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まだ朝も早くて見て回るところもオープンしていないので、とりあえず「大阪」駅のスミっこで撮り鉄。
北陸特急が発車するホームで「サンダーバード」や、終焉間近と噂される485系特急「雷鳥」号を狙っておきました。
朝早いこの時間帯だと、ほかにもキハ85系の「ワイドビューひだ」号や長野行きの「しなの」号、
なんちゃって485系風「北近畿」号も次々と押し寄せて来て、なかなか効率よくいろんな特急が撮れます。
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「大阪」駅をあとに大阪環状線に乗車。やって来たのは「弁天町」にある「交通科学博物館」です。
「いつか行ってみたいな」と前々から思っていたので、ようやく来ることが出来ました。
館内には4両編成に組み替えられた0系新幹線がそのまんま搬入されていました。グリーン車の入り口には
階段が据え付けられていて「おぉ!車内が見られるのか!」と心トキメかせて近づくと・・・残念ながら車内開放は現在休止中・・。
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あの元祖「こだま」型ボンネット特急も、カットモデルですが実物が飾られています。
間近で見ると、ものすごい迫力!
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パンタグラフのコーナーでは、500系新幹線の実物が展示されています。
こうして見ると、あの猛スピードを支える電源取り込み口とは思えないほどシンプルで華奢ですね。
後ろのパンタグラフと比べると、大きさもかなり小さいことがわかります。
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なにげに来館者に人気なのがこのコーナー。
「ひかりレールスター」のコンパートメントのモックアップで、車輌開発の過程で実際に使われたものだそうです。
ちなみに奥の扉が実車では通路になり、手前がボディ側面となるので、
この構図でこのコンパートメントの全景が見られるのは、このモックアップだけということになります。
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記念切符の展示コーナーではこんなものを発見!
「スーパー雷鳥・サンダーバード」の運転開始記念のオレカです。まんま「サンダーバード」(笑)
しかも2枚組みのうち、1枚は人形が温泉に入っているデザイン・・・・。
鉄道会社のイメージリーダーとなる新型特急のデビュー記念でこのデザイン・・・
「関西」だから、「ネタ」だから許されるモノのような気がしないでもないです。
余談ですが、大阪駅ホームの特急「サンダーバード」発車案内の自動放送。英語での放送は
「サゥンダァヴァードゥ」と生々しい発音で、「日本の特急の愛称とはいったい・・・」と思わずにはいられない
素晴らしいものです。大阪訪問の際は必聴だ!
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バスコーナーにも実物がデデーン!と展示されています。
東名高速のハイウェイバス第1号車。素晴らしいデザインのお顔です!
なんか「ちょっと弄ってデザインしてみました」ってイヤらしさが全然感じられません。これぞ高速バス!
なんでこんな中途半端な構図なのかって? 左のほうはバスのすぐ横で子供がプラレールを自由にいじりまくれる「キッズコーナー」で、
阿鼻叫喚の光景が繰り広げられていらしたのよ。
こんな構図でしか撮れなかった私が一番ガッカリですわ。
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秋葉原にあった「交通博物館」を髣髴させる、乗用車や飛行機、船舶のコーナーもあります。
うわぁ〜、「ミゼット」だぁ! 生「ミゼット」!
かわいいなぁ、このまま持って(乗って?)帰りたい!
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飛行機コーナーは、コメットやカラベルといったジェット世代以降のモデル展示が主体。
さすがに巨体の旅客機の実物は搬入できなかったか・・・(あ、でも「エアロコマンダー」の実物はあった。)
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旅客機コーナーには「伊丹空港」のジオラマがありました。
雰囲気は「伊丹」っぽいのですが、恐ろしく手抜きなジオラマ。「あくまでも雰囲気だけ楽しんでね」といったところでしょうか。
そのジオラマの上のほうには、レアレアなモデルが並んでいて、ついついそっちばかりに目が行ってしまいました(笑)
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船舶コーナーも模型での展示が主体ですが、現物のサイズがとてつもなく大きいものなので、モデルにしてもかなりの迫力があります!
これは青函連絡船「八甲田丸」の模型。カットモデルとなっていて、船内の様子がところどころ見えるようになっています。
惜しむらくは照明が暗すぎて(おそらく演出のため)、奥のほうがよく見えませんでした。
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これは「ホーバークラフト」の模型。宇高連絡船で活躍していた「ホーバークラフト」ですが、
この模型には「かもめ」の愛称が刻まれていました。たしか宇高のホーバーは「とびうお」って愛称だったような覚えが・・・。
というか、若い方には「とびうお」とか「かもめ」とかいう以前に、「宇高連絡船」そのものを知らない人もいるかもなぁ・・・。
(と、おじさんはボヤくのであった)
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屋外には、昔の京都駅1番ホームのトラス屋根を移設して作られた展示場があります。
そこに陳列しているのは、昭和時代に活躍した蒸気機関車や客車、電車たち。
こうして見ると屋根の雰囲気とも相まって、蒸気機関車が現役だった時代のターミナル駅が目の前に広がっているかのようです。
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今回、この「交通科学博物館」で一番会いたかったのが、このブルドック・ディーゼルカー!
元祖・特急型気動車キハ81系です。ついに対面することができて感激もひとしお。
無骨な中にもどこか愛らしく、そして勇ましさも感じさせるボンネットスタイル。
現在でも進化し続けるディーゼル特急の始祖たる存在で、
「スーパー北斗」や「ワイドビューひだ」といった気動車特急のご先祖様ということになりましょうか。
私の地元の常磐線では、大昔に初代特急「ひたち」として走ってたこともあります。
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残念ながらこちらも車内は一般開放されておらず、「博物館探検ツアー」なるイベントに参加した人だけが特別に中に入れるとのこと。
窓越しに中を覗くと・・・ノスタルジー「国鉄」全開! T17型シートが往時のままでズラリと並んでいます。
深いブルーのモケット、妙にメカメカした収納テーブル、絶妙なカーブラインを描くアームレスト!!
一度、生でこの手で触れてみたいです。
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茶色の古い客車の中で、ブルトレ車輌が1両。
20系客車の食堂車「ナシ20」ですが、その茶色い客車と並ぶと、時代遅れだと思っていた20系が
とてつもなく先進性を持った存在に見えてくるから不思議です。
「あさかぜ」が登場した時に20系寝台車を見た人々が感じたのは、多分こんな感覚だったのかも。
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この「ナシ20」型はただの展示車輌ではなく、なんと車内で食堂車の営業が行われています!
(ただし土日祝日のみ営業。平日はお弁当の販売のみ行われているそうです)
車内に一歩入ってみると・・・車内の調度品はさすがに当時のものではなく、
ちょっと安っぽい家具が使われていますが、「食堂車」の雰囲気は満点!
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ここでちょっとばかり早めのランチにしました。
メニューには「エビフライ」や「ポークカツ」「カレーライス」なんかがラインナップ。
私は「カレーライス」を注文してみましたが、これがものすごい「甘口」! しかも値段の割りに量が多いし・・・
これも「関西」風?!
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食事を終え、もう一度最後にキハ81型気動車へ。
じっくり見て、ボディをなでなでして、気が済んだところで「交通科学博物館」を後にしました。
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