「トンネル見学ツアー」は別に「団体旅行パック」というわけではないので、帰りの「白鳥」号に乗り込んだ時点で解散。 「函館」駅に着いて、私はすぐに向かいのホームで発車を待っている「スーパー北斗」号に乗り込みます。 「スーパー北斗」9号は、キハ281系での運転。 やっぱり「スーパー北斗」といったら「キハ281系」ですよねぇ。キハ283系の“濃い顔”はちょっと苦手・・・ このクールな顔つき、しかも今日のように雪まみれの姿はワイルドで、登場から何年経ってもカッコイイです! |
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無口なスプリンターの横顔。雪原を真っ直ぐに駆けるサラブレッドのイメージが重なります。 「FURICO 281」のロゴの下には、うっすらと「HEAT 281」の過去が見え隠れ・・・。 |
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今日の「スーパー北斗」9号はちょっと不思議な編成でした。 「スーパー北斗」用のキハ281系は基本が7両編成。最大9両までの増結運転が可能らしいですが、 まさか編成のド真ん中にキハ283系、しかも運転台付きの先頭車が紛れ込んでの増結とは・・・JR北海道の気動車やりくりはスゴすぎる。。。 |
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で、編成中唯一のキハ283系の「増結指定席」は、「タンチョウ」柄を纏った「スーパーおおぞら」仕様。 昨日の「北斗」号での光景がウソのように、この「スーパー北斗」9号は大盛況! 車内放送でも「普通車指定席は満席」と伝えていました。もちろんこの増結指定席も満席です。 |
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昨日までにキハ283系とキハ183系のグリーン車を体験していますが、 今日の「スーパー北斗」ではキハ281系のグリーン車も体験しちゃおう!ということで、 函館から東室蘭までグリーン席を買っておきました。 このグリーン席も満員御礼ですが、ゆったりした3列配列と広々とした空間には気分的にも「ゆとり」が感じられます。 見たところではスーツ族の利用が半分、観光客の利用が半分といったところでしょうか。 前者は缶コーヒーを片手にファイルから書類を取り出して目を通し、後者はテーブルいっぱいにお弁当やみかんを出して・・・ これから長距離を走り行く特急の車内は、一目で客層が分かるのがちょっと面白かったです(^-^) |
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座席についてホッと一息つくと、もう列車は函館駅を発車。 グリーン車といえども床下にはハイパワーのディーゼルエンジンを積んでいるので、 車内には「ドドドドド・・・ドルルゥ〜!」と加速のたびにエンジンの踏ん張りが響いてきます。 これがまたすさまじい加速ダッシュ共々、迫力満点! とりあえずお昼時でもあるし、発車早々ではありますがお弁当をここらで・・。 ホームの駅弁スタンドではもうほとんどのお弁当が売れてしまっていて、残っていたのが 「青函トンネル弁当」だけでした。 |
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お弁当を食べ終える頃には、もう列車は函館市街を抜け、函館本線の山線へ。 車窓には勇壮な駒ケ岳の姿が見えてきました。 |