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「おお〜」「スゲェ〜」とあちこちをいじりまくり。CAさんからは相当不審人物に見られてたかも?
大阪上空で窓の外に広がっていた一面の雲海がフッと切れました。
複雑に入り組んでいるのは大阪から神戸へと繋がる港湾。
「ポートアイランド」と「マリンエア」が眼下にかすかに見えました。
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さて、「スターフライヤー」驚異の充実設備はまだまだあります。
今回の旅行記はほとんど「設備のご紹介」で終わってしまいそうな感じですよ?!
座席斜め下でグリーンに光るランプ。何かと思えばコレは充電用のコンセントで、なんと全席に設置されています。
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ですので、こんな感じに「機内でiPodの充電!」なんてこともできます(^_^;
このコンセントはほとんどの利用者が携帯電話の充電に使っているようで、
ちょっと分かりにくいところに設置されているのにもかかわらず、このコンセントを使っている人がけっこういました。
ちなみに機内で携帯電話やパソコンをスイッチオンさせるのはご法度!
電源を切った状態で充電にご利用くださいね。(←のiPodももちろん電源オフの状態です)
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客室の頭から尻尾まで、3人掛けシートが2列の6アブレストで並んでいますが、
窓側席が予約で埋まった時には普通の人ならば、真ん中の席を空けて通路側を選ぶでしょう。
そんな「真ん中席だけが空いた状態」の時に、さらに「ゆとり」を引き立てる隠し技がこの「センターカクテルテーブル」。
真ん中席の背もたれを引き出して倒すことができ、さらにアームレストを上げてしまえば座席幅も広く使えます。
この「センターテーブル」は、最近ANAがB737-700のアジア国際線で「プレミアムエコノミー・アジア」として始めたばかりですが、
ANAが国際線で追加料金が必要なのに対し、「スタフラ」では席さえ空いていれば誰でも無料で使えます。
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「SFJ 083」便は順調なフライトを続け、いつしか瀬戸内海上空へ。
このあたりも雲がなく、窓の外には大小の島々を結ぶ「瀬戸大橋」がラインとなってクッキリ。
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「福岡空港」行きの便だと、降下し始めるまでもうちょっと時間がありますが、
「北九州」便だとこのあたりでもう間もなく降下を始め、着陸態勢へと入る頃です。
機内ではゴミなどの回収方々、希望者には最後のドリンクサービス。
2杯目のドリンクはこれまた「スターフライヤー」が自ら“厳選”したと謳う「ヤマダイ・リンゴジュース」をチョイス。
味は濃厚なのにヘンに口に中で後味引くことなく、もちろんベタ甘すぎることもなく・・・・
なかなかこれだけの味のリンゴジュースを提供するエアラインはないんじゃないでしょうか!?
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さぁ、いよいよ「スターフライヤー」の初搭乗フライトも佳境です。
瀬戸内海がクッキリ見えていた窓の外にはいつしか厚い雲が広がり、九州地方が連日の雨模様だということを思い出させました。
雲の中へ沈んで行くかのように高度を下げ・・・窓の外に雲々がちぎれ流れるように後方に飛び去っていく頃、
「ポーン ポーン」とチャイムが鳴り、シートベルトサインが点灯。
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ガタガタと揺れながら雲の中を、まるで探るように進んでいく黒い機体。
雲が切れると窓の外にはドンヨリと暗い海原が見えて来ました。
その先にはやがて海上空港の姿。ついに「北九州空港」が目の前に!!
機体は空港島の南から北へと飛び、空港島の北側で大きく180度方向転換。
なかなかスリリングかつダイナミックなランディング準備にワクワクドキドキ!
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ランディングは予想以上のスマートさで、逆噴射の轟音もなんだか「物足りない・・」なんて思わせるほど。
(ジャンボの轟音に慣れちゃってるのかも)
すぐに自走状態へと移行して、スポットへと向かいます。
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「北九州空港」は想像していたのと比べて、こじんまりとしたターミナルでした。
ブリッジも3本だけで「あれ?開港の様子をテレビで見たときはもっと大きく見えたんだけどなぁ」
もともと空席の多いフライトでしたが、乗客のほとんどが前方席に収まっていたため、
ドアが開放され降機が始まるとあっという間にキャビン内はカラッポに。
「なるほど、前方席を指定して素早く降機・・・リピーターさんが多いんだなぁ」と1人で納得。
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最後の降機客となった私が降りると、次の便へとなるべく準備が始まりました。
この次の便は夕方18時過ぎの出発ですが、さらに羽田まで1.5往復。
一日にすると驚異的なレグ数をこなしていることになります。
「安さ」だけをアピールポイントに掲げず、「空の旅はもっと楽しい」と教えてくれる。
そんな貴重な存在が誕生したことに、精一杯の声援を送りたいと思います。
「スターフライヤー」から、もっと日本の空を移動することが快適なものに
変わっていってくれることを願って・・・。
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