はやて1周年記念パス激乗り旅行
東日本の特急を乗り歩いてきましたの続き


中央ライナー6号 八王子 19:48→新宿 20:25


さてさて、ここ八王子から新宿までは「中央ライナー」でフィニッシュを飾ります。

「なぜに“中央ライナー”」で「なぜにライナーが“歴代あずさ”」なのか??!


じゃじゃ〜ん! 「中央ライナー」6号は、かつて「あずさ」号で大活躍した183系電車が使われているのです。

先頭を飾る三角形の「特急シンボル」がないのが残念ですが、 勢いよくホームに入線してくるその姿は第一線でバリバリに輝いていた頃と比べても、少しも色褪せてはいません!


「はやてパス」ではライナー券を購入すれば、各種ライナー列車にも乗車が可能。

「中央ライナー」にはグリーン車も連結されています。
ライナーグリーン券は、700円とちょっぴり高めの料金設定ですが、奮発しました。

さあ、この扉の向こうに待つものは…


あの「グレードアップあずさ」の頃のままの、巨大バケットシートが並ぶ空間が、今、目の前に!

在来線特急の3アブレスト・セミハイデッカーグリーン席の先駆けとなる記念すべきグリーン車がこれです。
「ハイパーサルーン」も「スーパーひたち」も「アーバンライナー」も、このグリーン席こそがいわば「先輩」で「元祖」なのです。


700円の追加出費で、このハイバック・フルリクライニングシートがあなたのものに。
どうでしょう、高いと思いますか?安いと思いますか?

特急「あずさ」の頃には、高いグリーン料金を払わなければ座ることができなかったこのシート。
機会があればぜひお乗り頂き、「高速バス」対策でJR東日本が打って出た野心作をひしひしと感じてください(笑)



夜間に郊外から都心へ向かう「ライナー」というのも、その存在自体が不思議ですが…
もちろん車内はグリーン車も普通車もガラガラです。

一日の終わりと旅の終わりを、大きなシートに身を委ねてマッタリと過ごしますが、 「ライナー」の走るスピードも実にマッタリ。

中央線の工事と、前方の列車のつかえでスピードはまったく上がらず、終始ノロノロです。


新宿歌舞伎町付近の大ガードから見たネオンの輝き。

さあ、ここまで来ると「新宿駅」は目の前です。

停止信号でつっかえ、本線上で停止寸前のスピードで走りながらも、新宿到着は定刻どおり。
もしかして、このノロノロスピードがすでにダイヤ上に組み込まれているのでしょうか…??!

「しんじゅく」の駅名板には、やっぱり国鉄カラーの特急車両が一番似合いますね!


最新型の新幹線や特急と懐かしい寝台列車を乗り継ぎながら、 最後を「国鉄」から「JR」へと移行する瞬間に生まれたグリーン車でフィニッシュを飾ってみました。

新型車の開発と登場は絶えることなく続き、その一方でスター街道から脇役へ、そしてリタイヤしてゆく国鉄時代からの列車。
いまの新旧の混在状態は、さほど長い未来までは続かないでしょう。今の「新」が「旧」になる時代もいつか訪れるのですから…





今回の旅行の、ホントの最後のランナー。偶然にもApple「iPod」の山手線アドトレイン。

ボディーにはたくさんの「iPod」のイメージイラストのステッカーが貼ってありました。
山手線をご利用の「Mac」ユーザーのみなさん、この電車は写真におさめましたかな??





      




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