【特急】スーパー白鳥14号 函館 8:48 → 吉岡海底 9:48

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定刻に「函館」駅を出発。 「五稜郭」駅を過ぎると函館本線から分かれて、単線の津軽海峡線へと歩みを進めます。

雪の降りはどんどん強くなり、晴れ間もすっかり見られなくなってしまいました。
「また今日も悪天候の中の道中か・・・・」


牛革製のシートが並ぶグリーン席。深海ブルーがとてもシックです。

普通車共々、こちらも今日は空席が目立ちますが、しっかり「1人掛け席」は埋まっていました。


「江差線」と路線を共有する単線区間では、俊足自慢の「スーパー白鳥」もスピードが上がらず、 田舎特急のようなのんびりした走りが続きます。

「木古内」駅を過ぎて高規格区間に入ると、その様相は一変! 一気に爆走状態へと変わり 秘めたるハイパワー全開の走りには、ウトウトしかけていた目も覚めるようです。


かつての「快速・海峡」の生まれ変わりである「スーパー白鳥」。

その快速列車が停まっていた小駅にも停車していくのも、跡を受け継いだ列車の使命です。 ここ「知内」駅の停車もそんな使命を果たすためですが・・・・このスーパー特急に乗ってくる人影は見当たりませんでした。

(ちなみに津軽海峡線の木古内〜蟹田間は特急電車しか走ってないので、乗車券だけで特急自由席に乗れる事で有名ですね)


「青函トンネル突入」は、もはや「スーパー白鳥」にとってごくごく日常のようで、 車内放送でのトンネルの案内や突入時の長いホイッスルはなし。そこらへんのトンネルに入っていくのと同じように、 普通にトンネルへと吸い込まれていきます。

電光情報表示板の走行位置表示だけが「現在、青函トンネル」を無言で伝えてくれます。


トンネル突入で一気に曇る窓ガラス、そして雨だれのように流れる水滴。

じきに「吉岡海底」駅の到着が車内放送で告げられます。海底駅では2号車のドアだけが 開くので、席を立って2号車へ。

スゥー・・・とスピードが落ち、「スーパー白鳥」は「吉岡海底」駅に到着しました。


「バシュゥ!」と気圧差を跳ね飛ばすような轟音を立ててプラグ式ドアのドアが開くと・・・・ そこは未知の海底世界。  電車からの「電動音」が静かにうなるほかは、はるか遠くで風が流れているような音が響いているだけ。 ちょっとした「秘密基地」へ来たような気分です。

それにしても・・・・「スーパー白鳥」から下車してくる人の多いこと! すっかりブームも去った「青函トンネル」かと思っていたのですが、 意外とトンネル見学ツアーは人気なのか?!





      








-SONIC RAIL GARDEN-

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