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「東室蘭」では次に乗る列車まで40分ほどの待ち合わせ。
駅の中のキオスクに貼ってあった新商品のポスターのなかに、コレがありました。
いまや全国でも有数の人気動物園となった旭川市の「旭山動物園」。その動物園の中でも人気のある動物をモデルにした「チョロQ」!?
「チョロQ」もここまでキたか。。。。
個人的には「ペンギン」の腹滑りチョロQが、大変マヌケで良い!と思います(笑)
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さて、「スーパー北斗」から乗り継ぐのは・・・「スーパー北斗」の先輩であり、いまや「弟分」という感じがしないでもない「北斗」号。
“噴火湾ブルー”に塗られたキハ183系。貫通扉を備えた軽めの顔つきなはずなのに、重量感ある頼もしさが感じられるのは
「国鉄時代の産物」だからでしょうか。入線してくる姿も威風堂々。
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さきほどの「スーパー北斗」2号同様、「苫小牧」駅でほとんどの乗客を下ろしてきたのでしょうか。
普通車車内はご覧のように空席が目立ち、のんびりとした雰囲気が漂っています。
この「北斗」号に使われるキハ183系は、新型車両の「スーパー北斗」と同じ最高時速130Km/hというスペックを持っています。
発車の出だしこそ「スーパー」には敵いませんが、力行運転時の加速ぶりは「スーパー」に負けず劣らずパワフル!
(ちなみに「北斗」15号・4号はMax120Km/hの「とかち編成(N183編成)」で運転されています)
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「スーパー北斗」と比べて“振り子運転の有無”という点で到達時分に差が出てしまう「北斗」号。
しかし、そんな差を埋める素敵な車両「ハイデッカー・グリーン車」が「北斗」号には連結されています。
重心を低く抑えなければならない振り子車両にはマネの出来ない高重心のハイデッカー。
天井まで届きそうな窓からの眺めるワイドな車窓を体験してみよう!と、「東室蘭」から「洞爺」までの
区間利用で、この「ハイデッカー・グリーン車」に乗ってみました。
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グリーン車車内はガラガラの普通車に比べると、8割近い乗車率。
昨日の「オホーツク」号同様、遠距離移動になればなるほど「グリーン席」を支持する人が多いようです。
さっそくツインクルレディさんの車内改札とドリンクサービス。
さらに雑誌や新聞を手にいっぱい携えて「お読み物はいかがですか?」「膝掛け毛布はいかがですか?」。
旅客機サービスにも負けないサービスっぷり。
客室に姿を見せればドリンクのお替りを頼む人も多く、かなり忙しいお仕事のようです。
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(画像は編成中の回送車両で撮影)
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天井に向かってカーブするワイドな窓に、3アブレストのどっしりとした座席。
これに専属レディさんの手厚いもてなしが加わるっていうんですから、言うこと無しです!
まさに「特別急行の特別席」のお手本のよう。
その設備とサービスもさることながら、
客室内のカラーコードも素晴らしく、落ち着きの中にも華やかさを秘めています。
数々のリゾート特急を手がけたJR北海道らしい、ワザの見せ所です。
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途中で寝台特急「北斗星」3号とすれ違い。
あちらはまだモーニングタイムのようで、優雅に朝食を摂る人の姿が車窓に流れていきました。
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大きな窓に見える山々は有珠山に連なる山脈でしょうか。
あの噴火から6年。テレビから繰り返し流れる不気味な噴煙と混乱が
まだ脳裏に浮かびますが、車窓に流れる景色は静かに流れていきます。
「長和」「有珠」「洞爺」「豊浦」・・・あの時、報道の中で何度も出てきた地名。
その名前を掲げた駅の駅名板が景色に流れていくたびに、記憶が蘇ってきます。
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「東室蘭」から乗ってきたグリーン席は「洞爺」駅で下車。
居心地のよい空間だっただけに後ろ髪を引かれる様な思いですが、「洞爺」駅からは同じ「北斗」4号の
普通車指定席へと移動します。
指定席のほうも見事な空きっぷりだったのですが、一番驚いたのが最後尾の自由席。
なんと乗客が1人も乗っていません!
今まで旅行先でいろんな特急列車に乗ってきましたが、幹線のメイン特急でこんな光景を見るのは初めてです。
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この特急「北斗」4号、「洞爺」駅を出るとはるか先まで停車しないので、座席を向かい合わせにして
1ボックス占有させてもらいました。
車内販売のおねいさんが2人組みでまわってきました。
1人は「ツインクルレディ」の見習い研修生のようで、先輩レディさんからいろいろアドバイスを受けながら
車内販売に奮闘中!
見習いレディさんからアイスクリームを購入。真冬の景色を眺めながら、暖房の効いた車内で食べるアイスは
格別な美味しさですねぇ。
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