和歌山電鐵 2270系 いちご電車 おもちゃ電車



2003年、南海電鉄が貴志川線の廃線を発表すると、廃線回避のため市民団体が結成され存続運動が始まりました。
存続に向けた活動は盛り上がりを見せ、最終的に2006年に「岡山電気軌道」が運行事業を引き継ぐことに決定。
電車は貴志川線専用となっていた2270系電車が、南海電鉄から無償譲渡されることとなりました。

地元に根付いた「日本一心豊かなローカル線になりたい」という経営理念から、電車のリニューアルにもそれが反映され、
第一弾リニューアルとして、地元の特産の「イチゴ」をモチーフにした「いちご電車」が2006年に登場。

さらには、同じ和歌山県の玩具通販企業の社長が貴志川線沿線出身という縁から、電車サポーターを表明。
同社のサポートにより、2007年に電車車内を「こども部屋」にように改造した「おもちゃ電車」が登場しました。

いちご電車やおもちゃ電車、さらにはネコ駅長まで登場して、週末には多くの観光客が押し寄せる名物電鐵になっています。







■■■ いちご電車 ■■■


南海電鉄から和歌山電鐡へ電車が引き継がれた際、2701+2271号の編成が「いちご電車」として改装されました。
車内は、従来からのロングシート仕様が基本ですが、連結面寄りの座席が一部取り外されて車椅子スペースとなりました。
また、木製ベンチとカウンターテーブルが設置され、イベント電車のようなスペースとなっています。
貴志寄りの2701号電車には、さらに木製キャビネットが設置されています。
実際にイベント電車と走る際に、このスペースは物販コーナーやお茶コーナーなどとして使われています。

車内の吊り輪は全て木製(木製風?)のものに取り替えられ、客室全体の雰囲気に華を添えるワンポイントとなっています。
座席のカバーは、よく見ると小さくイチゴのイラストが入っていて、かなり凝っています。
また、窓の上部から引き出すブラインドは、すだれの様なものに取り替えられています。







■■■ おもちゃ電車 ■■■


「いちご電車の弟分」として、2706+2276号電車が真っ赤な「おもちゃ電車」として改装されました。
車内は、「走る子供部屋」「走るおもちゃ屋さん」として、「いちご電車」を超越するファンキーな装いとなってます。

車内の座席は半分以上が取り払われて木製ベンチに変わり、そのベンチも異なる数種類が設置されています。
一部は子供用の木馬のようなものとなっており、貴志寄りの2706号電車の客室の真ん中にはベビーコットもあるという凝りよう。

2706号電車・2276号電車とも連結面寄りのスペースは、おもちゃ屋さんの陳列棚のようなキャビネットが設置されていて、
この電車のサポーターであるおもちゃ通販企業が扱っている、実物のおもちゃがいっぱい陳列されています。
さらには2276号電車には「ガチャガチャ」もあり、これは実際に硬貨を入れてガチャガチャすることができます。
週末や休日の「おもちゃ電車」では、観光で乗りに来た家族がガチャガチャに行列するほどの人気となっていました。
(ちなみにこのガチャガチャには電鐡グッズのバッチもあり、ガチャガチャでしか手に入らないシークレットアイテムがあります。)







スーパー駅長

 貴志駅のタマ駅長です。2008年1月に「駅長」から「スーパー駅長」に格上げになりました。
 毎年乗客数が5%ずつ減っている同鉄道の売り上げを7%もアップさせたスゴイ猫駅長。
 「スーパー駅長」も、さすがに日曜日はお休みです。





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