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「北斗星」から乗り換えて、いよいよ札幌から道内紀行のスタート。
記念すべき最初の道内ランナーは流氷の街「網走」へと走る特急「オホーツク」。
この特急でまずは「北見」へと向かうのですが、しょっぱなから約4時間30分の長丁場の旅路です。
さすが北海道は広い!!
「オホーツク」号のヘッドマークの英文綴りは「OKHOTSK」とロシア語での表記。
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指定された号車はなんと「簡易リクライニングシート」がズラリ!
最初は「まさか段階型ストップ式だろう」と思っていたのですが・・・・直立か完全に倒すかでしか
バックレストが固定できないホンモノの「簡リクシート」でした。
この席で4時間30分を移動・・・いきなりブルーです(T_T)
指定席車両はほぼ全ての窓際が埋まり、なかなかの利用状況。格安の高速バスと競合する「オホーツク」号ですが、
道路が凍結する冬場はやはり鉄道が有利と捉える人が多いのでしょうね。
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札幌発車直後は晴れ間も見えていたのですが、車窓はいきなり猛吹雪に早変わり。
窓に吹き付ける雪が瞬時に凍結して、楽しみにしていた車窓はご覧の通り。
全く視界が効かなくなってしまいました。
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「本日のオホーツク3号は盛況に付き、21両編成でお送りしております」
・・・北海道の特急はついに東海道新幹線を越えるボリュームへと成長しました(ウソ)
「なんだ21号車って?!」と「?」マークが頭の中にいくつも浮かんだのですが、
捻らずに考えてみれば答えは簡単。 2号車と1号車の間に挟みこんだ増結車両が「21号車」。
でも、発券された指定券に「21号車 5A席」なんて表記されていたら、ちょっとビビりますよね(笑)
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まぁ、そんなこんなで、簡リクシートに座って窓の外は視界に難ありの旅路で「旭川」に到着。
ここ「旭川」では、最近の特急では珍しい「6分」という長めの停車時分。外に出てみるとちょうど稚内から走ってきた「スーパー宗谷」号、
これから札幌へと向かう準備中の「ライラック」号、そして「オホーツク」号の特急3並びが見られました。
若干の乗客の入れ替えがあった「オホーツク」3号は、函館本線から石北本線へと進んでいきます。
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走行時間の長い特急列車が多いJR北海道では、L特急以外のディーゼル特急でオリジナルのメニューを全座席にセットして、
取り揃え豊富な車内販売を展開しています。
特に「お弁当」の取り揃えは各方面の列車ごとに異なっていて、その路線の名物弁当がラインナップされています。
画像のように、網走方面の「オホーツク」号と名寄・稚内方面の「スーパー宗谷」号を比べてみるとご覧の通り。
1枚のメニュー表に各方面の扱い商品が載っているので、例えば「オホーツク」号に乗りながら「北斗」号の沿線名物なんかを知ることもでき、
旅の過程で次に乗る列車への「楽しみ」がより期待膨らむものになりますね。
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さて、まだまだ先の長い「オホーツク」号の旅。
お昼ご飯には途中駅積み込みの駅弁を予約注文して、それまで軽食で過ごすことにしました。
「大雪山カマンベールチーズケーキ」は甘さ控えめで、
市販のスナック菓子をポリポリ食べるよりも、ちょっと優雅な旅気分が味わえる小粋な一品です。
ちょっと量が少なめなのが難といえば難かな・・? もうちょっと大きいパッケージだったら嬉しかったかも。
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なにやら前方の席のお客さんが天井を指差して、車掌さんとあれやこれやと話をしています。
するとお客さんは荷物をまとめて車掌さんと後方の車両へと姿を消していきました。
どうやら天井から水漏れしているようで、それが座席まで濡らしているよう。
じきに車掌さんが戻ってきてなにやら応急処置を始めました。「オムツ」のような吸水シートをガムテープで
貼り付けていく車掌さん。手馴れた手つきに「普段でも水漏れが多いんだろうなぁ」と思わせることしきり。
ちなみに別の車両でも、この吸水シートが天井に貼り付けられているのを見かけました。
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