停車駅などが車内放送で流れたあと、車掌さんが車内改札がてら個室のルームキーを配りに来ます。 行きの「北斗星」1号はJR北海道の受け持ちでルームキーがカギ式でしたが、この「北斗星」4号は JR東日本の受け持ちなのでルームキーがカード式。このカードキーは回収されないので、乗車の記念に持ち帰ることができます。 カードキーを受け取ったらさっそく部屋にロックをかけて、 まずは食堂車へ向かいシャワーの予約をしに。とりあえずすぐにシャワーでさっぱりしたかったので、 直近の時間で予約を入れてシャワーカードを購入。 |
|
「ロイヤル」のシャワーとは違い、共用のパブリックシャワーは タオルもシャンプーも備え付けがありません。 でも、食堂車でこのようなシャワーセットが販売されているので、 洗面用具を持ってこなくても大丈夫 タオルには「北斗星」のマークが入っていて、ちょっとした記念になります。 ちなみに冬季の個室内は大変乾燥するので、シャワーで使ったタオルを個室内で干しておけば 過度な乾燥を防ぐことができます。 |
|
パブリックシャワーコーナーは「ロビーカー」の一角に。 シャワー室内は脱衣室とシャワーブースから構成されています。 以前に使ったことのある「サンライズ瀬戸」や「あさかぜ」のシャワー室に比べると中はかなり広くて、 気持ちよくシャワーを浴びて、着替えができます。 シャワーのお湯が出るタイムリミットは「6分間」。 走行場所によっては縦揺れ・横揺れが激しいのですが、それもまた「車内でシャワー」の醍醐味。 |
|
シャワーから部屋に戻ってきて、さっそく夕食にしましょう。 行きの「北斗星」では食堂車での豪華ディナーを楽しみましたが、帰りは駅弁で夕食です。 札幌駅のホームにあるお弁当屋さんをいくつか回ったのですが、 どこも「いしかり幕の内弁当」とこの「えぞ賞味弁当」が残っているだけでした。 札幌駅ではいろんな種類の駅弁が売られていますが、意外とこの「北斗星」4号が発車する時間帯になると 種類を選べるほどの品が残ってないようです。 札幌駅の駅ビルのデパ地下(?)を巡って探したほうがいいかもしれません。 |
|
食事をしながら車窓に流れる街の夜景を眺めていると、列車はじきに「苫小牧」に到着。 「苫小牧」着も約20分ほどの遅れで、「札幌」出発時の遅延をそのまま引き摺っているようです。 ただ、それ以上に遅れが広がっているようでもないので、ちょっと一安心。 この先もこの程度の遅れのまま、出来ればどこかで定時を取り戻してくれると助かるのですが。。。 |
|
前述のように、この「北斗星」4号はJR東日本の受け持ち列車なので、行きに乗ったJR北海道の「北斗星」1号とは 車内の感じがかなり異なります。 個室車両の通路はご覧のように濃い目の木目調となっていて、どことなくレトロ風な雰囲気。 「ロイヤル」ルームのインテリアも ブラウンを基調としていて、シックで落ち着いたインリアです。 |
|
空いている個室はドアが開いて中が見えるようになっていたので、通り掛りの車掌さんに 断わって室内の写真を撮らせてもらいました。 こちらは二人用のB個室「デュエット」。JR北海道の「デュエット」はパステルピンク系の明るい色調ですが、 このJR東日本仕様車ではやはりブラウンベースの落ち着いた色調。 |
|
こちらは「ソロ」の下段個室。天井が大きくカーブしている上段個室に比べると、完全に四角い空間なので こちらのほうが広々しているように感じます。この下段個室なら、立ち上がっての着替えも可能。 ただ、空室状況を見ると・・・やはり上段個室のほうが人気のようでした。 ちなみにJR北海道の「北斗星」1・2号は、JR東日本の「北斗星」3・4号に比べて「ソロ」の部屋数が 2倍以上あります。 |
|
ソファーとテーブルがあって豪華そうなこの個室は、A個室「ツイン・デラックス」。 名称の通り2人用の個室で、室内には2段式のソファーベッドと洋服をかけられるロッカーが設置されています。 ソファーやベッドの色彩はレッド系で、室内の雰囲気はけっこう華やか。 行きに乗った「北斗星」1号にも連結されているのですが、両列車ともこの個室は利用者がゼロのようでした。 たしかに料金的にこの設備では、バリューさを感じられないかも。。。。 今は旅行会社の個人ツアーで、この「ツインデラックス」が料金上乗せで選べるものが多いようです。 |
|
そして、いまだ「北斗星」3・4号では編成の大多数を占めている「開放型B寝台」。 B個室「ソロ」「デュエット」がラクに取れる閑散期では、さすがにこの寝台車に乗っている人は ごくわずか。全ての寝台がカラッポの車両もありました。 |