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「はこね」36号は箱根湯本駅を発車。 せっかくの展望席ですが、外はすっかり暗くなってしまって・・・・前の風景も全然見えません(涙) |
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小田原から車内販売の営業が始まります。 一般客室と段差がある展望席にはワゴンが回ってこないのですが、 売り子さんがメニュー片手に注文を聞きに来てくれます。 本当は、箱根湯本の駅で駅弁を買おうと思っていたのですが、全て売り切れで買えませんでした。 車内販売のお弁当は、行きに食べた「冬の味覚弁当」か「VSE弁当」しか積んでいないということで、 結局こちらのお弁当にしました。 大人の男が1人でこれをパクついている姿って・・・・(笑) |
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夜の展望席、明かりが煌々と照っている駅を通過する時くらいしか前の風景が見えません。 せっかくのHiSEロマンスカー展望席ですが、楽しさは半減でした。 後方の一般客室から、代わる代わるに団体のお客さんが展望席を覗きに来ていました。 北京語を話していたので中国か台湾からの旅行者のようでしたが、大人も子供もこのような席があることに興味津々のようでした。 |
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さきほどの車内販売ですが、小田原を出た後は本厚木に着くまで一度しか廻って来ないようで、 何か買いたい物があるときはカウンターに出向く必要があるようです。 カウンターのある販売コーナー、以前は「ビュッフェ」と呼ばれていたスペースですが 今は車内販売の基地にしかすぎません。VSEの「カフェコーナー」に比べると 整然とした雰囲気で、あまり飾り気がありません。 クリスマスツリーの飾りが、逆に浮いているかのようです。 |
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売店コーナーで買ったのは、クリスマスシーズン限定の「スペシャルロマンスカーワインセット」。 赤と白1本ずつが箱に梱包されていて、さらにVSEのミニバッグに入っているのでお土産にも最適! ワインのラベルにはHiSEロマンスカーが使われています。 さらにこんなポストカードのおまけ付き。 |
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これもクリスマス限定の「VSEお菓子詰め合わせセット」。 クリスマス前にコンビニなどで見かける、ブーツにお菓子がいっぱい詰まった商品の「VSEバージョン」といったカンジで、 VSE弁当のお弁当箱に森永のお菓子がギッシリ詰まっています。 こちらもVSEのミニバッグに入っていました。 |
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さて、列車は順調に新宿へ向けて快走していきます。 途中、本厚木と町田に停車。この両駅で降りていく箱根帰りの旅行者も多いのですが、 それ以上に都市間利用や東京へ向かう人が多く乗ってきます。 ガラガラに近かった客席は町田駅でほぼ満席に。小田原発車後にも余席のあった展望席ですが、この両駅で全ての席が埋まりました。 |
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本厚木を出た後で、車内販売が再び廻ってきました。 なにしろ「外が見えない展望席」なだけに退屈で、食のほうが進む進む(笑) 今度はロマンスカーサブレーと日本茶をオーダー。袋の中のサブレーはパッケージがRSEロマンスカー「あさぎり」号になっていました。 サブレーはこんなで、ロマンスカーに見えるかどうかは微妙・・・(^_^; (あ、サブレー自体は甘さひかえめで美味しかったです。) |
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町田を出ると車窓に街明かりが増えるので、展望席からはネオンや家々の明かりが流れ去っていく風景が見えるようになります。 複々線区間に入るとスピードもグッと増して、両脇の緩行線ホームの明かりが まるで「ワープゾーン」のイメージのように前方から迫って来ては後方へ幾筋の線となって流れ去っていきます。 |
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線路ギリギリまでビルや家が立ち並ぶ区間になると、いよいよ新宿も間近です。 新宿駅手前ですれ違ったのはEXEロマンスカーの「ホームウェイ」号。 その名の通り「家路」を急ぐ人たちを乗せて、10両編成の電車は満席のようでした。 |
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新宿駅に到着。「はこね」36号から下り立ったのは、箱根での思い出話で盛り上がるグループ客から、 これから東京の夜の街へと繰り出していく若者まで、様々な顔の人々。 温泉でホコホコになった「体」と「気分」が冷めないうちに東京まで運んでくれるロマンスカーは、 やっぱり観光特急のクイーンでした。 |
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HiSEロマンスカーは、折り返しの特急「ホームウェイ」号になるのかと思ったら回送電車になっていました。 この時間帯の「ホームウェイ」号は、ほとんどがEXEロマンスカーで、やはり輸送量の多いEXEのほうを優先的に まわしているのでしょうね。 VSEロマンスカーの登場で姿を消しつつあるHiSEロマンスカー。 今後はVSEの増備はないそうで、しばらくは最後の1編成の元気な姿が見られそうです。 ちょっと古めかさの漂い始めたHiSEですが、また箱根へ行くことがあればぜひ昼間に乗ってみたいと思います。 |