さて、私のほうもヒコーキ撮影そこそこに次の行程へ。 空港ターミナルの1階へ降りてきて「ADK-エアー北海道」の便に搭乗手続きです。 「全日空」カウンターの隅っこに小さくカウンターを構える「エアー北海道」。 |
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今日はこれから、この3月で引退する「ツインオッター」に乗って函館と奥尻間を往復飛行。 奥尻島を結ぶ唯一の航空交通手段がこのADKの「ツインオッター」。 けっこう搭乗手続きする人がいて、ガラガラに空いている状態を想像していたのでちょっと驚きました。 これから乗る337便は奥尻上空の天候が不安定ということで、「天候調査中」の状態。 チェックインの時も、「飛べるかどうか分かりませんが・・・館内放送で案内しますので 空港内でお待ち下さい」とのこと。 |
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カウンターには「ツインオッター退役記念」のグッズが飾られていました。 大きなモデルは1/50にスケールダウンしたもので、よく出来てますね。 でも1/50になってもこの大きさってことは・・・・実物の小っこさが分かります。 これらグッズはANK商事ショップのサイトから通信販売で購入できます。 |
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搭乗券はコンピューター発券されたものではなく、なんと昔懐かしい「手もぎり」式。 ちなみにこの「ツインオッター」、座席位置の指定は基本的に出来ません。 というのも、「ツインオッター」はその小ささゆえ 機体にかかる重量のバランスを取らなければならず、チェックインのときに「お客様、失礼ですが体重は・・?」 と聞かれて、その体重でバランスよく機内に乗客を振り分けていくのです。 (右側/左側くらいの希望は聞いてくれるみたいですが、チェックイン担当の人にお任せするのが無難じゃないでしょうか) |
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「天候調査中」だった337便ですが、「悪天候で奥尻に着陸できない時は函館に引き返す」という条件付きで 出発が決定しました。 セキュリティチェックゲートを抜けて、指定された6番搭乗ゲートへ。 ここは主に道内を飛ぶ中小エアラインの専用ゲートのようで、337便の次の「エアトランセ301便 とかち帯広行き」の 乗客もここで待っていました。 |
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お客さんがロビーに集まってくると、ADKのスタッフさんが ゴロゴロゴロ・・・とキャビネットに載ったテレビを出してきました。 「それでは機内の説明をしますので、みなさま前方のテレビをご覧ください」 機内にモニターがなく、またCAさんの搭乗もない「ツインオッター」。 搭乗前にロビーで緊急時のエマージェンシーインフォメーションが行われます。 |
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で、そのエマージェンシービデオの放映が終わるといよいよ搭乗開始。 スタッフさんが一枚一枚搭乗券を受け取って、上半分を手でもぎっていきます。 「さぁ、いよいよツインオッターへ!」と思ったら、なんと搭乗手続きをした人の1人が行方不明。 搭乗客全員が揃ったところで飛行機へ向かうので、この最後の1人が現れるまでしばらくゲート内で待たされました。 みなさんちょっとイラつき気味のようでしたが、私はガラス越しに「ツインオッター」の周りに集うヒコーキ群が 撮れてニコニコです(^_^; |