JR九州 キハ183系 SIEBOLD EXPRESS
特急「シーボルト」

 
1988年に「オランダ村特急」として登場した、JR九州のキハ183系気動車。
その後「ゆふいんの森U世」として久大本線へ転属しましたが、再び特急「シーボルト」として長崎へ舞い戻って来ました。

愛称の「シーボルト」は、江戸時代に長崎の出島に住んだオランダ人学者、
「フィリップ フランツ フォン シーボルト」という実在した人名が由来になっています。

(現在この「シーボルト」号は廃止され、この車両は再改造されて久大本線の「ゆふデラックス」号として活躍中です)


普通車

客室全景

2人掛け席

フットレスト
「シーボルト」は、グリーン車なしのオールモノクラス。全車2+2配列でリクライニングシートが設置されています。
室内のインテリアは基本的に「ゆふいんの森U世」に変身した時のモノを継続しています。
シートモケットはオランダ風のタータンチェック。カラーバリエーションは、オレンジとグリーンの2種類。
座席そのものは「オランダ村特急」の頃からと同じものです。







セミコンパートメント

6人個室

4人個室

個室脇の通路

2号車にはセミコンパートメントが2室ありました。
1室は3人掛けソファーを対面に配した「6人用」。もう1室は2人掛けソファーを対面に配した「4人用」。
室内の中心に折り畳みの木目テーブルと照明灯を装備。壁にはカガミが備えてありました。

「シーボルト」ではこの個室は自由席となっていて、ホームで並んでの「早い者勝ち」。
たいていは始発駅で埋まっていることが多く、途中駅からの乗車では乗れないことが多かったようです。

セミコンパートメント脇の通路は、独特な雰囲気。潜水艦のような丸い窓は、鉄道車輌では珍しい設備です。








パノラマサロン

パノラマサロン全景

パノラマサロン全景

自動販売機

両端の先頭車はパノラマサロンになっていました。
当初はサロン内に丸テーブルが設置されていましたが、後に撤去されています。

カウンターと自動販売機が設置されているサロンコーナーは、「ゆふ森U」ではビュッフェだったスペースです。
「シーボルト」では客室乗務員の乗務はなく、車内販売もありませんでした。





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