一通りの機内を見せてもらい、再びCAさんと共にファーストクラスのほうへ戻ってきました。 機内は若干照明が落とされ、やや薄暗い雰囲気に。自席に戻ろうとした時、一瞬ギョッとしました。 というのも、数席がフルフラットの状態になっていて、完全に「寝ている」人が!! 自席へ戻り、私もフルフラットにして遊んでみることに。 手元にズラリ並んだボタンの中から「FLAT」のボタンを2回押してみると・・・ |
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ウイイイィ〜ンと静かな電動音とともに、リクライニングが倒れてレッグレストがせり上がってきました。 座席は30秒ほどでほぼフラットな状態に。実際に寝っころがってみると、寝心地は悪くありません。 ただ、寝返りをラクに打てるほど横幅に余裕はなく、ちょっと体をずらしながら寝返る必要があります。 |
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横から見るとこんな感じです。 膝掛け毛布を借りて掛け布団にすれば、ちょっとした「空飛ぶベッド」に早変わり。 沖縄線やこの長崎線のような長距離路線のスーパーシートが常にこういう座席だと嬉しいですねぇ。 |
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センターアームレストの先端にはシートテレビが格納されています。 国際線の時はいろんなプログラムが楽しめるようですが、今日は残念ながら電源すら入りませんでした。 スカイビジョンで放映している番組だけでも流れるようにしてくれれば良かったのに・・。 |
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長崎空港到着まではもうちょっと時間があるのですが、突然チャイムが鳴り出し、シートベルト着用サインが点灯しました。 急いでフルフラットの座席を元に戻してテレビを仕舞って・・・とやっていると機長さんから機内アナウンスが。 なんでもこの先の気流の状態が良くないらしく、揺れたりすることが予想されるとのこと。 CAさんにも全員着席の指示を出しているのでドリンクサービスを中断しますがゴメンナサイ、とお詫びの挨拶で締めくくられました。 外は快晴のいい天気ですが、気流は天気に関係なく流れているんですね。 |
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機長さんの放送の通り、しばらくするとけっこう機体がガタガタと揺れるシーンが断続的に続きました。 結局そのままシートに縛られた状態で「只今より着陸態勢に入ります」という放送が。 徐々に高度を下げて、再び厚い雲の中へ機体は突っ込んでいきます。 雲がいくつもの一筋の線になりながら流れていくと、やがて地上が見え、ハウステンボスがくっきりと見える高さまで 降下してきました。 |
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長崎空港は日本初の「海上空港」。 そのため、飛行機はまるで海へ突っ込んでいくかのようなランディング。 どんどん降下していって、海の水面がすぐ手に届くくらいまで見える高さに! 一瞬マジで「海面に着水しちゃうんじゃないか??!」とビビってしまいましたが、ギリギリで 滑走路が目に飛び込んできて、ドゴン!ガゴン!と振動を立てながら、長崎空港にランディング! 街のド真ん中にランディングするかのような「伊丹」や「福岡」とは一味違ったスリルがあります。 |
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羽田ではオープンスポットからの搭乗でしたが、長崎ではボーディングブリッジを使って直接降機でした。 この位置から見ると・・・普通の国内専用のジャンボと見分けがつきませんわ(笑) |
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到着ロビーに出ましたが、実はこの時点で、この後どうするか全然決めていませんでした。 なんとなくやってきた屋上の展望デッキ。 先ほど乗ってきたジャンボ機は、折り返しの東京行き664便となるべく、貨物の積み込みに大忙し。 |
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国際線機の証であるウィングレットを絡めたカットをいくつか撮影してみました。 ウィングレットを装備すると空気抵抗を減少させることができ、航行距離が長いほど消費燃料を抑えることができます。 しかし、航行距離の短い日本国内線のジャンボではその効果が薄く、逆にウィングレットをつけるとその分横幅の広いスポットが必要となり、 また隣のスポットに入ってくる機種を小型機に限定させてしまうデメリットがあります。 日本国内を専門に飛ぶジャンボ機にこの「小さな翼」が無いのは、そういうワケがあるのです。 |
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機内であっちこっちを見せてもらったり、おしゃべりして下さったCAさんから、実はこっそりお土産を頂いてしまいました。 スーパーシート・プレミアムの小さなペーパーバッグの中を見てみると・・・・ 中からは絵はがきにキャンディ、密封式のSSP専用おしぼりにギブアウェイの模型飛行機(なぜかB767-200・笑)が入ってました。 さらに絵はがきの 一枚にはこんなメッセージが入っていてビックリ! ええ、もちろんますますANAファンになりましたよ! |