つばめで目指す海風の楽園
九州に行って来ましたの続き



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博多駅から福岡空港までは行きと同じく地下鉄で。やってきたのは… またしてもJR九州の303系電車。
思いもかけず、今回の旅の鉄道移動は全てJR九州の列車となりました。
空港に着いて、さっそく搭乗手続き。
ダメ元で「スーパーシート」へのアップグレードを申し出てみると、なんと「空席1有り」と出ました。しかも窓側席です。

もちろんその場でスーパーシートへアップグレードしてもらいました。
追加するスーパーシート料金は4200円。JR九州の特急グリーン車に比べるとホントの「贅沢」ですね。
手荷物検査を受けてボーディングゲートへ。

途中で見掛けた、JALの松井ジェット。
もちろん一般の人からの注目度も高く、誰もが携帯電話のカメラでこのヒコーキを撮影してました。


搭乗口の電光表示板。「東京」の文字を見ると、「もう休暇も終わりだなあ」と短かった2日間の思い出が走馬灯のように…


羽田からのJAL383便。整備の後、今度は羽田行きのJAL386便でとんぼ返りです。

もちろん「レインボーセブン」が充当されるのでこの便を選びました。

いよいよボーディングスタート。

スーパーシートなので優先搭乗させてもらえるかと思っていましたが、特にそういう事はありませんでした。
ドッシリとした座席、落ち着いた中にも華やかさが漂う印象のシートモケット、2列しかないので半ば「個室」のような雰囲気。
小雨だったのがまた本降りになって、じきに豪雨に…
今回の旅行は、短時間のうちにコロコロと天候が変わることの連続でした。

その雨の強さに、“虹の飛行機”は予定通り飛び立てるのか…?
しかし、特に離陸を遅らせる様子も無く、ドアクローズの後すぐにタキシングを開始しました。
ほぼ定刻通りに福岡空港を離陸しましたが・・・その悪天候をもたらす雲は厚く、小刻に、時に大きな揺れが続きます。
「シートベルト着用サイン」が消えたのは、大分を抜けて、四国上空も香川あたりに入った頃でした。

さっそくドリンクサービスが始まりました。
ドリンクのカップには、「Dream Skyward」と松井選手のイラストにサイン入り。
松井ファンなら、このカップのためにJAL便に搭乗したい…?!
スーパーシートの乗客には、ホカホカの大きなおしぼりとお菓子も配られました。
このお菓子は、「パティスリー クイーンアリス」のお煎餅の詰め合わせでした。
実は飛行機に乗る直前くらいから空腹だったので、配られたお煎餅は開けずに空港で買ったお弁当を開けました。
空港内ってどうしてこう、なんでもかんでも高くて、しかも品揃えが少ないんでしょうねェ。
この巻き寿司のお弁当を買った時も、これ以外に選択の余地は無くしかも「えっ?!」と声に出るほどの値段でした。

しかし意外と食べでがありまして、4つでお腹いっぱいになってしまいました。(上空の空気圧も関係アリかな?)
スーパーシートではひざ掛け毛布とオーディオ用のイヤホンが貸し出され、さらに「雑誌はいかがですか?」と廻って来ます。

「あれ、これらのサービスって…どこかで?」と思ったら、特急「つばめ」のグリーン車でのサービス内容とほとんど同じ。
「つばめ」号では最大2500円ほどの追加料金で、国内便のスーパーシートと同等のサービスが受けられるんだから、
そのコストパフォーマンスの高さ(あくまでも乗客側から見た場合)には、改めて驚きです。
パーソナルモニターで映像を楽しんだり、オーディオサービスで音楽を聴いたり、さらにドリンクのお替わりを頼んだり。
あっという間に「羽田空港に向けて着陸態勢に入ります」というところまで来てしまいました。

眼下には千葉港に隣接する町と工場群の明かりが流れます。
どんどん高度を下げ、一瞬ディズニーランドが見えたかと思うとすぐに晴海の倉庫群、そしてお台場と景色は次々に流れて…
誘導灯が宝石箱のように光る羽田空港に着陸しました〜。
羽田から飛び立つ便はすでになく、待合コーナーは人影も無くシーンとしていました。

今回は「レインボーシート」で旅立ち、九州島内ではグリーン車、帰りは「スーパーシート」とワンランク上の移動空間を楽しみました。
多少の金額を上乗せしてもその対価に見合うだけの「ゆとり」と「くつろぎ」は魅力的な存在です。

またいつか、本州の西南端の小さな町で、今度は大海原に沈む大きな太陽を眺めたいですね。









            
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