「成田エクスプレス」で一気に大宮まで来た、その理由は・・・・ 首都圏の普通グリーン車サービスのラインナップの中で、今朝ほど逃してしまった215系ライナー電車と同様に 異色のグリーン車連結列車のこちらをキャッチするためでした。 |
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土日だけ走る臨時快速「フェアーウェイ」号。 ご覧のとおり485系電車が使われていて、普通列車指定券を買えば特急型に乗れちゃう「乗りドク」電車です。 その愛称から、那須野へのゴルフ客輸送を目的とした列車であることがうかがえますが、 種別が「快速」であるため、18キッパーにも人気の列車です。 |
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で、もちろんグリーン席を押さえておきました。 グリーン席は先頭車の半室ですが、ちゃんと普通席とは扉で仕切られています。 「グリーン席」の文字とシンボルマークが掲げられた半スモークドガラスの扉。その扉を開くと・・・ |
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国鉄時代の「特急」のアコモを備えたグリーン室! 古めかしく、今となっては「ノスタルジィー」も感じさせてしまう雰囲気ですが、 往年の重厚感がそこかしこから漂ってきます。 もし「特急」でこのグリーン席だったらちょっとガッカリですが、 「普通」や「快速」のグリーン席でこれならトクした気分ですよねぇ。 |
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このグリーン席、数年前まで東北から北海道へと走る特急「はつかり」号で活躍していました。 現在は新潟の基地に引越しをして、本業は夜行快速「ムーンライトえちご」号。首都圏側で昼寝の時間帯に この「フェアーウェイ」号としてアルバイトしているというわけです。 「快速」電車用になってしまったとはいえ、座席のリクライニングは昔のままに大きく倒れるし、 クッションもフカフカ(というよりビョンビョン跳ねる感じ?)だし、フットレストだって残されています。 |
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デッキにある乗務員室には、こんなネームプレート差しが残されていました。 ちなみに普通車の客室は、新型「あずさ」などでおなじみの座面リクライニングタイプの ド派手なカラーリングのシートに交換されていて、往年の雰囲気は微塵もありません(^_^; |
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指定券は終着の新宿まで買っておいたのですが、赤羽駅で降りることにしました。 まだ211系のグリーン席が制覇できておらず、このまま新宿まで行ってしまうと湘南新宿ラインで折り返す(=E231系電車しかやってこない)ことに なります。赤羽なら上野から来る211系の宇都宮線電車に当たる可能性が残されているので、 後ろ髪引かれる思いながら「フェアーウェイ」号を赤羽で下車。 |
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首都圏ではこの「フェアーウェイ」号のほかにも485系電車が使われている列車が走っていますが、 こんな顔になってしまったり、 こんな色になっちゃったりで、 往年の「原型:国鉄型」「原色:国鉄カラー」の485系で走っている「フェアーウェイ」号は貴重な存在。 キリッと角ばった窓周りに、絶妙なデザインのおでこのライト。そして重厚な三角の特急シンボルエンブレム。 風格漂う姿にあらためてホレボレしちゃいます。 |