20:30頃、車内放送にて食堂車のパブタイム開始が告げられました。 さきほどのコース料理で食欲は満たされていたのですが、北斗星のパブタイムは軽食類が充実していると 聞いていたので、再び食堂車「グランシャリオ」へ行ってみることにしました。 |
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予約無しで利用できるパブタイム。誰でも気軽に食堂車での食事が楽しめる時間なので、さぞ混んでいるだろうと 思ったら、さほどでもなくて拍子抜けでした。 食堂車入口ドアに近い2人掛けテーブルに着席し、メニューを手にとってオーダー。 オーダーしたものを待っている間に列車は速度を落とし、杜の都「仙台」駅に到着しました。 東北地方最大の都市なだけに、ホームではまだ多くの人が帰りの電車を待っていました。 そこからこちらを見る視線がこれまたこそばゆい・・・・! |
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オーダーしたのは「今日のケーキと紅茶のセット」。 今日の北斗星1号に積み込まれていたケーキは「あんずのパイケーキ」でした。 甘酸っぱさが効いているアンズの味もさることながら、パイ生地がしっかりしているのには感心、感心! アイスクリームを添えてスペシャリティを出しているのも、「北斗星」がまだやっつけ仕事をされるような 存在には成り果てていないことが窺えるようでした。 ちなみにケーキとアイスのディッシュに紅茶がついたこのセットは700円。車内料金にしては良心的です。 |
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食堂車から部屋に戻って、就寝まで液晶テレビでムービープログラムを見ていました。 流れていたのは「約三十の嘘」という、椎名桔平と中谷美紀が主演のコメディタッチ(?)サスペンス。 「北斗星」と双璧を成す、JR西日本の「トワイライトエクスプレス」が舞台になっていて、 そこで繰り広げられる詐欺師同士の化かし合いストーリー。 個室内のシーンは完全に「撮影用の舞台セット」と分かるのですが、サロンカーや食堂車のシーンは 走行中の実車が使われていて、かなりリアリティがあります。 ストーリー中に何度も「トワイライトエクスプレス」の走行シーンが出てきて、 「トワイライトエクスプレス」の映画を「北斗星」に乗りながら見るのは、なんだかヘンな感じでした(笑) |
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映画を見終わったところで眠くなってきたので、今日はもう寝ることにしました。 室内にある「インフォメーション・ファイル」には「ベッドメイクは乗務員が行います。お気軽にお申し付け下さい」と書いてありましたが、 別に難しい技術を要するわけでもないので、自分で全部やっちゃいました。 で、出来上がった「ベッド」がこれです。ロイヤルのベッドは、ベッド下から補助ベッドを出して「セミダブルサイズ」にすることができるのですが、 イマイチこの補助ベッドの扱いが分からなかったので、引き出して使うのはやめておきました。 「ナイトテーブル」がなくてちょっと不便だったので、ゴミ箱に肘掛けを載せてお手製「ナイトテーブル」に(笑) |
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闇夜に甲高い雄叫びを咆哮させる機関車。 そしてそれに引っ張られる青い客車はジョイント音を高らかに謡い上げ、 時に大きく揺れながら漆黒の世界を疾走していきます。 夜から逃げ、朝を追いかけるように、星も見えない空の下を「北斗星」は走る・・・・・ |