SUPER STYLE in DOMESTIC FLIGHTS
国際線機で行く“異国・長崎”の旅 の続き



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中華街を出て、路面電車と徒歩でやってきたのは「ホテルシップ・ヴィクトリア」

今日は日帰りなので、ここに宿泊するわけではないのですが、かの青函連絡船で使われていた船体の 数少ない生き残りということで見に来ました。

船首部分には「大雪丸」の大きなプレートが、まだ誇らしげに残っていました。


入り口の脇には「スクリュープロペラ」がモニュメントのように飾られています。


中に入る前に、外観を見てきました。

こうして見ると、まるで今にも海峡の海原へと出航していきそうな雰囲気が漂っています。


さっそく中へお邪魔してきました。

エントランスを入ると、ホテルなのですぐにフロントカウンターがあります。が、ロビーのような設備は無く、 サロンのような場所がありますが電気は消され入ることは出来ません。
さらに館内のレストランは完全予約制で、前日までの予約が必要。フラリと来ても、食事もできません。 「大浴場」も宿泊客専用の設備で、立ち寄り湯などは受け付けてないそうです。
・・・・う〜ん、意外と「閉鎖的」なカンジ...

フロントの前には「大雪丸」の精密な模型が飾られていました。


フロントホールには、模型のほかにも「大雪丸」に関するいろんな資料などが展示されていて、 さながらプチ「大雪丸記念館」のよう。この展示物の観覧は特に咎められませんでした。

こちらは船内の客室案内図。おそらく青函連絡船の現役時代に、船内で実際に使われていたものではないでしょうか?

甲板部分の拡大写真はコチラ。 実際に「大雪丸」に乗船したことのある人には懐かしいかも・・?!


こちらは大雪丸時代のアクソメ図。この図をよ〜く目に焼き付けて、下の画像を見てみて下さい。


で、こちらが現在のホテルシップのアクソメ図。

かなりの大改造が施されているのがよく分かります。現在いるフロントロビーは昔、貨車の積み込みスペースだったのですね。 ほかにも甲板上の乗用車積み込みスペースにプラネタリウムが作られたりしています。

こりゃあ、改造にかなりのお金がかかっているなぁ・・・・この図を見ただけでもそう思わせます。


こちらの陳列棚は、青函時代に実際に船内で使われていた小物類や記念に出版された書籍を展示しています。


操舵室は、設備をそのままに残して「バーラウンジ」になっているみたいです。

その名も「Bar SODA(ソーダ)」。・・・ソーダ、そうだ、操舵・・??


この貴重な「青函連絡船」の時代を知る船体ですが、この12月でホテルが閉館になるのに伴い、 その後の去就は不確かなものになってきてしまいました。

できることなら、いつまでも大事にどこかで保存して欲しいと願いたいですが・・・ この巨大な船体を維持していくのは大変なこと。現実はそう簡単に事が運びそうにはなさそうです....


「大雪丸」をあとに、次の目的地へ。
ホテル前にはバス停があったのですが、電停まではたいした距離ではないですし、街並み見物がてら歩くことにしました。

途中、古めかしい洋館やレンガ造りの建物がところどころに建っていて(現役の建物?)、 西洋の文化がいち早く入ってきた「長崎」らしさが感じられます。
このレンガの倉庫もイイ味出してますねぇ。しかも倉庫として、今も使われているところがスゴイ!


こちらは「旧・香港上海銀行」の建物。上海のバンドに立っている建物を連想させます。

今は記念館になっていて、中では往時の雰囲気がそのままに残されていました。


電停で電車を待っている間、観光マップを見ていると・・・近くにちゃんぽん発祥の店「四海楼」があるのが分かったので ちょっと寄ってみることにしました。

さっき、ちゃんぽんで昼ごはんを済ませたばかりなのでさすがに食事をする気は無かったのですが、 飲茶のような点心や喫茶があれば・・・と思ったら、レストランは食事モノがメインでした。


巨大な建物の2階には「ちゃんぽん博物館」なるコーナーがあったので行ってみました。

博物館の中には、「四海楼」で昔使われていたちゃんぽんの器などが展示されていて、「ちゃんぽん博物館」というより 「四海楼博物館」といった感じ。それだけちゃんぽんで歴史を築いてきたということでしょうね。


展示物の中にはこんなものも。

「サザエさん」が夏休みの九州旅行で長崎に寄った際、「四海楼」でちゃんぽんを食べるシーンの絵コンテです。 「サザエさん」は夏休みや冬休みには日本のいろんなトコへ出かけていましたね。(年をとることなく大阪万博とつくば万博に 行っているなんてスゴすぎるぞ(笑))

最近のサザエさん一家はお出かけしてるのかな?


「四海楼」の外では、屋台のアイスクリーム屋さんがいました。

これも長崎の名物「チリンチリンアイス」。1本100円です。
「1本くださ〜い」と頼むと、おばちゃんがヘラの様なものでアイスを少しずつすくってはコーンに盛り付けていきます。 これを何回も何回も繰り返して・・・「ハイ、どうぞ」と渡されたのは、まるでコーンの上に花のように盛られたアイスクリーム!

ちょっと食べるのがもったいない様な出来栄えですが・・・一口。アイスシャーベットとジェラートの間をとったような 口ざわりでした。甘さ控えめで美味しかったです。















-SONIC RAIL GARDEN-

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