遅れていた「エアポート」号を見送ってホームを移ると、すぐに乗り継ぎの列車が入線。 JR北海道ご自慢のリゾート特急ファミリーの末っ子「ノースレインボーエクスプレス」。 一応「団体列車用」のディーゼルカーなんですが、そのような用途に使われるのは稀で、1年中なんらかの 臨時特急に使われて北海道各地を走り回っています。 北海道の「冬のリゾート」といえばスキー。この列車もズバリの「トマムサホロ・スキーエクスプレス」!! |
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石勝線も雪害で徐行運転を余儀なくされていたようで、この列車もやや遅れ気味。 この先の乗り換え列車への接続時間がタイトなので、どうなることやらヒヤヒヤです。 本来は1分停車の「南千歳」ですが、乗客が乗り込むと(というかこの駅から乗車したのは、どうやら私1人のようなんですが...)すぐに発車です。 この「ノースレインボー」は、車内が全てハイデッカー&ダブルデッカー。デッキから客室へは、こんな階段を上がって入っていきます。 実はJR北海道のリゾート列車に乗るのはこれが初めて。かの「アルコン」から始まった北海道のリゾート列車ファミリーは車内インテリアのセンスが素晴らしいことで大変有名なので、 ドキドキしながら客室への階段を上がっていきます。 |
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これが「ノースレインボー」の客室全景です! 「ハイデッカー」ということになってますが、ほとんど「ダブルデッカー」のアッパーデッキ並みの高さ。 天井に向かってカーブした窓ガラスも充分ワイドなのですが、さらにその延長線上に「天窓」まであって・・・窓際席の人は、ほぼ全天周眺望が得られます。 まさに「スゲぇ〜!」の一言。 天井からぶら下がった液晶テレビでは、トム・クルーズの映画が放映されてました。 しかし、それ以上に「スゲぇ〜」と驚いてしまったのが、車内のこの閑散ぶり!・・・見渡しても誰も乗ってないよ〜ッ!? 平日のリゾート特急とはいえ、こんなんで採算取れるのかしら... |
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この手のリゾート列車に「展望席」の存在は欠かせません! 今日はもちろん、先頭車の最前列である「展望席」の席番を指名買いしておきました。 この列車の指定券を発券してもらった時、発売開始から数週間が経っていたので「もう埋まっているだろうな」と思ったら、あっけなく発券できたので驚いたのですが・・・なるほどこの乗車率では、ねぇ。 (MOV形式/34秒/約2.5MB/音声あり/QuickTimePlayerかrealPlayerが必要) |
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編成の真ん中にある2階建て車にはラウンジコーナーとビュッフェスペースがあると、事前に調べておいたので行ってみました。 2階建て車の1階がラウンジコーナーになっていましたが・・・もちろん誰もいません。雪だるまがちょっと寂しそう。 (ちなみに2階は普通車自由席。3人(!)ほど乗ってました) このラウンジの隣りにギャレースペースがあったのですが、営業はしてないみたいで中は真っ暗。 冷蔵庫やコーヒーメーカー、シンクなどしっかりした設備なのに、勿体無いなぁ。 |
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さて、やや遅れて運転中の「ノースレインボーエクスプレス」。 「新札幌」駅到着の直前辺りから急にスピードが上がらなくなってきました。 ノロノロ運転が続き、本線上で停まったり走り出したりの繰り返しに・・・。 ついに「札幌」駅直前で完全に沈黙。どうやら雪害で「札幌」駅に集う列車が軒並み遅延してしまっていて、 ダイヤがめちゃくちゃに。そのためこの「ノースレインボー」が入れるホームがなく、ホームの空き待ちで足止めをくらってしまったようです。 そして万事休す・・・「札幌」駅で乗り換えるハズだった「小樽」行きの「エアポート」号が、こちらを追い越して先に「札幌」駅へ吸い込まれていきました・・・・ |
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なんとか空きが出たホームは、到着予定として所定の4番線。 右手には上野行きの「北斗星」2号が入線していますが、あちらもすでに発車時刻を過ぎていて、 ダイヤの混乱の影響を被っているようです。 |
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ドアが開くと同時にダッシュ、ダッシュ!! 予定では乗り換え先の「エアポート」号は札幌駅で4分停車なのですが・・・・ 「この『ノースレインボー』からの乗り継ぎなんか考慮されてないだろうなぁ〜? 頼む、待っててくれぃ〜!」 と、大慌てで階段を駆け下りて、エスカレーターを駆け上って・・・・!!! |