北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線 北見 14:28 → 池田 17:34

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札幌から約4時間30分。道東の「北見」はさらに寒さが増すようです。
初めて下り立ったここ「北見」からは、「ふるさと銀河線」に乗り換えて道東エリアを北から南へと一気に下ります。

「ぐるり北海道フリー切符」では「ふるさと銀河線」に乗れないので、まずは改札口を出て切符を買い直さなければなりません。 終点の「池田」までは3,410円!! なかなかの乗車賃です。



石北本線の下りホームと上りホームに挟まれた、北見駅のド真ん中が「ふるさと銀河線」の乗り場。 3セク鉄道とJRの乗り換え駅って、3セク鉄道の乗り場はたいてい駅の隅っこに追いやられるようにしてあるので、 ちょっとビックリ。

実は北見←→池田間を全線走破する列車は意外と少なくて、たまたま乗り継ぎの列車で「全線走破」が可能だったのは ラッキーでした。


「北見」を発車したディーゼルカー、車内は買い物帰りのおばちゃんや自動車学校に通う高校生でいっぱいでした。 「○○ちゃんは札幌のデパートに就職が決まった」とか「今日の仮免ギリギリだったさー」なんてハナシに花が咲いて賑やかなこと!  地方のローカル線に乗った時、こういう地元の話が耳に聞こえてくるのって楽しいですよね。

単行のディーゼルカーは「ドルドルドル・・・」と軽快に、手付かずの雪原のド真ん中を走っていきます。


「北見」駅から約50分の「置戸(おけと)」駅までが、この鉄道線北部の人的流動のあるエリアのようで、 「置戸」を出ると車内は一気に静かになってしまいました。

「置戸」の次の「小利別(しょうとしべつ)」ではホームが一面の雪に埋もれてしまって、どこまでがホームで どこまでが駅前広場なのか分からないほどに!


物悲しいような、でもどことなく神々しいような景色の中を走るディーゼルカー。
乗車前はもっとのんびりした走りなのかと思っていたのですが、実はけっこうディーゼルエンジンを フル回転させる力強い走りで進んでいきます。

夏場なら単調であろう景色も、冬は自然の造形が深くて・・・・ボーッと景色を眺めながら 「『牛のおっぱい』の世界はこんななんだろうなぁ」と車窓を見てました。


「ふるさと銀河線」では一部の区間で、線路端の「ハエタタキ」がまだ健在でした。

画像のは小さいタイプの「ハエタタキ」ですが、昔の幹線で見られたような大きな「ハエタタキ」が 残っているところもあって、偉大なるローカル線が道内の骨格を形作っていた頃の北海道を 知っている方には懐かしい光景かも!!
(ちなみに私は「ハエタタキ」を見ると、なぜかキハ82型「特急おおとり」の走行シーンを連想してしまいます。 幼い頃に見た、なんかの雑誌の“刷り込み”かな・・・?(笑))


「北見」から「池田」までは約3時間。  車内にトイレがある車両で助かりました〜(^_^ゞ


車内で見つけた「往復割引切符」の広告です。

「ちほく高原鉄道」による手作り感が全開なのもイイ味出してますが・・・なぜに京王線の電車??


久々に堂々とした駅舎が現れると、そこは「陸別」駅。
ここでは7分停車なので、外の空気を吸いに列車を降りてみました。 暖房ボケした頭が「キーン!」と冴えるような冷たさ!

「ふるさと銀河線」では100Km以上の乗車券は途中下車が可能なので、 改札口も出てみました。ドドーン!と巨大な駅舎は、陸別町のコミュニティホールも 兼ねていて、列車の到着に合わせて待ち合わせをしていたおばあちゃん達が井戸端会議を していました。


車内の暖房がけっこうキツめなので、改札外の自動販売機で冷たい飲み物を買って列車に戻ると、 ちょうど対向列車がやってくるところでした。
7分の停車時間は、この対向列車の行き違い待ちだったんですね。

「北見」から約1時間30分。終点「池田」までの旅路はまだ半分を来たばかりです。





      








-SONIC RAIL GARDEN-

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