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成田空港駅まで走る「エアポート成田」号、東京駅で全行程の約半分を走ってきたことになります。
さすがにここでグリーン車も乗客の半分以上が入れ替え。
鎌倉や横浜からの行楽客に替わって、東京駅から乗ってきたのはスーツケースを抱えた外国人や
スーツ姿のビジネスマン。車内の雰囲気がガラッと変わりました。
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以前は「日本で一番深いところにある駅」で名を馳せた「馬喰町」駅。
グリーン客室の後方では何やら騒がしい・・・車内改札に来たアテンダントさんが外国人の乗客に
「ここはエキストラチャージが必要です」と一生懸命説明していました。
結局このお客さん、大きなスーツケースを引きずって、前方の普通車へと移っていきました。
この路線のアテンダントさんは英語力も必要とされるようですね。
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地下トンネルを抜けると、車窓に並んで走るのは黄色い電車に。
すでにここは「総武快速線」。併走する黄色い総武線をどんどん追い抜いて快走していきます。
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千葉駅では、後方から追いかけて来た「成田エクスプレス」に道を譲るために5分ほど停車。
けっこうなスピードで飛ばしてきた「エアポート成田」号ですが、さすがにN'EXには敵いません。
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ここまで活況な乗車率だったグリーン車ですが、千葉・都賀・四街道と停まっていく間にどんどん下りていく乗客ばかりに。
車内はガラガラになってしまいました。
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四街道あたりからは、車窓に広がるのはずーっとこんな風景に。
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「エアポート成田」号にとって、沿線輸送の実質的な終着である「成田」駅。
グリーン車内に残っていたわずかな乗客のほとんどがここで下車していきました。
ここから先は空港線へと入り、空港ターミナルまで「駅」はありません。
単線の、か細い空港線には大げさすぎるほどのコンクリ橋へと列車は吸い込まれていきます。
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元は「成田新幹線」用に作られた高軌道の高架線を、スピードを上げてラストスパート。
車窓には着陸態勢のジェット機がかすめてこちらの頭上を超えて行きます。
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長いトンネルに入ると、じきに「空港第2ビル」に到着です。
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久里浜から乗ること約3時間。電光表示板には、いよいよ終着「成田空港」駅の文字。
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「成田空港」駅に到着〜!
空港駅に降り立った人はホントにごくわずか。
出発便が少ない時間なのかもしれませんが、
あとから到着した「成田エクスプレス」からはかなりの人が降りてきたのを見ると、
この「エアポート成田」号を空港アクセスとして使う人が元々少ないのかもしれません。
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空港駅の出口は、改札口ではなく検問ゲート。
さすがに「電車に乗りに来ただけです」と言うとややこしいことになりそう(笑)なので、無難に「空港見学です」と申告。
身分証明書に運転免許証を提示、カバンの中を見せてゲート通過です。
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