「この先も遅れるなよ〜」と念じながらも・・・グリーン車に平屋サロが付いているのか、
そちらが気がかりです。
|
|
そしていよいよグリーン車が目に前に・・・・・・ありゃ〜残念! ダブル・ダブルデッカーでした。
平屋サロへの乗車は叶わず・・・・と、2両目の2階建てグリーン車がなんだかおかしいぞ?!
|
|
2階建てグリーン車は、オレンジとグリーンの帯が「2階建て」を意識して階段状ラインに配されているのですが、
2両目に繋がっていたこの車両はブットイ帯をストレートに引いた、なんともシンプルなデザイン。
実はこの車両、大元は横須賀線の113系に繋がれていた「サロ124」。決して少数派というわけではありませんが、
転属転属さらに形式変更までして生き延びた流浪のグリーン車に出会えて、ちょっとラッキー?
|
|
もちろんこの「元:横須賀線」のグリーン車のほうに乗車。
車内はさきほど「赤羽」から「さいたま新都心」まで乗った車両と同じ仕様に揃えられていて、横須賀線時代の面影はありません。
|
|
一見するとモコモコしたデザインですが、これはクッションの厚みがあってのこと。
腰掛けた時に座面と背もたれにちょっとフワリと沈み込む安定感は、E231系やE531系のグリーン席にはないものです。
肘掛がちゃんとレザー張りになっている点も、当時は当たり前だったのでしょうが、今となってはとても「親切」かつ上級ランクシートを
感じさせるものです。
|
|
座席番号を表すシールは「国鉄書体」。
|
|
天井のSuicaリーダーは後付けされたものですが、読書灯ユニットは登場当初からの装備です。
空調のスポット吹き出し口が各席個々に付いているのがステキです。
|
|
シートの回転は座面の前方下にある黒いレバーで。
座席台座の横に回転レバーが無くて、「あれ?あれ?」とちょっと焦ってしまいました・・・(^_^;
|
|
夜間の乗車なら、211系グリーン車の一番のみどころがここ。
デッキから2階席へ上がる階段空間に設置されている照明器具。
シャンデリア風の照明カバーが付いているのですが、
昼間の明るい時間帯にはあまり目立たない照明効果が、夜になるとバッチリこのとおり。ここだけ見ると
ホテルの廊下照明のようです。
|
|
そして各フロアのデッキ寄り壁面には、こんなレトロ風味のステッカー。
|
|
フカフカのシートで流れる夜景を眺めていれば、大宮から上野なんてあっという間。
なんとかここまで1分の遅れも無く、アーバン号は夜の東京を快走していきます。
|
|
そして、定刻に終点「上野」駅に到着。
到着ホームは高架ホームで、乗り換え先のホームは地上ホーム。
なんとかキャッチできた211系のグリーン車ですが、名残惜しむ余裕などはなくダッシュです!
|