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さて、やってきました小田急新宿駅。
首都圏屈指の通勤路線なだけあって、上り列車が着くたびにホーム一面が人の波でごったがえします。
この時間帯は特急ロマンスカー専用ホームにもガンガン通勤電車が入線してきます。
ホームのド真ん中でロマンスカーを待っていると人波に飲まれてしまいそうなので、駅構内の隅っこにある
カフェテリアで時間を待つことに。
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今回は小田急の旅行カウンターで、箱根湯本までの往復割引乗車券と温泉の割引入場券がセットになった切符を買うつもりだったので
早めに新宿駅に着たのですが・・・・カウンターのオープン時間は10時。かたや私の乗る列車の発車時刻も10時。
「箱根フリーパス」を買っても元が取れるほど箱根であちこちを廻れそうもないので、結局フツーに往復乗車券を買うことにしました。
窓口で往復切符を買ったら「箱根のんびりクーポン」なる小冊子が貰えました。箱根の観光施設の入場料やお土産屋さんでの買い物、
果てはロマンスカーでの車内販売も割引になるというクーポン券が付いた観光ガイドです。
今回の旅行ではこのクーポンを大いに活用させてもらいました(^-^)
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今日これから乗車するVSE「スーパーはこね」13号は、新宿駅10:00発。
まだまだ通勤電車が間髪をいれずにどんどん新宿駅に押し寄せる時間帯ですが、
通勤電車を捌きながらロマンスカーも突っ込ませるという小田急のスゴ技ダイヤ!
実は「スーパーはこね」13号の前に、EXEの「さがみ」号が9:48分に発車していくのですが、
この列車がホーム先端のクロスポイントを跨いで下り本線へと飛び出していくようになっています。
かたや、VSE「スーパーはこね」号もこのポイントを跨いでホームに入らなければならないので、
「さがみ」号が出て行くのを上り本線で待っているという状態。
「さがみ」号が出て行くと・・・間髪いれずにすぐにVSEが入線してくるという、いやはやなんとも言えない慌しさです!
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入線してくると短い停車時間の間に先頭車では記念撮影タイム。
記念撮影の順番待ちができるのは、さすが観光特急のクイーンなだけはあります。
入線からドアクローズ・発車まで10分足らずですから、撮るほうも撮られるほうもとにかく慌しくて大変!
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カフェ・カーのどてっ腹にはオシャレなロマンスカー「VSE」のロゴマーク。
EXEを除くロマンスカーでは、百合の花を模したシンボルマークを掲げていますが、
このVSEでも百合の花は登場せず、文字だけのロゴマークになっています。
百合のマークはロマンスカーのヒストリックなシンボルなだけに、新時代のVSEに採用されなかったのはちょっと残念。
(スマートなVSEには「野暮ったい」という判断だったのかな?!)
もちろんこのマークの部分をバックに記念撮影する人の姿が絶えません。
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展望席の最前列です。今日の私のチケットは「1号車1B席」。
箱根湯本までの1時間18分間、この席の住人なのです!
たくさんの人が「すごーい!展望席があるよ!」「いつかは一番前に乗りたいねぇ」「ここってなかなか予約が取れないんだよね」
なんて口々に話しているのを耳にすると、「へへーん!いいでしょ、いいでしょ!」と心の中で自慢してみたりして(^_^ゞ
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VSEの乗車口は、まるでデザイナーズマンションの玄関のような雰囲気。
「電車のデッキ」というイメージがまるで皆無なので、ドアが開いた瞬間から優雅な旅が始まるかのようです。
ちなみに、1号車には乗車口が無いので(展望席と一般席の間にあるドアは非常用で、駅では開きません)、2号車のドアから。
1号車と2号車の利用者が同時に押し寄せるもんだから大変な混雑で、短い停車時間なのもあってどこか殺気立った雰囲気も・・・!
(同じように10号車も乗降用ドアが無く、9号車から乗り降りします)
小田急さん、できれば1号車と10号車のドアを始発駅と終着駅だけでも開放してくれませんか・・?
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一般席の客室はとにかく天井が高くて開放的!
まぁるくカーブを描くこのルーフが実は「VSE」の愛称の由来で、「Vault Super Express」とは「丸天井の特急」のこと。
照明は間接照明だけで、天井に蛍光灯などが取り付けられていないのでさらにスッキリ感が強調されているようです。
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まだ、車内は荷棚にカバンを置いたり、コートを脱いだりとガヤガヤしている状態で、私も通路を右往左往する人をすり抜けて
やっと展望席まで辿り着けました。
とりあえず席に着くと、もう列車は「パ〜ポ〜ピ〜ポ〜プ〜♪」と電子ホーンを高々と歌い上げて発車しているところでした。
いやはや、なんとも慌しい旅立ちで・・・。 なにはともあれ、いよいよVSE「スーパーはこね」13号は箱根湯本へ向けて新宿を出発!
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