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「スーパーおおぞら」から下り立った「釧路」駅。
行き交う人もほとんどなく「北国の夜は早仕舞い」。
「釧路」では待ち時間があるので、歩いて夜の街歩きやフィッシャーマンズワーフへ行ってみようかと思いましたが、
ほとんどの店舗はシャッターを下ろしたあと。その上、歩道も車道も一面が氷結していて、
まるで「駅を出るとすぐそこはスケートリンク」な状態。
結局、駅テナントの「ミスタードーナツ」が遅くまで開いていたので、そこでお茶して過ごしました。
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ここ「釧路」駅に限らず、北海道内の主要駅ではこのような「記念切符」や「記念入場券」、「オレンジカード」などが
けっこう売られています。
一時期は毎月、日本全国で様々な絵柄のオレカが各社競うように発売されていましたが、
現在コンスタントに次々と発売しているのはJR北海道だけではないでしょうか。
旅先で見つけると、やっぱりついつい買っちゃいますよね。
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駅構内のキオスクで見つけたのは、スタンダードなこちらの商品。
JR東日本のキオスクで買うと、絵柄が「あずさ」や「スーパービュー踊り子」なんですが、
北海道ではしっかりJR北海道の主力列車になってました。
(ちなみに絵柄による味の違いなどはありません。)
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改札口の天井に掲げられたデパーチャーズ・ボード。
21:30すぎからは、表示されるのはこの列車だけとなり、この列車をもって「釧路」駅の一日は終わりとなります。
北海道を旅する者にとっても便利な列車ですが、地元の人にもしっかりとその存在が根付いているようで、
特に数人の若者たちが軽装でこの列車を待っているところを見ると、
札幌への気軽な足として利用されているようです。
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私もこの夜行特急で一気に「札幌」へと戻ります。
「まりも」号の入線時刻は22:30頃。発車までゆうに30分もの余裕がある入線で、寒い中で列車を待つ身にとっては
「最高のサービス」です。
闇夜を切り裂く4つ目のヘッドライト。煌々と先を照らすように入線してくる光景は、新たな「旅立ち」を掻き立ててくれます。
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カラフルなヘッドマーク。
朝焼けに浮かぶピンネシリ−雄阿寒岳と、澄んだ湖に潜むマリモを描いた秀逸なデザイン。
傾きかけた月と星がこの列車の性格を表わしています。
マリモが生息する阿寒湖一帯は、原始の自然が残ることから、よく「神々の庭」「神々の湖」などと
呼ばれるそう。
この1枚のマークから、そんな神秘な世界への誘いが漂うようです。
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「まりも」号は、ディーゼル気動車に寝台客車を混結するという、世にも珍しい編成で組成されています。
同様の編成は「利尻」号、夜行「オホーツク」号でも見られますが、寝台車を基本で2両繋げているのはこの「まりも」号だけ。
今回は寝台車でぐっすり寝て札幌へと向かいます。
寝台車の入り口には「SLEEPING CAR」のエンブレムが描かれ、ちょっと特別な感じです。
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