さよなら ―サハシ787 BUFFET CAR―
787系「つばめ」号ビュッフェ車輌 最終運転 エピローグ




街に広場があるように、この列車には憩いの場があった。




広場に人々が集うように、旅人はそこへと自然に集った。




ブラウン管の向こうの世界のように、ここでは誰もが旅のドラマの主人公となった。




「いちばん楽しい列車になりたい」 その思いをのせた笑顔がそこにはあった。




時代は廻る。「名門」という名の歴史にまたひとつ「輝き」を刻んで、今日も「つばめ」は走る。