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    翌朝、ホテルで朝食を済ませてチェックアウト。博多南線に乗りに来ました。
この路線は初乗車。ホントに300円ほどで新幹線に乗れるんですね。100系新幹線で博多から博多南へ。
博多南のホームから0系が見えるかな〜と思ったのですが、見える場所にはいませんでした。
    その代わり(?)、0系の顔をしたドクターイエローが見えました。その後ろには「WIN350」の姿も。
時間が無かったので見られませんでしたが、基地の外周からは「グランドひかり」の食堂車とかも見えるみたいです。
    博多南からの戻りは「ひかりレールスター」。300円でサルーンシート乗ってきました。
そのまま鹿児島本線に乗り換えて「原田」駅へ。「かもめ」や「リレーつばめ」、寝台特急「はやぶさ」の撮影をしました。
次々に、様々な特急電車がやってきます。現地にいたのは1時間ほどでしたが、いろいろ撮れました。
               
    再び博多駅に戻ってきました。せっかく九州まで来たので、九州の特急にも乗りましょう。
というわけで、2枚きっぷを買って「リレーつばめ」で大牟田まで往復することにしました。
    行きは、追加料金を払って「デラックス・グリーン席」にしました。この「超リクライニングシート」も久しぶり。
この列車は指定席・グリーン席ともほぼ満席でしたが、デラックスグリーンは私1人の貸切でした。
    発車後、さっそくおしぼりとドリンクサービス。その後にさらにクッキーとキャンディーも。
以前はトレーに載せてまとめてサーヴしていましたが、小分けにして持ってくるようになったのですね。
かなり深い姿勢で、足も大きく放り出せるのが快適です。レッグレストもこまめな高さ調整ができるのでちょうど良い体勢が保てます。
    大牟田から博多へは、1,000円を追加して「グリーン席」で戻ってきました。
あの大型シートとドリンクサービス・開放感のある空間で移動できるのであれば、1,000円の追加料金は申し訳ないほどの安さです。
    そろそろ帰りの新幹線の時間です。新大阪への戻りは「ひかりレールスター」。
おとなりには8両編成に生まれ変わった「こだま」用の500系が、レールスターと顔を並べていました。
    ツアーにはホテルと往復の新幹線の指定席代が含まれているので、帰りのレールスターはもちろん「サルーンシート」です。
2&2の大型シートは、まるでグリーン席並みの快適さ。
    博多駅発車後に車内でちょっと遅めの昼ご飯にしました。
さきほどの「つばめ」号の車内で買った「つばめ弁当」。鹿児島本線沿線の名物が詰まった、名物弁当です。
九州に来ると必ず一度は食べるお弁当なので、これを食べて初めて「九州来た!」と実感。
    車窓には何度か500系とすれ違い。あっという間にすれ違っていくのは、8両編成の「こだま」用の500系。
人気スターの500系も徐々に檜舞台から裏方へと移って行っているのが感じられます。
    博多から新大阪までは、途中いくつもの駅に停車しながらも所要時間は3時間を切る速さ。
全速力で停車駅を絞ったダイヤの0系とレールスターの700系では、その性能の差がハッキリと所要時間に現れていますね。
キオスクで買った博多銘菓「鶴の子」のハンディパッケージを開けて、車窓を眺めながらちょっと贅沢な午後のお茶の時間。
    新大阪が近づく頃には、空は夕焼け空。
高く澄んだ空に、浮かぶ雲。オレンジ色に染まる街並みが、まるで空に溶けていきそうな風景。
    新大阪に到着。そこからそのまま「のぞみ」に乗り換えて東京へ・・・というのが普通でしょうが、改札を出て地下鉄に乗り換え。
やって来ましたのは「淀屋橋」。ここから「出町柳」まで京阪特急に乗って京都へ向かい、京都から新幹線に乗ります。
淀屋橋の地下ホームに下りると、発車を待っていた特急は偶然にも元3000系の電車でした。
    しかも夕刻の時間帯なので、速達タイプの「快速特急」でした。
「K特急」時代から含めて、この速達タイプの特急に乗るのは今日が初めてです。
    先頭車の展望席に座れましたが、すでに外は真っ暗でしたので、前展望はあんまり楽しめませんでした。
「快速特急」は、特急停車駅の「枚方市」と「樟葉」を通過。
ラッシュの時間帯で、前を走る電車の間隔も詰まっているからか、さほどスピードは上がらずじまいのまま「出町柳」に到着。
    京阪から地下鉄へと乗り継いで、「京都」駅へ。
「京都」からは、新幹線のぞみ号に乗り換え。今回の帰りももちろんN700系です。
    そして、今回もグリーン車にしちゃいました。このシンクロシート、いつ座っても気持ちイイですね。
リクライニングを倒した時の、あのススーッと体が沈み込んでいくような瞬間がたまりません。
    晩御飯にお弁当を広げます。買ってきたのは、「惜別0系」パッケージの新大阪駅の駅弁「大阪弁 VS 博多弁」
大阪名物と博多名物がいっぱい入った、とっても欲張りなお弁当です。
    時間通りに「東京」駅に到着。これにて今回の旅は終了です。
京阪電車へとちょっと寄り道しちゃいましたが、500系・レールスター・N700系、そして0系と、歴代の新幹線を一挙に体験できた貴重な旅でした。
       
       
    新幹線の開業以来、初めて「0系がいない」という時代がついに幕を開けました。
これからの開業を目指して工事が進捗中の新幹線もあれば、そこで活躍すべく新しい新幹線電車の胎動も聞こえてきています。
0系という「始祖」たる存在が消えても、パイオニアが積み重ねてきたものは、確実に次の時代へと進化しながら受け継がれていくでしょう。
0系も、ここまで広がった新幹線網と自分を元にしてたくさんの子孫が生まれたことに、きっと「大満足」で引退できたのではないでしょうか。
       






            
-SONIC RAIL GARDEN-
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