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スーパージャンボは確実に、順調に東上を続けます。

窓の外には大きな島と本島を結ぶ橋、さらに奥には海上空港と思われる人工の島が。
明石大橋と関西国際空港がくっきりと見えてきました。空の上から見るとこんなに近い距離に見えるんですね。

ここが神戸上空だということは・・・・


はい、開港間近の神戸空港も眼下にハッキリ見えました!

その上に見えるのは関空です。さらにちょっと進むと伊丹空港も見え、3つも空港が隣接している大阪圏。


私の座席からの眺めです。左手のギャレーが2区画連なっているのは、 全日空のSRの中でも「国際線専従時代」の履歴を持つ、このJA8157だけ。

国際線時代にはミールとドリンクを満載したカートがギッシリ積み込まれたであろうギャレーですが、 さすがに現在はカート収納受けや棚の上などはスカスカでした。


今日は2回、ドリンクサービスが回って来ました。
今度は行きにも飲んだ、今月のスペシャルドリンク「チャイ」をオーダー。ホッとする暖かさと甘さです。

この「JA8157」退役後には見られなくなってしまう、SR/LRの安全のしおりも記録として画像に収めておきました。


スーパージャンボは伊勢湾を越えて、太平洋上へと出ました。

ポッカリ浮かんだ雲が、海面にポツリポツリと影を落としています。
その先には遥かなる水平線。 地球が丸く見える、晴れた日の幸せなスカイクルージングが続きます。


いよいよ房総半島の上空へとやって来ました。 ベルトサインが点いていよいよ着陸態勢に・・・・と思ったのですが、スーパージャンボは一向に高度を下げていく 気配がありません。

すると、機長さんから「現在、羽田空港が大変混みあっており、上空での待機指示が出ております。 着陸までもう少々お待ち下さい」との機内放送が流れました。  この時間帯に羽田着陸というのは、あまり馴染みが無いのでどのあたりで上空待機しているのかよく分かりませんでしたが、 窓から見えた筑波山の位置から、成田の数キロ南のあたりを旋回しながら待っているようでした。

着陸許可が出たようで、スーパージャンボは大きく旋回していよいよ羽田空港へ。アクアラインがハッキリ見えるところまで降りてきました。


飛行機に乗り慣れているとはいえ、離陸とこの着陸の瞬間は心地よい緊張感があります。

今日は主翼の動きがよ〜く見える席でしたので、ドキドキしながらフラップやスピードブレーキの動きを見てました。 ドゴン!とギアが接地したあとの逆噴射。アッパーデッキでは感じられない、ド迫力な爆音です!

ランウェイ34Lへの着陸なので、延々2タミまで自走が続きます。 トロトロトロ・・・・と移動する中、機内はすっかり「降機モード」。立ち上がってコートを着る人、 中には収納棚を開けて荷物を取り出す人も。


定刻より20分ほど遅れて羽田空港に到着。

今日も最後のほうに降機して、CAさんにお願いして機内の画像を撮らせてもらいました。 曲がったヘッドレストカバー、読まれてクシャクシャの新聞、グルグルに丸められた膝掛け毛布・・・ 「こんな乱雑な機内で申し訳ないです・・・もうすぐ引退する機体なんで、どうぞ心ゆくまでお撮り下さい」 と、ここでも退役することをご存知のCAさんからのご好意に甘えさせてもらいました。

今日のスーパージャンボは51番スポットに。そのため、ブリッジや到着ロビーへの通路から 機体全体を眺めることはできませんでした・・・残念無念!


51番スポットからだと、バゲージクレイムや到着ロビーまでが遠い遠い・・・!
もっともヒコーキファンなら、到着ロビーへ向かうまでにいろんな飛行機がいろんな角度から見られて 楽しいひとときではあります。


駆け足の行程・乗るだけの単純往復ではありましたが、退役前の「スーパージャンボ」の普段の姿を、 乗って記録することができました。























-SONIC RAIL GARDEN-

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